『食戟のソーマ 神ノ皿』Crunchyroll Expoに原作の附田祐斗、佐伯俊が登壇。アメリカのファンを前に第1話の一部が世界初上映

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8 月 30 日より米国・カリフォルニア州 サンノゼで始まった北米最大級のアニメ専門配信サイト Crunchyroll(クランチロール)が主催する“Crunchyroll Expo(クランチロールエキスポ)”。
イベント 2 日目の、8 月 31 日(現地時間)に、『食戟のソーマ スペシャルパネル』が開催され、原作の附田祐斗氏、佐伯 俊氏とアニメプロデューサーの土肥範子氏が登壇した。

原作やアニメの舞台裏について様々なトークを繰り広げ、観客を楽しませた。原作の二人が揃って登壇するイベントは今回が初めて。
「食戟のソーマ」の原作者 2 人とアニメプロデューサーの話を聞こうと、パネルには 1300 人を超える現地アニメファンが詰めかけた。

まずは、「サンフランシスコやサンノゼを観光する時間はありましたか?」という質問が司会者から投げかけられた。附田先生が「すでに買い物をしすぎてスーツケースがパンパンです!」と答えると、佐伯先生が「サンフランシスコは坂が多すぎて、僕は足がパンパンです」と附田先生と息のあったところを披露し、大きな笑いを誘った。
また、「食戟のソーマ」のアイデアはどうやって生まれたのですか?」という質問では、佐伯先生が発案人だというソーマの誕生秘話が語られた。
「新宿の居酒屋で『料理を食べた女の子がセクシーなリアクションをする漫画ってどうですか』と当時の担当編集に提案した」と佐伯先生が披露。その後、元々親交のあった附田先生にストーリーを依頼するに至ったという。

また、「アニメ化するにあたって気を付けていることは?」と聞かれると、土肥は「ソーマの魅力である『おはだけ』という、『美味しい』の表現を活かすため、バトルアクションともいえる調理シーンを如何に勢いのあるものにするか、またコメディシーンとのギャップやバランスにも気を遣っています。」と語った。

次に、「神ノ皿」のキービジュアルが世界で初めて公開されると、集まったファンからは大歓声が起こった。反逆者チーム8 人が描かれたできたてのキービジュアルの感想を聞かれると、附田先生・佐伯先生は「二人とも昨日初めて見たんです。もう、素晴らしいの一言ですね」と絶賛。
附田先生が「僕たちがクランチロールエキスポに出発する前はまだ出来上がっていなかったんです」という衝撃の事実を暴露すると、土肥が「キャラクターデザインの下谷さんに頑張っていただきました。間に合ってよかったです!」と、安堵をもらした。下谷さんのキャラクターデザインについて聞かれた佐伯先生が「下谷さんのことは本当に尊敬しています。最初に見たのが創真とえりなだったのですが、もう完璧で何も言うことはありませんでした。編集部からも NG は全くなかったですね」と絶賛すると、土肥も「佐伯先生の絵の素晴らしさを生かしつつ、アニメとして動かしやすい素晴らしいデザインです」と答えた。

最後の質問は「作中で最も印象的だった料理はなんですか?」というもの。佐伯先生は「漆黒のラクサカレーですね。臭いのにおいしいというのが全く想像できなくて。とても印象的です」と回答。附田先生は「時限式麻婆カレー麺です。実は知っている中華料理屋に似たメニューがあるんです。肉爆弾はオリジナルのアイデアなのですが。皆さん、日本にいらっしゃることがあれば、東京にぜひお越しいただき、麻婆カレー麺を探してみてくださいね!」と答え、ファンの笑いを誘った。

続いて、「神ノ皿」の第一話の一部が世界に先駆けてプレミア上映された。約 7 分の映像だったが、1 年半ぶりに帰ってきた創真にファンは大興奮。終始、歓声や笑い、拍手に包まれた大盛況の上映となった。編集作業に立ち合った土肥とは違い、附田先生・佐伯先生にとっては集まったファン同様に初めて見る映像。上映後に感想を聞かれると、附田先生は「すごいのひとことですね。満足したのでもう僕はこれで日本に帰れます。」とコメント。佐伯先生も「本当に素晴らしいです。この後も色々な展開が待っているので、続きも楽しみですね!」とコメントした。

パネルの最後ではキャストのサイン入りポスターが賞品のクイズコーナーが行われた。「創真と恵が初めて一緒に完成させた料理は?」という難問に正解したファンを始め、3 名に賞品が贈呈された。
「食戟のソーマ」が海を越えてアメリカでもいかに愛されているか、また 10 月からの新シーズンの開始をアメリカのファンがいかに心待ちにしているかを再認識し、イベントは大盛況の内に幕を下ろした。

食戟のソーマ 神ノ皿
TOKYO MX: 10 月 11 日(金)24:30~
BS11: 10 月 11 日(金)24:30~
※放送日時は変更になる場合があります。

ほか、各種配信サービスにて配信開始予定

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©附田祐斗・佐伯俊/集英社・遠月学園動画研究会 4