『君たちはどう生きるか』第96回アカデミー賞 長編アニメーション映画部門賞ノミネート

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宮﨑駿監督10年ぶりとなる最新作『君たちはどう生きるか』(製作:スタジオジブリ)が、第96回米アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞にノミネートされた。宮﨑駿監督作品としては、2002年米公開の『千と千尋の神隠し』、2005年米公開の『ハウルの動く城』、2014年米公開の『風立ちぬ』に続く4度目のノミネートとなり、『千と千尋の神隠し』は見事、日本作品で初めて受賞した。

ノミネートを受けて、スタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーからコメントが寄せられた。

「千と千尋の神隠し」に引き続き2度目のオスカーがもらえたら、本当に嬉しいです。3月の発表を心待ちにします。

本作は、12/8からアメリカ&カナダで2205館で公開され、公開初日から3日間(12月8日~10日)のオープニング興収(先行上映含む)で約1297万ドル(約19億円)を記録し、日本映画オリジナル作品としては初となる、北米週末興行収入ランキング第1位を獲得した。

公開前から、クリスチャン・ベール、デイブ・バウティスタ、ジェンマ・チャン、ウィレム・デフォー、カレン・フクハラ、マーク・ハミル、ロバート・パティンソン、フローレンス・ピューなど超豪華な英語吹き替え版キャストが大きな話題となり、11/22からニューヨーク、 ロサンゼルスの4館で先行上映が開始され、アメリカでの宮﨑駿監督作品の劇場平均興収として過去最高成績を記録。ニューヨーク・タイムズやロサンゼルス・タイムズなど、観客を後押しする好意的なレビューが各メディアから出ており、12/1にはニューヨーク映画批評家協会賞のBest Animated Filmを、12/10にはロサンゼルス映画批評家協会賞のBest Animationとボストン映画批評家協会賞Best Animated Film、1/7には日本作品としては初めて、第81回ゴールデン・グローブ賞のアニメーション映画賞を受賞するなど、賞レースにおいても大きな注目を集めていた。

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