フジテレビ「+Ultra」がクランチロール、スロウカーブと新たな製作体制をスタート。今後は弐瓶勉×ポリゴン・ピクチュアズ新作などを予定

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「海外にアニメカルチャーを広げたい」というコンセプトのもと、高品質で世界基準のアニメ作品を、全世界に向けて発信してきたフジテレビのアニメ枠「+Ultra(プラスウルトラ)」が、新たなパートナーを迎え、新しい製作体制をスタートさせる。

2018年10月より放送がスタートしたフジテレビの深夜アニメ枠「+Ultra」は、第1弾作品『INGRESS THE ANIMATION』をはじめ、『revisions リヴィジョンズ』『キャロル&チューズデイ』『BEASTARS』『空挺ドラゴンズ』など、日本発のハイクオリティな作品を次々と放送し、全世界で高い評価を受けてきました。

世界200以上の国や地域でコンテンツ配信を行い、登録ユーザー1億2000万人、有料会員500万人とアニメ配信サービスとしては世界最大級のプラットフォームであるクランチロールをパートナーに迎える事によって、クランチロールがこれまで蓄積したノウハウや知見を生かしたアニメーションの企画開発・製作を共同で行っていく。また、クランチロールは北米・欧州を中心に、アジア以外の全世界で「+Ultra」コンテンツのマーケティングと独占配信、および商品化を含めたアニメビジネスをより一層強力に展開していく。

さらに、アニメーションを中心に、様々なエンターテインメントコンテンツの企画・プロデュース・宣伝を手掛ける総合クリエイティブ企業であるスロウカーブが、これまで「+Ultra」枠で担ってきたマーケディングプロデュースに加えて、世界に向けたアニメーションの企画開発にも参画していくことが決定した。

今後の「+Ultra」は、「コードギアス 反逆のルルーシュ」など数々の話題作を生み出してきた谷口悟朗が総監督をつとめるオリジナルアニメーション企画『エスタブライフ』や、『人形の国』『シドニアの騎士』『BLAME!』など手掛け、国内外で高い人気を誇る漫画家・弐瓶勉×ポリゴン・ピクチュアズ新プロジェクトなど、豊富なラインナップの制作を発表。更にクランチロールの参画により、海外のタレントやクリエイターとの協業企画なども検討し、今後も海外市場を視野に入れたオリジナル企画の開発や、原作の発掘などを予定している。

また、共同開発作品に先駆け、2021年10月から「+Ultra」枠で放送する『マブラヴ オルタネイティヴ』では、「+Ultra」とクランチロールによるマーケティング・独占配信を実施し、北米・欧州を中心とした、アジア以外の全世界での独占配信が決定した。ゲーム原作としてファン待望のアニメ化となる『マブラヴ オルタネイティヴ』は、エイベックス・ピクチャーズとグラフィニカが設立したFLAGSHIP LINEが初制作を担当。ロボットバトルが魅力の一つであり、1話から出し惜しみなく高いクオリティーのバトルシーンが描かれている。さらにアニメの放送に合わせ、「Project MIKHAIL」といった新作ゲームのリリースも予定されている。

■「+Ultra」タイトルラインナップ
『マブラヴ オルタネイティブ』
『エスタブライフ』
『弐瓶勉×ポリゴン・ピクチュアズ新プロジェクト』