『転生したら剣でした』AnimeJapan 2022でステージイベント開催。師匠役の三木眞一郎、フラン役の加隈亜衣が登場

TVアニメ

AnimeJapan 2022 NBCユニバーサル・エンターテイメントブースでTVアニメ『転生したら剣でした』のステージイベントが開催された。

ステージには、師匠役の三木眞一郎さんとフラン役の加隈亜衣さんが登壇。挨拶を終えると、司会者に促されて、ステージにある師匠(剣)のレプリカを構える加隈さん。その様子を見ながら、師匠の声を担当する三木さんは「変な気持ちになる」と漏らす。剣を持ったのは初めてという加隈さんだったが、剣を構える姿も様になっていた。

本作のストーリーは、「知性を持つ武器(インテリジェンス・ウェポン)」である剣に転生した“彼”が、黒猫族の少女フランと出会い旅をしていくというもの。“彼”は装備者との出会いを夢見ていたが、「枯渇の森」に踏み入り動けなくなってしまっていた。そこに巨大な魔獣に襲われたフランが現れ、剣を抜き自身に訪れたピンチを脱する。そこからフランは“彼”を「師匠」と名付け、正式に装備者となっていく。

そんな猫耳少女と親バカな剣が冒険をする原作について、2人がその印象を語っていく。転生したら剣になるということがすでに予想外なのに、その後の展開も読めない……。2人でひとつのバディ感も良かったと語る加隈さん。三木さんは、原作のテンポ感が良くて読み進めやすかったと話していた。そこから師匠とフランのキャラクター紹介へ。

倒した魔獣の魔石を吸収しスキルを喰らうことができ、《念動》で自由に動きまくることが可能で料理も得意という、剣なのに万能な師匠。三木さんは、無機物は演じたことがないということで、初めての経験だったそうだが、その上で演じる際のこだわりなどを語っていく。加隈さんは三木さん演じる師匠に父性をばりばりに感じていたそうで、「師匠だけど、もはやお父さんで、何をするにも全力で肯定してくれる、一家に一師匠欲しいくらいです」と力説していた。

黒猫族は「進化」を目指す種族。旅の途中、両親を失ってしまったフランは奴隷商人に囚われてしまうが、その後師匠と出会い装備者になる。奴隷のときは希望がない状態だったので、師匠と出会う前と後で演技も違っていて、出会った後はいろいろな気持ちが出るので、師匠にかわいがってもらって生まれる気持ちを大切に演じていったとのこと。三木さんも加隈さんのフランを大絶賛。「守ってあげたいし、強くしてあげたいという気持ちが、師匠役として無理に自分の中にある何かから引っ張ってこなくても、自然と出てきた」と三木さんは語っていた。

またアクションシーンにも力を入れているそうで、初公開のPVでは、躍動するフランと師匠の活躍が見られた。もちろん異世界の描写や音楽の壮大さなど、期待せずにはいられない内容だ。

続いてはゲームコーナー「点検したらアレでした」へ。これは師匠のレプリカを持って加隈さんが剣先でツンツンし、その感触でアレが何かを当てるクイズ。スイカ割りの要領で三木さんが指示を出すのだが、師匠らしく、アレのヒントを、次から次へと与えていく。そこは親バカの師匠と重なる感じだった。

「アニメの放送は10月からですけど、それまでにコミカライズや原作小説を読んでいただき、10月の放送を楽しんでいただければと思います」と加隈さん。三木さんは「オフィシャルサイトがオープンし、そこで新しい情報も更新されていくと思いますので、オンエアまでそちらを見ていただき、気持ちを高めて待っていただきたいです。PVでもとても素敵な楽曲が使用されていますので、そういうところでも期待を膨らませて、お待ちいただければと思います」と伝えてステージをあとにした。

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