『好きな子がめがねを忘れた』ワンカットで制作された廊下&階段シーンの原画撮影映像が公開。「今日も好きな子に会える」高揚感を表現

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TVアニメ『好きな子がめがねを忘れた』第1話放送時に話題となった、ワンカットで制作された廊下&階段シーンの原画撮影映像が公開された。

映像をハイクオリティに制作する実力派スタジオGoHandsが制作された該当シーンは、廊下にて談笑する様々な生徒が場面に映る中、主人公・小村楓が教室へ行くまでを360°周り込むようなカメラアングルで追っていく。手すりに手をかけるシーンではレンズの寄りもリアルに表現されている。

しかし、横峯克昌監督は本シーンについて、「カメラアングルなどもですが、教室に向かって階段を上っていく際に小村君の『今日も好きな子に会える』という高揚感を少しでも感じていただければと思いました。」と、カメラアングルだけでないこだわりを明かした。
シーンの途中で、急ぐ生徒がぶつかりそうになりながら避けたり、小村君の友人である八坂くんが挨拶をしたりと、生徒たちが「ただ場面に存在するだけ」ではなく、生徒それぞれの朝の様子がしっかり描かれている。

今作品でコンセプトアートを務め、本シーンをメインで担当した鈴木信吾は、「監督からご依頼をいただく形でコンテニングから映像納品までのご依頼をお受けして1つのカメラで進行してゆくシーンはとても労力が掛かりますが、空間や距離感等を見ている方々に伝える方法としては有効だと思い執筆をいたしました。それによってキャラクターの存在感が増したり、学校の生活空間の把握ができて理解が深められるかと考えております。当然ですが、絵を作画していただけたスタッフさんのご尽力の賜物だと思っておりますしアニメーションプロデューサーさまからの第三者視点で「お客様の印象に残る映像を届ける」という自身が抜けていたアイディアも貰う事ができ、自分一人で土台を作ったという印象より力をお借りして形にできた達成感(嬉しさ)が残っております。皆様にぜひ見ていただけると幸いでございます。」と本シーンに込めた思いが明らかになっている。

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©藤近小梅/SQUARE ENIX・製作委員会がめがねを忘れた