エイベックスのアニメ事業、20年3月期の営業益は2.7倍の8.2億円…「おそ松さん」「ゾンサガ」「キンプリ」貢献

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エイベックスは、5月14日、2020年3月期の連結決算を発表し、アニメ・映像事業の営業利益が前の期比169.0%増の8億2400万円と大幅な増益を達成したことを明らかにした。売上高については同4.8%増の142億4600万円だった。

売上の内訳をみると、パッケージが同6.6%増の44億3700万円、ノンパッケージが同3.9%増の98億1900万円だった。

同社では、イベントとパッケージ作品の売上が増加したため、と説明している。

貢献した作品として、以下をあげている。

・「えいがのおそ松さん」
・「ゾンビランドサガ」 SAGA.3
・「ゾンビランドサガLIVE〜フランシュシュみんなでおらぼう!〜」
・「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」第1巻、2巻、3巻、4巻

四半期ごとの売上と営業利益を見たのが次のグラフとなる。特に営業利益については、第2四半期から第4四半期にかけて右肩上がりで伸ばしたことが確認できるだろう。

なお、エイベックス全体の業績は、売上高1354億6900万円(同15.4%減)、営業利益40億3300万円(同43.1%減)、最終損益11億0200万円の赤字(前の期は23億5400万円の黒字)となった。