U-NEXT『アレックス・ライダー』花江夏樹&下野紘がオンライントークを実施。外画吹き替えの挑戦で得た手応えを語る

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U-NEXTは、9月12日(土)、U-NEXTオリジナル『アレックス・ライダー』配信記念オンライントークライブを開催した。

2,000万部以上を売り上げた原作を映像化し、世界100カ国以上で展開される大型海外ドラマ『アレックス・ライダー』。日本ではU-NEXTが独占配信中だが、主役の少年スパイ・アレックスとその友人・トムの声をそれぞれ声優・花江夏樹さんと下野紘さんが務める日本語吹替版にも注目が集まっている。
今回のオンライントークには2人をゲストに招いて開催(花江さんはリモート出演)。その模様はTwitterを通じて、のべ2万人以上に視聴され、また家電量販店「エディオン」店頭でも生配信された。

声優として経験豊富な2人だが、いわゆる“外画”(=日本外で制作された映像作品)吹替の経験は多くないと口を揃える。「スパイアクションものとか観ていてドキドキする作品が大好きなのでオファーいただけて嬉しかったし、すごく楽しい経験でした。それでもやはり慣れない現場に行くことには緊張があるんですが、キャストに下野さんや森川(智之)さんといったアニメの現場で見知った方がいたので、そこで落ち着きましたね」と花江さん。対する下野さんも、「僕も同じ。主人公の友達役と言われていて、その主人公が花江君と聞いた時、『なるほど!花江君の友達か!』とホッとしました(笑)」。

オリジナルのキャラクターに声をあてるアニメと、生身で演じる外国人俳優の呼吸に合わせながらの“外画”。その吹替方法の違いについては、興味深い話が続出した。
「やっぱり原音(演じる俳優の声)があるのがアニメとの大きな違い。原音を大切にしつつ、日本語ならではの良さも乗せたいと思いながらやっていました。『アッ』や『ウッ』のリアクションも海外だとまた違った音なので、真似するのが実は大変なんですよ」と、花江さんが意外なポイントを語ると、下野さんも「海外の方の呼吸で会話しなければならないってことですよね。日本語をしゃべりながらも、日本語とは呼吸が微妙に違う。現場では、聞こえる声が静かめでも、その時の表情の豊かさに声のテンションを合わせてほしいと言われました。“聞く“と“見る“、その両方に集中しながらというのはアニメ以上に大変でしたけど、そこも花江君相手なら安心して合わせられたかな」と、新たな挑戦における手応えを語った。
ちなみに、アレックス役のオット・ファラントとトム役のブレノック・オコナーの声は似ているらしく、自転車に乗りながら後ろ姿で掛け合うシーンなど、「今どっちの声!?」と混乱したこともあったそう。

花江さん演じるアレックスは、実は敏腕スパイだった叔父の後を継いで「MI6」の若きスパイとなる青年。下野さん演じる友人・トムは、ややお調子者ながら、危険と隣り合わせのアレックスを明るく支える人物だ。「演じるキャラクターと似ているところは?」の質問には、互いの関係性がにじみ出た回答が。「僕が、アレックスと花江君が似てるなと思うところは、いろいろな状況下に追い込まれても落ち着いているところ。アレックスは真顔で落ち着いていて、花江君は笑ってる状態で落ち着いている(笑)。僕は逆のタイプなので、どうしたらそんなに落ち着けるんだろうと(笑)」と言う下野さんの自分評に照れつつ花江は、「下野さんはすごく仲間想い」と返す。「コミュニケーションを大切にして、誰とでも分け隔てなく接してくださる潤滑油的な存在。ヌルヌルです(笑)。トムもアレックスとの友情や人とのつながりを大事にする人なので似てますね」。

こうして盛り上がった約1時間のイベントは、Twitter上の質問で最も多かった「もしスパイになったら何をしたい?どこに潜入する?」という問いで締め括られた。「どこに潜入したいかはこんなところでは発表できません!あんなところやこんなところに忍び込んでみたい」と下野さんがケムに巻くと、アレックス役の花江さんは、「身の危険があるのでスパイはちょっと…」というまさかの回答!すかさず下野さんが「憧れろや!」のツッコミを全力で入れ、最後まで息ピッタリ、笑いの絶えないままに終了となった。

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