『STAND BY ME ドラえもん 2』予告映像、ティザーポスターが公開。妻夫木聡が大人のび太続投

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近日公開を予定している3DCGアニメーション『STAND BY ME ドラえもん 2』の予告映像とティザーポスターが公開された。

予告映像では「のびちゃんのお嫁さんをひと目見たくなっちゃった」という、愛するおばあちゃんの願いを叶えるため、ドラえもんとのび太はタイムマシンに乗り込み、しずかちゃんとの結婚式当日へ出発。しかし、結婚式開始間近になっても大人のび太は会場に現れなった‼果たしてのび太は、おばあちゃんにウェディングドレス姿のしずかちゃんを見せることが出来るのか、大人のび太はしずかちゃんと結婚出来るのか。

ティザーポスターは、続編を示す「2」に、結婚式をイメージさせる蝶ネクタイと鈴がつき、おばあちゃんとの思い出が詰まったクマのぬいぐるみが描かれた可愛らしいデザインに。

また、前作に引き続き、妻夫木聡さんが大人になったのび太(役名:大人のび太)を続投。前作で描かれた結婚前夜から一夜明け、結婚式当日を迎えたのび太に、再び声を吹き込む。
さらに映画化発表の時からそのキャスティングが話題となっていた、本作の物語の行方をにぎるのび太のおばあちゃんの声に、宮本信子さんが決定。
高畑勲監督作品『かぐや姫の物語』(2013)以来7年ぶり2回目となるアニメ映画への挑戦となる。
かつて山崎貴氏がCGチームとして参加していた伊丹十三監督作品『大病人』(1993)の撮影中、現場で走り回る山崎貴氏を見ていたという宮本信子さん。時を経て、日本を代表する映画監督となった山崎貴氏と、再び一緒に映画づくりが出来るという喜びから本作のオファーを快諾し、約27年ぶりに再会を果たした。

妻夫木聡 コメント
再び大人のび太くんの声を演じさせて頂くことになりました、妻夫木聡です。
のび太くんとはCMでの撮影でご一緒してから、勝手に縁を感じさせて頂いています。
ドラえもんは僕たち日本人にとって切っても切り離せない国民的な漫画です。
その中でのび太くんを演じさせて頂けることをいつも誇りに思います。
のび太くんは大人になってもどこか頼りなくて、おっちょこちょいで、危なっかしい男ですが、そんなのび太くんの根底には深い優しさがあります。それはまさしくおばあちゃんから頂いた優しさなんじゃないかと思っています。
今回はそのおばあちゃんとの有名なエピソードが登場します。
「おばあちゃんの思い出」はドラえもんの中でも最も好きなお話です。
未来から来たのび太を疑わずに、深い優しさで受け止めたくれたおばあちゃんに涙したのをよく憶えています。
そのエピソードを交えつつ、今回の『STAND BY MEドラえもん2』も涙なしには観られません。
おばあちゃんののび太を信じる無償の愛に、そして、のび太の諦めない心と思いやりの心に涙しました。
その希望に満ち溢れた涙を体感しに是非、劇場にお越し下さい。

宮本信子 コメント
あの“のび太”のおばあちゃん役なんて、とても楽しそう!と、ワクワクしました。それに昔、伊丹組の映画『大病人』の現場で、山崎さんが走り回っている姿をよく拝見していたんです。そのあと素晴らしい映画監督になられて、いつかお会い出来るのを楽しみにしていたので、今回お話しを頂いたときは嬉しかったですね。原作の「おばあちゃんのおもいで」を拝読しまして、お年寄りにはお年寄りの役目があるというか、歳を重ねたからこそ分かる想い、というのを感じました。「おばあちゃんは、ここで待ってるから」という台詞があるのですが、私が一番好きな台詞です。

ドラえもんは今年で50周年。作り手がどんどん変わりながらずっと続き、皆から長く愛されるのは、本当に素敵なことだと思います。私も最近、50年ぶりに再会した監督やスタッフの方々がいて、50年ずっと健康で仕事を続けていくって本当に凄いことだよって周りから言ってもらったんです。この先も、お互いにずっと続けていけたら良いですよね(笑)。『ドラえもん』を観ている子どもたちが、笑ったり、感動したりする声を、早く劇場で聞きたい!皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!

