『宇宙戦艦ヤマト2205 後章』上映記念舞台挨拶が開催。小野大輔・山寺宏一、井上喜久子が「2205」完結を語る

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昨日2月4日(金)より劇場上映ほか各種展開を開始した『宇宙戦艦ヤマト2205 後章』について、本日2月5日(土)に新宿ピカデリーで開催された上映記念舞台挨拶のリポートが到着。
小野大輔、山寺宏一、井上喜久子、福井晴敏、西﨑彰司、中村繪里子が登壇し、本作の魅力を語った。

イベントリポート

まずは、登壇者の挨拶からスタート。福井は「いよいよ後章の上映が始まり、次回作『3199』に向けて身が引き締まる思いです」、西﨑は「本作の制作は波乱ばかりの毎日でしたが、やっとこの日を迎えられました」と本作を上映できた喜び、続くシリーズへの意気込みを語った。
小野は「『宇宙戦艦ヤマト2199』で古代進を演じてから約10年、長い旅をしてきました。一人の力ではなく、みんなの力でこの艦を進めてきましたが、ついに大団円を迎えられたという気持ちで一杯です。」、井上は「後章で〈STASHA(スターシャ)〉というサブタイトルが付いたときは、プレッシャーを感じましたが、台本を頂き、サブタイトルの意味を噛みしめ、自分の経験してきた感情・持てる全ての思いで演じさせていただきました。」と作品への熱い思いを語った。また、山寺は、怒涛の展開の連続に改めて驚嘆しつつ「作品を作り上げていただいたスタッフへの感謝の思いで一杯です。そしてなにより、皆さんがご覧になり何を感じるのか一人ひとり聞いて回りたい」と会場の笑いを誘った。

次に、『2205』から参加することとなった新人クルーに焦点を当てトークを展開した。本作のアフレコは感染症対策のため、一人ずつの収録となったが、古代を演じる小野は「古代は先に収録することが多く、他のキャスト達がどんなお芝居をしているのか、少し不安な部分もあった。」と当時の胸中を語った。しかし、完成した映像をみると「新人クルーのみんなは本当に立派でした。自分のお芝居を思った以上に受け止めてくれ、熱い演技で返してくれていた。」と振り返った。

続いて、出演者から本作の印象的なシーンを紹介。小野は「デスラーが全てその身ひとつで背負うところ、また、すべての感情が表現される終盤のシーンはぐっと来ました。『2205』は、デスラーとスターシャの愛の物語だと改めて実感しました。」、井上は「スターシャが真実を語るシーンは台本を頂いたときから涙が止まらなかったです。言い方ひとつで意味が変わってしまうシーンなので、キャラクターの感情、台本の意味を悩みながら演じました。」、山寺も本作のラストシーンを挙げ「内側で燃え滾る感情をどのように表現するかは悩みながら演じました。」と、それぞれのキャラクターの視点から、本作の見どころを語った。

次に、次回作『ヤマトよ永遠に REBEL3199』について話が展開した。西﨑は「シリーズを重ねるごとに独特の福井節が冴えわたってきている。続くシリーズでもヤマトを担いでいってほしい。」、福井は「ひとつだけ言うとすると、いままでの『2199』や『2202』と同程度のボリュームのシリーズになる」と語った。

最後は小野の「この10年間、ヤマトに携わり、その旅の中で出会ってきたスタッフ・キャストのことを思い返していました。途中で寂しくもお別れしてしまったクルー達の気持ちを乗せてここまで来たと実感しています。改めてヤマトクルーになれたことを誇りに思っています。これからもヤマトという艦を未来に進めていきましょう。」と会場のファンに投げかけ、イベントを締めくくった。

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(c)西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2205 製作委員会