『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』初のファンイベントが開催! アブトの自由研究がテーマの朗読劇、第36話の生オーディオコメンタリーも

イベント

2月19日(土)に『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』では初めてとなるファンイベント「超進化研究所がおくる!シンカリオンZ感謝祭」が開催された。今回は、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を鑑み、オンライン限定で配信された本イベントのレポートが到着。マル秘エピソードの紹介や生オーディオコメンタリー、さらにはキャスト総出演で行われた朗読劇やテーマソングの歌唱などが行われた。

オフィシャルイベントレポート

『シンカリオンZ』としては初めてとなるファンイベント「超進化研究所がおくる!シンカリオンZ感謝祭」が、2月19日(土)にオンラインで開催された。主演の津田美波(新多シン役)、鬼頭明里(碓氷アブト役)をはじめ、豪華メンバーが出演したステージの模様を紹介!

司会のテレビ東京・片渕茜アナウンサーの呼び込みで、ステージには津田、鬼頭、福山潤(スマット役)、寺崎裕香(大曲ハナビ役)、鷄冠井美智子(戸隠タイジュ役)、蒼井翔太(嵐山ギンガ役)、そして池添隆博監督が登壇。「可能性はゼロじゃない!(津田)」など担当キャラクターの決めセリフと共に視聴者へ挨拶を行い、イベントは和やかにスタート。

オープニングを終えて行われた最初のコーナー「回答!!おしえてシンカリオンZ!」では、事前にファンから募集した『シンカリオンZ』にまつわる様々な質問について、キャスト・監督が回答。「演じているキャラクター以外で演じてみたいキャラクターは?」の質問に、鬼頭と鷄冠井は大曲ハナビと回答。その理由を鬼頭は「ハナビの英語のアドリブはいつも『かっこいい』と思っていたので、言ってみたいんです」と話すと、寺崎からはアドリブに入れる英語を検索して調べたり、どこにアドリブを入れるかを考えたりしていたという、アドリブにまつわるエピソードも語られた。また、新多シンを選んだ津田が「正直に言いますと、オーディションを受けたときから私はシンくんに一目惚れに近くて……(笑)。シンが演じられてよかったです」というドキッとする理由を述べると、ほかのキャスト陣からは「運命だ!」というツッコミも入った。

「アブトが覚醒したときに髪の毛の色が変わったり、長さが伸びたりする理由は?」という質問に池添監督は「ぶっちゃけ雰囲気です……(笑)」とまさかの回答。「真面目に答えるなら、黒髪化に加え、荒んだ感じや荒ぶれた悪っぽい感じを出したくて、シルエットでその表情が表現できるように、髪の長さも変えてもらったんです」と、初公開されたキャラクターデザインのラフスケッチと共に改めてキャラクターデザインについての考えが説明され、キャスト陣はうなずきながら話に聞き入っていた。

「印象に残ったエピソード」については、津田がシンと前シリーズの主人公・速杉ハヤトが出会った第33話を選択。シンとハヤトとのやりとりで様々なことを考えさせられたと話すと、池添監督からは、実はシンとハヤトが共闘をするはずだったが、シンにいろいろなことを考えてほしくて、シンが1人で戦う話にしたという貴重な制作の裏側が明らかになった。さらに、つい先日がバレンタインデーだったことにちなみ、各キャストが担当キャラクターに贈りたいチョコレートも発表。「ぬか漬けチョコ」「二次元コードチョコフォンデュ」といった謎のチョコレートを贈りたい理由が、それぞれを選んだキャストから発表され、大盛りあがりの一幕となった。

次のコーナー「みんなで観よう!!シンカリオンZ」では、キャストや監督がアニメ本編を観ながら副音声を当てるという、生オーディオコメンタリーを実施。ここで上映されたのは、シンとアブトの戦いに決着がつき、アブトがシンたちのもとに帰ってきた第36話『決着、シンとアブト』だ。映像に合わせて、シンとアブトの決闘感を高めるために、戦いの舞台を闘技場のようなデザインにしたことや、アフレコの収録順を工夫することで、キャスト陣の集中力を高めていったといった制作に関するエピソードが挙がった。また「叫ぶシーンが多くて腹筋が割れそうになった」など、映像を観て思い出した収録時の感想なども飛び出し、普段は聞くことができない内容ばかりの楽しいオーディオコメンタリーとなった。

ここで池添監督は一度降壇。最新情報の告知が行われたあとには、「超新作!!オリジナルエピソード生朗読」が行われた。テレビアニメ本編では描かれることのなかったサイドストーリーが展開するという、注目の内容だ。1本目は第37話『超進化!ダークシンカリオン』で描かれた、アブトがやり残していた自由研究がテーマ。第14話に登場した「鉄道実力テスト」の幻の一問も明らかになり、アブトから「ボーッと生きてんじゃねーよっ!!」というセリフも飛び出した。2本目では、引き続き自由研究のテーマに悩むアブトに対し、ほかの運転士たちがさまざまなテーマを提案。寺崎の歌う「チェンジ!シンカリオン」や蒼井の歌う「未来Cool☆Express」など、人気のキャラクターソングも初めて生披露され、『シンカリオン』ファンにはたまらない内容となった。

朗読劇に引き続き、ステージではオープニングテーマ「ニューチャレンジャー」を出演キャスト全員で歌うライブパートに突入! アニメOPで「ニューチャレンジャー」を歌うBOYS AND MENのパワフルな歌声に負けない、力強くも華やかなボーカルが披露された。

イベントも大詰め。ここでシンとシンカリオンZ E5ヤマノテ、そしてアブトとダークシンカリオンアブソリュートが描かれた最新キービジュアルが公開された。今後の新たな敵に共に立ち向かうイラストを見て、キャスト陣の興奮はマックスに! さらに次世代新幹線試験車両「ALFA-X(アルファエックス)」をモチーフにした「プラレール シンカリオンZ アルファエックス」の発売もアナウンスされた。

池添監督がステージに戻り、イベントはフィナーレへ。イベント出演陣からは、作品やキャラクターたちに対する熱い思いのこもったメッセージが視聴者に贈られた。まだまだ放送が続く本作。キャスト陣も監督も全速前進で戦い抜く決意を語り、イベントは幕を閉じた。

なお、このイベントは、2月26日(土)23時59分まで、アーカイブ配信中だ。詳しくはhttps://sho-cul.com/courses/detail/353をチェック。

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