監督:八木竜一 コメント
ようやく皆様に発表出来てうれしく思います。本作では前作に引き続き、大人になったのび太を、妻夫木聡さんに、
またのび太のおばあちゃんを、宮本信子さんに演じて頂きました。実は、プレスコ収録をしたのがお二人とも1年ほど前の2019年4月下旬でしたので、本当に「ようやく」です。
収録前に妻夫木さんから、「少しゆっくりめにしゃべって、のんびりとした雰囲気を出したい」と提案があり、情けなくも愛嬌のある、どこか健気な「大人のび太」になりました。今回の大人のび太は、セリフの量が前作の10倍以上あり、ご本人的にも相当プレッシャーだったのではないかと思いますが、終わった時に「いやぁ、とても楽しかった」と言って下さったのが印象深かったです。

宮本さんには、おばあちゃんを最大級のやさしさで表現して頂きました。おばあちゃんには、どんな時でもニコニコとして、ちょっとやそっとでは動じない強さと、命の儚さがあります。宮本さんは収録時に、朗らかで深い暖かさを、そして後数年したら亡くなってしまう儚さまでも声に籠めてくれました。本当に見事な「おばあちゃん」でした。
僕らは、そのように録られた声を頼りにコツコツとアニメを作っている訳です。確実に前作よりいい画が出来上がりつつあります。皆様、どうぞご期待ください!

脚本・共同監督:山崎貴 コメント
今回、大人のび太は前回に比べるとかなり話の中心をになう重要なキャラクターになります。ですから演じていただく妻夫木さんは、量はもちろん、かなり繊細な演技を大量に要求されて大変だったのではないかと思います。一見フニャフニャしつつ、しずかちゃんの結婚相手としての“そこはかとない魅力”を良い塩梅に出してくれたと思います。これって妻夫木さんにしか出来ない特殊能力だと思います。だってあのダメダメな大人のび太が段々格好良く見えてくるんですよ!

そして今回念願の宮本さんとの仕事も出来ました。僕は伊丹組育ちなんです。随分沢山の伊丹監督作品でVFXの仕事をさせて貰いましたが、そこでいつもニコニコと挨拶してくれた宮本さんとまた作品の現場でお目にかかることが出来たのは望外の喜びでした。お芝居は当たり前のように素晴らしく、のび太のおばあちゃんの柔らかさやその後ろにある芯の強さみたいなものまで表現してくださって、逆に僕らが、あぁおばあちゃんはこういう人なんだと教えて貰ったような気がします。お二人にそれぞれの役を引き受けていただいて、今回の『STAND BY ME ドラえもん 2』はぐっと艶を増したと思います。楽しみにしていて下さい。

『STAND BY ME ドラえもん 2』

【ストーリー】
22世紀から来たネコ型ロボット・ドラえもん。
ドラえもんとのび太が一緒にいるのが日常になった<現在>のある日、のび太は部屋でくまのぬいぐるみを見つける。
それは幼稚園の頃に亡くなってしまったおばあちゃんが繕ってくれた、大切な思い出の品だった。
大好きだったおばあちゃんを思い出し、涙が止まらなくなったのび太は、タイムマシンでおばあちゃんに会いに行きたいと提案する。
反対するドラえもんだったが、直接会わずに様子を見たらすぐ帰ることを条件に、
のび太が3歳だった<過去>へ出発!

会いたい気持ちを抑え、陰からこっそり見ていたのび太だったが、
ひょんなことから、おばあちゃんに見つかってしまう!
小学生になったのび太の姿を見て驚きつつ、
あの頃と同じく優しく受け入れてくれるおばあちゃん。
すると、「のびちゃんのお嫁さんをひと目見たくなっちゃった」とふとつぶやくのだった。

大好きなおばあちゃんの願いを叶えるため、
<過去>、<現在>、そして<未来>を舞台に、ドラえもんとのび太の大冒険が始まる―――!!
果たして、のび太は無事に未来のお嫁さんをおばあちゃんに見せてあげられるのか?

◆原作:藤子・F・不二雄
◆監督:八木竜一(『friends もののけ島のナキ』・『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』)
◆脚本・共同監督:山崎貴(『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズ・『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』・『ルパン三世 THE FIRST』)
◆キャスト:
ドラえもん:水田わさび のび太:大原めぐみ
しずか:かかずゆみ ジャイアン:木村昴 スネ夫:関智一
のび太のおばあちゃん:宮本信子 大人のび太:妻夫木聡
◆制作:シンエイ動画、白組、ROBOT
◆制作協力:藤子プロ・阿部秀司事務所
◆配給:東宝
◆公開: Coming soon
◆製作:シンエイ動画、藤子プロ、小学館、テレビ朝日、ADKエモーションズ、小学館集英社プロダクション、東宝、電通、阿部秀司事務所、白組、ROBOT、朝日放送テレビ、名古屋テレビ、北海道テレビ、九州朝日放送、広島ホームテレビ、静岡朝日テレビ、東日本放送、新潟テレビ21

公式サイト 作品概要
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