東映アニメの新規IP研究開発チーム「PEROs」第1弾作品『URVAN』が「京都アニものづくりアワード」テクノロジー・イノベーション部門 銀賞を獲得

業界ニュース

東映アニメーションの新規IP研究開発チームである「PEROs」が制作した、 長崎県佐世保市を舞台にした約5分間の実験映像『URVAN』(ウルヴァン)が、日本唯一のアニメ×異業種コラボ表彰イベント『第1回京都アニものづくりアワード』の「テクノロジー・イノベーション部門」で銀賞を受賞した。

また、 地元の佐世保でも、 本日10月1日に佐世保市が発行した「佐世保市ふるさと納税返礼品カタログ」および佐世保市移住PR冊子「佐世保じかん」にも『URVAN』の取り組みが掲載されている。
第1弾作品『URVAN』でコロナ禍での地方創生映像の制作に挑戦した「PEROs」は、 新たなパートナーと強力タッグを組んで、 全く新たなテーマで第2弾作品に挑んでいるという。

『URVAN』は、 長崎国際大学の協力のもと、 佐世保市を舞台に製作した「“佐世保”が主役」の約5分間の実験映像。 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため制作チームの移動が制限される中、 最新のコミュニケーションツールの活用によるリモートロケハンを実施、 「自分が見せたい佐世保」をテーマに学生の皆さんが撮影した何百枚もの写真を元に絵コンテを作成、 AI を活用しながら背景美術を制作、 密を避けるためにリモート編集を行うなど、 最新のテクノロジーを組み合わせて制作された。

『京都アニものづくりアワード』の「テクノロジー・イノベーション部門」は、 アニメ、 マンガ、 キャラクターなどとIT技術を組み合わせたエンターテインメント性及び技術革新性が高いプロダクト、 サービスなどを対象とした部門。

『URVAN』の受賞理由は、 AIを活用した未来を感じさせる背景美術制作や、 地元の学生と連携してリモートで素材写真を準備するなど、 従来のアニメ制作の仕組みを変える可能性のある新しい試みに挑戦したこと、 また、 佐世保のローカル性を斬新なアニメーションで表現したことも高く評価された。 さらに日本を牽引するアニメ制作スタジオとして、 さらなる研究開発も期待されている。

配信:東映アニメーション公式YouTubeチャンネル内
企画・監督:梅澤 淳稔
プロデューサー:深瀬 晋太郎
演出:都築 悠一
キャラクターデザイン/作画監督:鈴木 沙知
美術監督:葛西 茉耶
色彩設計:中島 苗実
CGディレクター:嶋田 利泰
撮影監督:長谷川 奈穂(旭プロダクション)
編集:神野 学(ソニーPCL)
音楽:高梨 康治(Team-MAX)
製作担当:村上 昌裕
協力:長崎国際大学 人間社会学部 国際観光学科 尾場均研究室
株式会社ジャックラビット
長崎県フィルムコミッション(JFC)
佐世保市 ほか