本日1月26日(木)、『チェインクロニクル ~ヘクセイタスの閃(ひかり)~』第2章のスタッフトークショーが行われた。
トークショ―には、テレコムアニメーションフィルム・アニメーションプロデューサー・諸澤昌男氏、グラフィニカ・CGプロデューサー・森口博史氏、制作プロデューサー・山田裕一氏が登壇。
本日までの上映となる第2章の見どころ、2月11日より始まる第3章の気になる展開など、滅多に伺うことのできない製作陣の貴重な話が語られた。
諸澤昌男(テレコムアニメーションフィルム・アニメーションプロデューサー)
――第3章の見どころなどをお願いします
第2章の終わりで主人公ユーリが闇落ちして、第3章はそこからにお話しになります。アラムがどのようにユーリを取り戻そうとするのか…凄い戦いが見られると思います!
――2Dと3Dのパートについて
「チェインクロニクル」は2Dと3Dを併用しています。キャラクターをアニメで動かせる線の量にしたいんですが、もともと線が多いんですよ(苦笑)。でも、線が少ないと“チェンクロ”ではなくなってしまうので、大変な思いをしながらも、頑張って描いています!
――アラム、ブルクハルトなど、アニメのオリジナルキャラを創作した理由は?
主人公ユーリの隣にもう一人主人公を!ということで「ユーリよりも年下の男の子」という設定でアラムを作りました。
(客席にいた大久保昌弘ささんより補足が入り…)
アニメならではの楽しみをどう膨らませるか?とスタッフで考え、チェンクロの世界のパラレルワールドのひとつとして、ユーリのそばにもう一人誰かがいれば?ということでアラムを作りました。敵側のキャラクターがもともと多くないので、ユリアナとの絡みも合わせて、ブルクハルトも生まれました。
森口博史(グラフィニカ・CGプロデューサー)
――第3章の見どころなどをお願いします
第2章では黒騎士とラファーガが1対1で戦うシーンがCGであり、そこが是非見てほしいですね! そして、第3章ではもっと多勢になる可能性があり、まさに今絶賛撮影中です(笑)。カメラをグルグルと回したり、アングルを色々と変えたりと、3Dならではの演出をお見せ出来ればと思っていますので、ご期待下さい!
――2Dと3Dの併用について
2Dは普通に原画マンが絵を描きますが、3Dは3Dアニメーターが3Dモデルに動きを付けていきます。2Dの画の良さを3Dアニメーターがどう受け取るのか…動きを止めてもカッコいいポージングを目指して1コマ1コマ丁寧に作り上げていきました。例えばアラムの動きでは、揺れもの、なびきなどまで丁寧に描いていますので、是非そのあたりも見てもらえると嬉しいです!
山田裕一(制作プロデューサー)
――第3章の見どころなどをお願いします
ただ今制作中ですが、アクションなどの映像が現時点の途中段階で凄いことになってます! 僕も完成するのを楽しみにしています。
――ゲームからアニメになるうえでの、声優キャストを決定する経緯を教えて下さい
もともと、ゲームでは石田彰さん、佐倉綾音さんや内田真礼さんたちは、ゲームで何役も兼ね役をされていますが、まずはアニメのストーリーラインを決めてから物語上重要なキャラクターに基本1人1役に配役をし、ユーリは石田彰さん、フィーナは佐倉さん、ピリカは内田さんといった感じで決まっていきました。その他はスタッフの推薦であったり、オーディションなどで決めていきました。
――ゲームで600~700あるキャラの中から、アニメに誰を登場させるのかを、どのように決めたのでしょうか。
ストーリーに沿いつつ、義勇軍の初期のメンバーはもちろん必要でしたが、その他は必要性と人気を基に決めてゆきました。「出せるだけ出したい」と言ったのですが諸澤さんから「無理」と言われてしまいました(苦笑)。