バンダイナムコフィルムワークス、『転スラ』『ブルーロック』など制作のエイトビットを完全子会社化。継続的なIP創出を促進

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バンダイナムコフィルムワークスは、2020年より業務提携を行い同社の主力IPである「転生したらスライムだった件」や「ブルーロック」など数々のアニメーション制作を手掛けるエイトビットを、2024年4月1日に完全子会社化することとなった。

■完全子会社化の経緯と展望

エイトビットは2008年の創立時からバンダイナムコアーツ(現:バンダイナムコミュージックライブ)が手掛ける数々の作品のアニメーション制作を行い、2020年6月にはヒットコンテンツの創出力強化を目的に業務提携を実施。「転生したらスライムだった件」をはじめとするさまざまな作品を制作してきた。

バンダイナムコアーツの映像事業部門が2022年4月にサンライズ(現:バンダイナムコフィルムワークス)と統合した後も、両社のアニメーション制作へ向けた協力関係はより一層深化し、今回、主力IPのさらなる拡大と制作ライン拡充による継続的なIP創出の促進を目的に、完全子会社化に至ることとなった。

今後、エイトビットはバンダイナムコグループの一員としてバンダイナムコフィルムワークスのノウハウやネットワークを活用し事業連携を強めていく。

バンダイナムコフィルムワークスは、安定したクオリティを保ちつつ、作作品の魅力をアニメーションならではの手法で引き出すことに長けたエイトビットの制作ラインを活用・連携することで、「転生したらスライムだった件」や「ブルーロック」などの主力IPの育成を図るとともに、魅力的なIPを継続的に創出できる体制を構築していく。

【子会社の概要】(2024年4月1日付)

会社名:株式会社エイトビット
本社:東京都杉並区
代表者:須⼭ 博一
役員構成:
代表取締役社長 須山 博一
取締役 河野 聡 (バンダイナムコフィルムワークス取締役副社長 兼任)
取締役 仲吉 治人 (バンダイナムコフィルムワークスIP事業本部第1事業部GM 兼任)
取締役 近藤 文吾 (バンダイナムコフィルムワークスIP事業本部第4事業部GM 兼任)
監査役 正木 直也 (バンダイナムコフィルムワークス取締役 兼任)
事業内容 :アニメーション作品の企画・制作、3DCG・グラフィックデザイン・
キャラクターデザイン、キャラクターグッズ等の商品開発
設立 :2008年9月26日
URL:https://8bit-studio.co.jp/

■株式会社バンダイナムコフィルムワークス
代表取締役社長 浅沼 誠 コメント
株式会社エイトビットを当社グループに迎えられたことを大変嬉しく思います。
両社のより強力なタッグによって、これまで以上に安定した制作力と確かなクオリティで“いいもの”をつくり続け、世界中の皆さまに感動や驚きを継続的にお届けしてまいります。ぜひご期待ください。

■株式会社エイトビット
代表取締役社長 須山 博一 コメント
これまでの2社間の業務提携が良い形で成長しており、今後のさらなる発展と挑戦に向けて資本参加を受け入れることとしました。
アニメーション製作における意思決定のスピード感を高め、エイトビットが得意とする安定したクオリティの映像制作とバンダイナムコフィルムワークスの得意とする営業戦略を組み合わせることで、より多くの魅力的な作品を提供し、さらなる社業の発展に努めてまいります。