アニメ制作会社・マングローブが破産手続きを開始。過去に『サムライチャンプルー』『神のみぞ知るセカイ』などを制作

アニメーション制作スタジオとして知られる株式会社マングローブが、2015年9月29日より自己破産申請の準備に入ったことが分かった。帝国データバンクが報じている。

TVアニメ「サムライチャンプルー」を手がけたアニメ制作会社
株式会社マングローブ
弁護士一任、自己破産申請へ
負債3億5000万円
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/4093.html

同社は2002年(平成14年)2月に設立されたアニメ制作会社。原作者や著作権者からの打ち合わせに始まり、作業工程の企画・立案、アニメーターの招集など、アニメ制作に関わる一切の業務を手がけていた。

『サムライチャンプルー』『Ergo Proxy』『サムライフラメンコ』といったオリジナル作品のほか、『神のみぞ知るセカイ』シリーズ、『ハヤテのごとく!』といった作品も過去に手がけている。また最近ではTVアニメ『GANGSTA.』を制作、さらに11月13日には映画『虐殺器官』の公開も控えている。

上記記事によると、2013年10月期には年収入高約10億1700万円を計上していたが、2014年10月期の年収入高は約4億6000万円と前期比半減以下にとどまっていた。今年に入ってからも業況は回復せず、ここに来て資金繰りはひっ迫した状況となっていたようだ。