東映アニメ、20年3月期営業益予想を120→150億円に増額 「ドラゴンボール」「ワンピース」などのライセンス収益貢献

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東映アニメーションは、2019年9月中間期の業績予想を上方修正した。これまで減収減益予想としていたが、一転して増収増益で着地する見通しとなった。中間期の予想については、売上高290億円(前回予想242億円)、営業利益86億円(同63億円)、経常利益89億円(同65億円)、最終利益62億円(同45億円)とした。従来予想からの修正率は、売上高が19.8%増、営業利益が36.5%増、経常利益が36.9%増、最終利益が37.8%増となる。

同社では、国内外でのゲームアプリ化権販売に加え、海外で「ドラゴンボール」シリーズや「ワンピース」の商品化権販売や「ONE PIECE STAMPEDE」の劇場公開に向けた国内のタイアップ・販促向け許諾が上期で好調に推移したため、としている。

下期においては、前年下期にあった「ドラゴンボール超 ブロリー」関連の売上や遊技機の大口契約に相当するものがなくなるものの、好調な上期の状況を鑑みて、通期予想を引き上げた。

2020年3月通期の業績予想については、売上高550億円(前回予想462億円)、営業利益150億円(同120億円)、経常利益153億円(同123億円)、最終利益107億円(同85億円)とした。従来予想からの修正率は、売上高が19.0%増、営業利益が25.0%増、経常利益が24.4%増、最終利益が25.9%増となる。