『オリエント』内田雄馬&日野聡&前野智昭の放送直前スペシャル鼎談が公開。「第1クールは布石、第2クールは“物語の本格始動“と言える内容」

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7月11日(月)からの「オリエント」第2クール淡路島激闘編の放送を目前に、それぞれの武士団を代表して、鐘巻武士団所属武蔵役・内田雄馬と武田武士団団長武田尚虎役・日野聡と上杉武士団団長上杉竜臣役・前野智昭による放送直前スペシャル鼎談が公開となった。

第2クール淡路島激闘編では様々な武士団が登場し、かつてない強さを誇る鬼神に挑むのも魅力の一つ。内田は『ある意味で、強大な鬼神との戦いが始まる第2クールは、物語の本格始動とも言える内容なので、放送がとても楽しみです。』、日野は『尚虎は第1シリーズで見せたことのない一面をたくさん披露しているので、彼の新たな魅力をお楽しみいただけたら嬉しいです』、前野は『竜臣はもちろん、「淡路島激闘編」には魅力的な新キャラクターがたくさん登場します。竜臣と兼竜の絆の強さや、兼竜の鬼気迫る闘いに注目してください。きっと上杉武士団を好きになっていただけると思いますよ。』と放送前にオリエントを振り返っている。

第13話「上杉武士団」
【放送】テレビ東京 7月11日(月)25:30~/BSテレ東 7月14日(木)24:30~/AT-X 7月12日(火)23:00
※AT-X リピート放送:毎週木曜11:00/毎週月曜17:00※放送日時は変更になる場合がございます

【あらすじ】播磨の港を訪れた武蔵、鐘巻小次郎、服部つぐみ。そこには淡路島を飲み込む巨大鬼神「砲戦竜・八岐大蛇」討伐を目指す上杉武士団と、上杉の傘下である島津秋弘・尼子勝巳ら各国の武士たちの姿があった。偶然にも武田武士団団長・武田尚虎と再会を果たした武蔵たちは、鐘巻自斎の話を聞き出すべく、上杉武士団団長である上杉竜臣に近づこうとする。しかし、竜臣の部下・直江兼竜から不審者の嫌疑をかけられ……。

放送直前スペシャル鼎談

――まずは間もなく放送開始となる、第2クール「淡路島激闘編」について率直なご感想をお願いします

内田 「安芸旅立ち編」というサブタイトルのとおり、第1クールは武蔵と(鐘巻)小次郎が武士の道を歩き始める様子が描かれました。途中で(服部)つぐみが仲間に加わったり、武蔵と黒曜の女神の因縁が描かれたり、鬼を倒すための鬼鉄刀を手に入れたりと、盛りだくさんな内容でしたが、それらはすべて第2クール「淡路島激闘編」の布石だったりします。ある意味で、強大な鬼神との戦いが始まる第2クールは、物語の本格始動 とも言える内容なので、放送がとても楽しみです。

日野 僕が演じる(武田)尚虎について、第1クールではまだ顔見せくらいのイメージでした。そして第2クールでは、尚虎もキャラクターが掘り下げられていきます。武蔵をおちょくる気さくな兄(あん)ちゃんだった尚虎が、「淡路島激闘編」でどんな一面を見せるのか期待が高まりますね。

前野 僕は第2クールからの参加なのですが、アフレコは途中参加でもすぐに馴染める温かい現場で、とても楽しかったです。じつは最初のオーディションでは尚虎を受けていたので、日野さんが演じる尚虎をアニメで観て、「さすがだな。同じ大武士団のリーダーとして頑張らないと」と気合いが入りましたね。

――各キャラクターについて改めて教えてください。まず、新キャラクターの上杉竜臣はどんな人物ですか?

前野 日ノ本屈指の武士団である上杉武士団の団長で、統率力に優れたカリスマ性のある人物です。一度“家族”と認めた者はとても手厚く扱いますが、家族以外には冷徹に振る舞う極端な性格をしています。味方にすると心強いけれど、敵に回るとやっかいな存在ですね。

内田 眼光鋭いビジュアルからして、強キャラクターですよね。なのに作内屈指の家族思いというギャップがあって。同じ立場の(武田)尚虎ともタイプが異なる、かっこいいリーダーです。

日野 竜臣も尚虎もリーダーとしての魅力にあふれているのですが、部下からの慕われ方が異なっているんですよね。例えるなら、竜臣が主従関係のきっちりあるプロ野球チームの監督で、尚虎が気心の知れた草野球チームの監督といったイメージかな(笑)。

前野 わかります!竜臣のほうが尚虎よりも年上なこともあってか、上司感がありますよね。いっぽう尚虎は竜臣と比べて、団員との距離が近い印象です。

――続いて、主人公の武蔵について教えてください。

日野 武蔵はどんなに格上の相手でも怯むことなく、自分の志を曲げないところがカッコイイですね。周りの人間とのコミュニケーションで悩んだりと繊細な一面を持ちながら、一方でしっかり少年マンガの王道主人公もしていて面白いです。

