IGポート、2020年6月~11月の営業利益は前年同期比142.3%増。電子書籍売上が好調、一部アニメ作品の収益も改善

業界ニュース

1月14日、IGポートが2021年5月期の11月中間期の連結決算を発表。売上高は前年同期比17.7%増の51億4100万円、営業利益は同142.3%増の7億6400万円と増益を達成した。

映像制作事業は、劇場用アニメ「Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編」「劇場版BEM~BECOME HUMAN」、テレビアニメ「NOBLESSE-ノブレス-」「MARS RED」「GREAT PRETENDER」等、その他CМ用・ゲーム用・遊技機用のアニメーションを制作した。
CG制作費や外注費の高騰、制作期間の長期化により厳しい状況が続いているが、納品した一部の作品について改善がみられた。
これにより当事業の売上高は約28億5879万円(前年同期比0.5%減)、営業利益は約2億1089万円(前年同期比22.0%増)となった。

出版事業は月刊誌「コミックガーデン」、コミックス「魔法使いの嫁 14巻」「リィンカーネーションの花弁 12巻」「転生貴族の異世界冒険録 5巻」等、定期月刊誌6点、並びに新刊コミックス・書籍54点を刊行。また、既刊コミックスの「リィンカーネーションの花弁」「転生貴族の異世界冒険録」は、特に販売好調だったという。

書店向け出版売上は前年同期並みだったが、電子書籍売上は新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要の影響もあり好調に推移。これにより、当事業の売上高は約9億1949万円(前年同期比33.3%増)、営業利益は約1億5975万約(前年同期比151.8%増)となった。

関連URL:http://www.igport.co.jp/ir/release.html

©WIT STUDIO/Great Pretenders
©Noblesse Animation Partners
(C)TYPE-MOON / FGO6 ANIME PROJECT