『映画 バクテン!!』舞台挨拶に小野大輔・近藤隆・下野紘ら3年生キャスト集結! 「役者人生を注ぎ込んだ作品であり、未来に進んでいく作品」

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7月23日(土)に『映画 バクテン!!』アオ高3年生トリオ特別舞台挨拶が行われた。舞台挨拶には私立蒼秀館高等学校(通称:アオ高)男子新体操部の3年生キャストが集結。キャプテン・七ヶ浜政宗役の小野大輔、副キャプテン・築館敬助役の近藤隆、女川ながよし役の下野紘が登壇。本作への想いや印象的なシーンなどを語り、大いに盛り上がった。

<以下、オフィシャルレポート>

満員の客席から大きな拍手で迎えられ、小野さん、近藤さんがそれぞれのキャラクターのイメージに合わせ挨拶をしていく中、下野さんはピースサインのポーズ付きで挨拶し舞台挨拶がスタート。
まずは、MCからの質問で高校生の部活動を扱う作品が多数ある中、「バクテン!!」の魅力について聞かれると、小野さんは、一言でいうと“青春”で、何かに自分のすべてを注ぎ込み、そのために生きるという人生の中で大切な時間を描いた作品だと言い、近藤さんは、誰でも見やすい、共感しやすい作品だと言い、近藤さん自身もTVシリーズを見て明日も頑張ろうという気持ちになっていたと語りました。下野さんは、リアリティのある作品と言い、新体操というスポーツの部分だけでなく、日常シーンでそれぞれの悩みや努力が詰め込まれており、誰でも壁にぶち当たったり悩んだりすることもあるはずで、そこがリアリティを感じる部分だと述べました。

3年生キャストが集結しているということで、3年生の引退が描かれている部分についての質問には、小野さんは作中でも七ヶ浜(小野さん演じるキャラクター)が言っている通り、「悔いが残らないようにやりきろう」と思ったと明かしました。男子新体操の世界では、部活卒業後にはプロリーグなどがないため、“これが最後”という感情を全身全霊で演じたとアフレコ当時を振り返りました。

本作は試技シーン以外にも仙台の風景が緻密に描かれているため、3人全員が実際に仙台に行き、空気を感じてみたいとと思っていると告白しました。また、小野さんは、宮城県に小野という名前の付いた駅(陸前小野駅)があり、過去にイベントで訪れた経験もあり、本作でもキャラクターの名前が宮城県の地名になっていることで、キャラクターをより身近に感じ、感情移入しやすかったと明かしました。また母親が福島県出身という下野さんも、本作が岩手県・宮城県・福島県の被災3県を舞台にアニメツーリズムを推進するプロジェクト「ずっとおうえん。プロジェクト 2011+10…」の一環だと知り、身近に感じたと話しました。近藤さんも、復興が進んでいく中、未来に向けて明るいものを目指していきたい、そのために「バクテン!!」という物語があるのかもしれないと述べ、3人のますます仙台に行かなければ!という雰囲気に会場から拍手が起こりました。

ここでMCから、「バクテン!!」公式Twitterにて小野さん、近藤さん、下野さんのサイン入りグッズが当たる感想投稿施策キャンペーンの実施のお知らせが伝えられると、小野さんは、皆さんがたくさん感想を投稿していただくことによって、上映期間が伸び、仙台に行くチャンスがあるかもしれないと観客にキャンペーン参加を呼びかけると、近藤さんと下野さんからは、そう言うと思った!とツッコミが入り会場の笑いを誘いました。

最後の挨拶で、小野さんは、「バクテン!!」は役者人生を注ぎ込んだ作品であり、また未来に進んでいく作品とも語りました。そして、満員の客席に向けて、「バクテン!!」を見て未来に向かって欲しいし、そんな作品に出会えて幸せですと述べました。ラストは、マイクを外し3人で「ありがとうございました」と感謝を述べ舞台挨拶は終了しました。

尚、上記舞台挨拶の前に行われた、本編上映後の舞台挨拶では、ネタバレありということで、それぞれが印象に残っているシーンについても明かしており、小野さんは後輩の亘理光太郎(神谷浩史さんが演じるキャラクター)がライバルであるシロ高に頭を下げるシーンや七ヶ浜が亘理に放った「頼んだぞ、亘理キャプテン」というセリフと、本編終盤で七ヶ浜が亘理に「もうお前は立派なキャプテンだ!」というシーンが素晴らしいと語り、そのシーンで女川が亘理に掛け寄るセリフ、築館がそれを見つめるシーンにも言及し、この3人で3年生を演じた喜びを語り、「映画 バクテン!!」では亘理が主人公のようだと、3人とも、亘理に関するシーンがお気に入りだと語りました。また、1年生を演じた石川界人さん、土屋神葉さんについても、キャラクターのままだったと作品のリアリティを増したキャスティングについても、この作品の熱を感じたと述べた。

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