前野 生い立ちが複雑だったりと気になるバックボーンがある武蔵ですが、彼自身はとてもまっすぐな少年ですよね。そのがむしゃらな行動が周りの人々の心を動かしていくので、観ていて気持ちいいし、すごく感情移入しやすいです。将棋でいうと香車、みたいな存在でしょうか(笑)。

日野 尚虎や竜臣からすると、その融通の利かなさというか危なっかしさも含めて、目が離せないんだよね。なんなら尚虎は、どこか自分と武蔵をを重ねて、シンパシーを感じているのではないかと個人的には思っています。だから武蔵をついついイジってしまうんじゃないかな。

――では、尚虎はいかがでしょうか?

内田 武蔵自身は手の平の上で踊らされている感があって絶対にムカついていると思いますが(笑)、僕の感想は“理想の大人像”のひとつといった感じです。むちゃくちゃ強くて、親しみやすい性格で、部下からも慕われていて、かつ大武士団のリーダーで。武蔵へのイジワルもどこか茶目っ気があって、さっぱりしているんです。あまりに魅力が多すぎて、ズルいとすら感じます(笑)。

前野 尚虎は武蔵に、「こう言われたら悔しいだろう」セリフを的確にぶつけるよね(笑)。

内田 ですね。絶妙に発破をかけてくるところがまた、「くそー!!」といった感じです(笑)。

前野 底が見えない強キャラ感もずっとありますね。どんなにピンチな状況であっても余裕がありそうだなと。あと、日野さんのお芝居によって、気のいいお兄ちゃん感をより強く感じます。

――第2クール「淡路島激闘編」において、それぞれのキャラクターを演じる上で心がけたことを教えてください。

内田 「淡路島激闘編」では、第1クール以上に武蔵の成長が数多く描かれています。大きく異なる点は、武蔵が身を置く状況ですね。これまでは親友の小次郎など、気心の知れた仲間と一緒に行動していましたが、「淡路島激闘編」では離れ離れになってしまうんです。そんな心細い状況のなかで自身と向き合う様子が赤裸々に描かれていくので、僕も武蔵ともっと心を通わせるべく体当たりの演技で臨みました。

――「淡路島激闘編」の序盤で描かれる武蔵の状況は、誰もが共感できる内容ですよね。

内田 新しいグループや新しい環境に加わるとき、多くの人が直面する問題だと思います。空気をむちゃくちゃ読む武蔵が、そんな状況でどのように立ち回るのか、またどんな問題に直面するのかも注目してもらいたいです。

――日野さんは「淡路島激闘編」の尚虎を演じるうえで、第1クールと比べて意識されたことはあったのでしょうか。

日野 第1クールとは打って変わって、シリアスな展開がたくさん描かれるのですが、どんな状況でも“下町の兄ちゃん感”は忘れないようにしました。尚虎の大きな魅力のひとつは、あの親しみやすさだと思っていて、それが武田武士団のアットホームな雰囲気にも繋がっています。だからどんなに重々しい場面であっても、尚虎らしさが感じられるように心がけました。

前野 尚虎は「淡路島激闘編」の登場シーンからして、大武士団の団長と、お茶目なお兄ちゃん感が同時に描かれますからね。

内田 あの登場シーンは本当にヤバイ! その場に居合わせた武蔵の心情を慮ると、同情せずにはいられないです(笑)。

日野 尚虎好きにはたまらないシーンだと思うので、第13話(第2クール第1話)をお見逃しなく(笑)。

――前野さんは、竜臣を演じるうえでいかがでしたか?

前野 竜臣のシーンは、上杉武士団の団長としての顔が一番多かったので、まずはリーダーとしてどっしり構えた雰囲気を持ち続けることを意識しました。ストーリーが進んでいくと竜臣の弱さも明らかになっていくので、物語の後半ではそういった人間味あふれる部分にも注目してもらいたいです。あとは、上杉武士団の結束力の強さも感じてもらいたいですね。アフレコでは直江兼竜役の花江夏樹くんや宇佐美黒子役の日笠陽子さん、甘粕政紀役の中島ヨシキくんと一緒に収録する機会をたくさん作っていただきました。彼らと一緒に作った上杉武士団独自の雰囲気を楽しんでください。

内田 第13話では、竜臣と武蔵が語り合うシーンもありますよね。竜臣が武蔵たち若い武士を戦に送り出すことへの葛藤を口にしていて、部下への思いの強さとか、リーダーとしての責任感の強さとか、竜臣の魅力が詰まったすごくエモいシーンなので、そこもぜひ観てもらいたいです。

前野 ただ、そのあと武蔵をとんでもない目に合わせちゃうけどね(笑)。

――「淡路島激闘編」にはさまざまな武士団が登場しますが、みなさんだったら、どの武士団に入りたいですか?

