ブシロード、20年7月期は売上高2.6%増の330億円 「バンドリ!」IPの売上高は初の100億円超

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ブシロードは9月14日、2020年7月期の連結決算を発表、売上高330億円(前々期比2.6%増)、営業利益27億1000万円(同11.4%減)、経常利益27億5500万円(同9.1%減)、最終利益15億5100万円(同13.8%減)となった。

説明資料によると、TCG部門が第3四半期の売上・利益減から底を打ち回復傾向となり、MOG(モバイルオンラインゲーム)部門が過去最高の売上高を達成した第3四半期並の水準で推移したという。また、前年同期に実施した販促目的の大型リアルイベントをコロナ禍により中止したため、セグメント利益は前年同期を上回る水準となった。

一方のライブIP事業は、6月後半以降、有観客とオンライン配信を組み合わせた開催を積極的に実施したものの、5月~6月前半のほぼすべてのライブ・興行・イベントを中止または延期したことが影響し、当四半期時点では売上高・利益ともに厳しい局面が続いた。
音楽部門ではバンドリ!のアルバムCDなど音楽ソフトの好調が売上高・利益ともに貢献。音楽部門の事業を行う子会社のブシロードミュージックが、前期に続き過去最高売上・経常利益を達成した。

ブシロードグループが現在取り組む主なIPの中では、『バンドリ!』が初の売上100億円超を達成。今後はMorfonica 1st Live「Cantabile」、Poppin’Party 単独ライブ BanG Dream! 8th☆LIVEなど有観客のイベントも徐々に開催され、さらなる盛り上がりが期待できる。

今後はTVアニメ「D4DJ First Mix」、「アサルトリリィ BOUQUET」が10月から放送スタート。両タイトルともスマートフォンアプリなどのメディアミックスを予定しており、今後の展開にも注目が集まる。

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https://bushiroad.co.jp/ir/ir_news