太田彩華が中心となる文学的青春パンクバンド“太田家”3ヶ月連続で青春パンクナンバーを配信リリース

声優

新人声優/歌い手として活動中の太田彩華さんが、中心となるプロジェクト文学的青春パンクバンド”太田家”より3ヶ月連続で青春パンクナンバーを配信リリースする。

太田さんはアニメ「闇芝居」(七期)へ出演。他にも、ゲームアプリ「ナイツクロニクル」エランデル役や「NOeSIS歌う影の戯曲」の古宮鏡花役、「キグルミキノコQ-bit」祟ヶ淵ルクルート役。ドラマCD「アイの箱庭」のハートロック役など、声優として活動中。

作詞家としても、アニメ「消滅都市」エンディングテーマ「With Your Breath」や、メディアミックス作品「Re:ステージ!」のユニット「Stellamaris」の「Time and Space」などいくつもの作品を手がけており、更には自身のパーソナリティーを活かしサバゲー体験TV「サバゲノム」や朗読動画「ひらり言の葉一枚」などYOUTUBE番組にも出演、多種多彩な活動を行っている。

文学的青春パンクバンド”太田家”としての活動は2019年4月からスタート。 きっかけは、昨年11月に“太田彩華”として行った初ワンマン公演のとき。
当時、演奏を担ったメンバーたちと意気投合した太田さんが、「これからも一緒に私が昔から好きだった青春パンクバンドをやりたい。」と発言。その想いを受け止め、メンバー全員が太田姓(太田彩華(Vo&B)/太田ERIKA様(G)/太田ひさおくん(Key)/太田たけちゃん(Dr))を名乗る太田家(おおたや)が誕生した。

“文学的青春パンクバンド”を掲げたのも、リーダーの太田彩華さんがガガガSP/銀杏BOYS/NUMBER GIRLなどの青春パンク好きで、江戸川乱歩や夢野久作を好む文学ヲタクというところを発祥としている。
ただし、異端な文学ロックを表現しているわけではなく、その音楽性は、彼女の愛らしいキャラクターを活かした「青春の息吹を覚えるキャッチーで胸熱、しかもガーリーな青春パンクスタイル」。その親しみやすさと、ライブで一緒に歌い騒げるシンガロングスタイルが受け、親戚(ファン)たちが増え続けている。

太田家は、7月より3ヶ月連続で配信リリースを実施。9月1日で3曲すべてが出揃った。今回、太田彩華さんが配信した3曲について語るコメントが到着した。

「名もなき少年の 名もなき青春」

「太田家として初めて作った楽曲であり、太田家の顔となるのが「名もなき少年の 名もなき青春」になります。歌詞には、”僕”という少年が夢を求め旅立つ姿を投影。上京するときに感じていた「すごく不安なんだけど、希望にも満ちあふれていた心模様」、そんな「”ときめき”と”不安”」を記しています。
ここに登場する”僕”は、わたし自身の経験を映し出した姿。当時、胸の内に抱いていたもやもやとした想いを、今だからこそ、こうやって表現できたなとも感じています。わたし自身が、ずっと青春の中で生きていたい性格。だから青春パンクバンドをやっていますし、その青春模様を「名もなき少年の 名もなき青春」へ思いきり詰め込みました。とくにサビ後の叫びは、青春爆発って感じです。
ライブでも、親戚一同が叫びながら盛り上がってくれます。この歌では、わたしが高ぶる感情のままに叫ぶところも聞きどころですけど。じつは、出だしの「さよなら、徒然なる僕のイメージよ 発車ベルに身を任せた」という文学的な表現にもときめいて欲しいなと思っています」

「星明りのメロディ」

「ドラムの太田たけちゃんは、元ザ・マスミサイルという青春パンクバンドのメンバーだった人。太田ひさおくんも、ヒライシュンタさんと繋がっている背景もあってのことですが。メンバーに「文学的青春パンクバンドと聴いて、どんなバンドをイメージする?」と聴いたとき、二人が「ブギージャック」と上げたことから、ヒライさんに楽曲を書いていただこうと思い、オファーをしました。わたしも、ヒライさんの作る青春を感じさせるメロディやロマンチックな歌詞が大好きです。
実際に上がった楽曲も、文学的青春パンクバンドという言葉にピッタリの内容。面白いのが、同じ文学的な表現でも男女の感情面での違いがあるのか、歌詞のテイストが異なること。「名もなき少年の 名もなき青春」と同じく”旅立ち”を表現してゆく内容とはいえ、「星明りのメロディ」の主人公は前へ進もうとしていく中でも、過去の想いを引きずってしまう面を垣間見せるんですね。でも、その表現に切なくもロマンチックさを感じるように、そこへ、わたしには書けない一面も覚えました」

「夢の散歩者」

「タイトルを文学的にしたくて、江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」のタイトルをオマージュし「夢の散歩者」と名付けました。ただし、内容はまったく異なるところが太田家らしさ(笑)。「夢の散歩者」でわたしが心がけたのが、「気持ちに寄り添ってくれる歌詞にしたい」という想い。わたしにとって、気持ちへ寄り添う存在が母親でした。なので、「あなたと見たいものがあるんだ」など、わたしは「夢の散歩者」を母への想いとして書いています。

わたしは今、自分が夢見ていた大好きなことをお仕事にしているわけですけど。それが出来ているのも、夢を叶えようとしてきた自分を支えてくれる存在が居たからこそ。それが、わたしにとっては母親です。だからこそ、その夢を母親にも見せてあげたいし、一緒に観ていたい。その気持ちを投影したように、この歌に触れた人たちも自分の大好きな人を想って聴いてくれたら嬉しいです。中へ、「たとえばあなたが世界の果てでも天国でも必ず迎えに行ってあげるよ」と書いていますけど、うちの母親は超元気です(笑)。あと、8分の6拍子のパンクナンバーという曲調もすごくノリを出している要因になっています。ぜひ、ライブを通し一緒に歌い騒ぎましょう!!」

TEXT:長澤智典

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