日野 武田の良さはよく分かっているので敢えて外して考えると、僕が入団するなら、上杉武士団です。上杉武士団は絶対的リーダーの竜臣がいて、参謀の黒子がいて、攻撃の要に兼竜がいてと、適材適所な人事が素晴らしいじゃないですか。組織が大きくなるほど、人材のマネジメントが必須だと思うので、その能力がとても高い上杉武士団で働いてみたいです。

前野 僕も上杉武士団に入団したいですね。自由でアットホームな武田武士団も惹かれるんですけど、僕自身が自由を持て余すタイプなので、能力に見合った仕事をくれそうな上杉武士団を選びました。あと、「俺に付いてこい。俺が守ってやる」な竜臣の性格が、上司として心強いと感じたのも理由のひとつです。

内田 悩みましたが……鐘巻武士団にします。理由はまだ団員が少ないことと、「“最強の武士団”を作る」以外ほぼ何も決まっていないからですね。結成したばかりなのでなんでもありだし、自分たちでイチから育てていくという経験は貴重かなと。スタートアップ企業に入社するイメージでワクワクしますしね。

前野 小次郎と武蔵、どっちが社長を務めるの? ダブル社長?

内田 小次郎ですね。鐘巻武士団の団長は小次郎なので。

日野 じゃあ武蔵は営業バリバリやっている感じかな。

内田 営業もやりますし商品開発もやりますよ! なんせ団員数3名ですから(笑)

――またお3方はYouTubeのavex pictures公式チャンネル(https://www.youtube.com/user/avexpictures)で配信予定の、動画企画『TVアニメ「オリエント」最強はだれだ!?激闘戦!』でも共演されているそうですね。

内田 武蔵たちが掲げる「“最強の武士団”結成」の夢になぞらえて、“最強”をかけて対決する動画企画ですね。第1クールでは、僕と小次郎役の斉藤壮馬くんがさまざまな企画で競い合っていました。日野さん前野さんに僕による3人での企画自体が初めてだったので、めちゃくちゃ楽しかったです!

日野 かなり難しかったね。

前野 ですね。まったく縁のない分野だったので、勉強になりました。

――バトルは白熱しましたか?

日野 どうだろう。誰か1位を目指してた?

前野 順位にこだわる余裕がないくらい別のことに必死でした(笑)。

内田 みんな勝つことより、笑いに貪欲でしたね。なので勝敗は覚えていませんが(笑)、面白い内容にはなっていると思うので、そちらもご視聴いただければと思います。

――最後に、ファンに向けてメッセージをお願いします。

前野 竜臣はもちろん、「淡路島激闘編」には魅力的な新キャラクターがたくさん登場します。なかでもおすすめは、上杉武士団の勘定方・直江兼竜です。竜臣と兼竜の絆の強さや、兼竜の鬼気迫る闘いに注目してください。きっと上杉武士団を好きになっていただけると思いますよ。第1クールをご覧になっていない方でもハマる、熱い展開が目白押しなので、少しでも『オリエント』が気になっている方は、第13話をご覧ください。応援、よろしくお願いします。

日野 原作マンガでも屈指の激熱バトルが描かれた「淡路島激闘編」のアニメ化ということで、第1クール以上の熱量をお届けできるように僕らキャスト陣も気合いを入れてお芝居をさせていただきました。シリーズ最大の敵・八岐大蛇を相手に、武蔵たちがどのように立ち向かうのかぜひご期待ください。さらに尚虎は第1シリーズで見せたことのない一面をたくさん披露しているので、彼の新たな魅力をお楽しみいただけたら嬉しいです。

内田 第1クールに続いて第2クールをお届けできることは非常に幸せなことで、ひとえに応援してくださっている皆さんのおかげです。改めて、本当にありがとうございます! そしてお待たせしました。ドラマもキャラクターもバトルもすべてパワーアップした「淡路島激闘編」がついに始まります。“戦国バトルアクション“の真骨頂が味わえる内容になっていますので、1度では終わらず、2度3度と観返して、さまざまな角度から楽しんでいただければと思います。また武蔵たちと一緒に、心躍る冒険へと旅立ちましょう!

TVアニメ「オリエント」作品情報

【放送】
TVアニメ「オリエント」第2クール淡路島激闘編2022年7月11日(月)より放送開始!

【テレビ東京】7月11日から毎週月曜25:30
【BSテレ東】7月14日から毎週木曜24:30
【AT-X】7月12日から毎週火曜23:00

※AT-X リピート放送:毎週木曜11:00/毎週月曜17:00
※放送日時は変更になる場合がございます

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©️大高忍・講談社/「オリエント」製作委員会