明日11月22日より公開の劇場OVA『フラグタイム』佐藤卓哉監督らメインスタッフのコメントが到着。森谷&村上のデートシーンを収めた新場面カットも

劇場版

明日11月22日(金)、新宿バルト9ほかにて期間限定公開される、漫画家・さと氏による青春恋愛漫画を原作とした劇場OVA『フラグタイム』のスタッフコメントが到着した。監督・佐藤卓哉をはじめ、メインスタッフ陣が「フラグタイム」に対する熱い思いを語っている。

さらに新規の場面カットも新たに公開となった。美しい夕空や森谷&村上のデートシーンを見ることができる。

スタッフコメント

〇佐藤卓哉/監督・脚本
世界は可能性に満ちていて、それゆえ、時にややこしい。
無限にある選択肢の中で「たったひとつ本当の自分」を見つけ、保ちつづけるのは簡単なことじゃない。
誰かをがっかりさせたくなくて、皆に求められる自分を演じ、少しずつ積もっていく息苦しさに気付かない振りをし続けるうちに、いつのまにか自分が判らなくなっていく───。
アニメ「フラグタイム」は、そんな翳りを内に抱えた二人が触れ合い、束の間つながり合い許し合う瞬間を切り取った作品です。
「それは刹那の夢」かもしれないけれど、観て下さった方々にとって確かな時間であることを願っています。

〇須藤智子/キャラクターデザイン
ご縁をいただき、素敵な原作のアニメ化に携わることができました。
キャラクターデザインとして、原作の持つ空気感や各キャラクターの人となりを大切にしながら、アニメ版では原作とは少し違ったアプローチでの画面作りを目指しています。
原作をご存知の方も、今回初めて作品にふれた方も、アニメ版「フラグタイム」の公開を楽しみにお待ちいただけると幸いです。

〇rionos/音楽
女子高生二人の日常と、時間が止まっている3分間の非日常、その対比を音楽でも表現してみました。
表に出すことはなくても誰もが心の中に秘めている、ヒリヒリする感情と向き合っていく二人の姿を、美しい映像と共に音楽も楽しんで頂けたら嬉しいです。

〇菅原明子/担当編集・プロデューサー
原作の最終回の原稿を読んだ時、会社の机で泣いたことを覚えています。
何かにつけて、「どうせ私なんか」と下を向いていた学生時代の自分に読ませたい、と心から思った「フラグタイム」が、5年という時間を経て、素晴らしいスタッフの方に恵まれ、映像化されることになりました。
今、自分がいる場所から消えたい、と思っている人たちに、どうか届きますように。

〇寺田悠輔/プロデューサー
2014年、社会人になったばかりの頃。この原作に出会い、その優しさに救われました。
自分同様、この作品に救われる人がきっと他にもいるはずだと思っています。
森谷さんや村上さんのように、日々生き辛さ、息苦しさを感じながらも自分なりの美しい生き方を模索する全ての方への敬意をこめて、特に学生の皆さんへの敬意をこめて、今回の映像化と向き合っています。

劇場公開概要
2019年11月22日より、新宿バルト9/池袋HUMAXシネマズ/ユナイテッド・シネマ豊洲/109シネマズ名古屋/梅田ブルク7/TOHOシネマズ なんば/T・ジョイ博多/ユナイテッド・シネマ札幌ほかにて期間限定公開
<上映館情報詳細>https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=fragtime

公式サイト 公式Twitter 作品概要
(C)2019 さと(秋田書店)/「フラグタイム」製作委員会