声優ユニット「harmoe」初の有観客トーク&ミニライブを開催! 岩田陽葵にバースデーケーキのサプライズも

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岩田陽葵、小泉萌香の二人による声優アーティストユニット「harmoe(ハルモエ)」が、初となる有観客トーク&ミニライブイベント「harmoe canvas session Ⅰ」を、2021年4月4日(日)に東京・Zepp Tokyoで開催した。「harmoe canvas session Ⅰ」は1部、2部、3部と3回公演となり、harmoeとして初めてのライブパフォーマンスを存分に披露した。

3月に発売されたデビューシングル「きまぐれチクタック」が、オリコンウィークリーランキング10位を獲得するなど、期待の眼差しが向けられているharmoeのイベントは、各部ともトークセッションからスタート。白を基調としたドレスに青色が散りばめられた岩田の衣装と、同じくグリーンが散りばめられた小泉のそれは、まるで童話の世界から飛び出してきたようだ。第1部では、最初の挨拶の時点で早くも2人の目から涙が溢れ、この日を無事迎えた喜びを噛み締めているようだった。

この日の司会進行として細田健太も登壇すると、まずは会場に来ているファンからのメッセージを紹介するコーナーに。初のイベントとなるharmoeに、「2人がルームシェアするとしたらどんな役割分担にしますか?」「お互いに凄いなと思うところは?」「学生時代にやり残したことは?」といった質問に、笑いをまじえながら回答していく。ここでharmoeファンの呼称を決めることになり、オフィシャルFC名の『はるもえroom』にあやかって、”ルームメイト”と呼ぶことが決まった。

続いては企画コーナーへ。最初のゲーム「harmoe きまぐれ3番勝負!」は、世界に羽ばたこうとしている2人が様々な能力を伸ばすためにご褒美をかけて3つの勝負を行なうもの。最初の勝負は「英語力」ということで、お題となるアルファベットから始まる英単語を多く書いた方の勝利というルールで、第1部では「a」から始まる単語を挙げていくことに。スペルミスや存在しない英単語を書いてしまうとカウントされないルールとなっており、やや不思議な回答もあったがこの勝負は引き分け。

2つめの勝負は「地理」。お題となる地名を書けるだけ書くというもので、「県庁所在地」というテーマが発表されると一瞬両者の手が止まるも、ひらがなをまじえながら7個の県庁所在地を書いた小泉の勝利。

最後の勝負は、「おとぎ話」を表現していく2人にとって大事な「絵力」勝負で、スケッチブックにお題のイラストを描き、どちらのイラストが素晴らしいかを会場のルームメイトに決めてもらうことに。「うさぎ」をテーマに描いたイラストで、両者ともに甲乙つけがたいかわいらしいうさぎを描いたため、この勝負は引き分けに。その結果、1勝2引き分けで小泉がご褒美をゲットすることができた。

続いてのゲームは、「架空の童話を完成させろ!Wonder Story」。harmoeは様々な「おとぎ話」を演じていくということで、どんなテーマが来ても「おとぎ話」を演じられるように鍛えるこの企画、様々なキーワードが入っているボックスから言葉を選び取り、それらを使用して即興の童話を演じてみるというもの。取り出したキーワードは「猟師」「鬼」「ルンバ」「海の中」。これらの単語を使用し、世界中の悪い奴らを狩ることが目的の猟師が、海の中にゴミを捨てる鬼をルンバで退治するという不思議な童話が出来上がった。

企画コーナーが終わると、2人から新情報の発表が。なんと、harmoeのオフィシャルファンクラブ「はるもえroom」にて、FC限定グッズの販売が決定!こちらは完全受注生産で、4月5日18時から受付開始されている。また、2021年8月18日にharmoeの2ndシングル「マイペースにマーメイド」のリリースが決定したことも明かされた。今回の童話のテーマはタイトルにもあるように「リトル・マーメイド」で、作詞を三森すずこが、作・編曲はTomgggが担当する。

そしてお待ちかねのライブセッションに突入。2名のダンサーとともに改めて登場したharmoeが1曲目に選んだ「キュリオシティ・パレット」は、朝のやさしい目覚めにぴったり合う曲調で、2人がこれから展開していく物語へ一緒に歩いていけそうな気分にさせてくれる曲だ。

2曲目と3曲目はカバー曲を歌唱することに。まずはharmoeの音楽プロデューサーであるTomggg氏の人気曲「Butter Sugar Cream」をカバーし、Tomggg節ともいえるカラフルで甘いダンスポップを軽やかなダンスとともに披露した。続いての「Greed Greed」は「Wonder girl」を提供したKiWiの楽曲のカバーで、ファンタジー要素のある“KiWi物語”というコンセプトをharmoeとしての新解釈を示すかのようなパフォーマンスを見せた。

4曲目の「Wonder girl」は1曲目と雰囲気が異なり、リズミカルな音楽に乗って物語が進行していく、サビで曲調がガラリと変わる特徴的な楽曲。そして、1番と2番の間奏の台詞も聴きどころとなっており、この日来場した、ルームメイトに”ささ(やき)度”MAXで届けた。

そしてこの日最後となる5曲目は、表題曲の「きまぐれチクタック」。キャッチーなメロディが高速で疾走していくサビは一度聴いたら忘れられなくなる印象的な仕上がりとなっており、時計の針が動く様をダイナミックかつ繊細に表現したダンスとともに、至高の世界観を見せつけてライブを締めくくった。

harmoeはデビューしたていうこともあり持ち曲は3曲のみとなっているが、1stシングルのコンセプトである「不思議の国のアリス」を、心地よいダンスポップミュージックで”harmoeならでは”に表現。ライブ中、ステージ上では2人が歌唱中も演技をするように踊り、ルームメイトたちはひとつのおとぎ話を見ているかのように、心地よいリズムに横揺れしながら不思議な感覚を楽しんだ。

なお、イベントの第3部では、4月3日に誕生日を迎えたばかりの岩田にサプライズでバースデーケーキがステージに運ばれ、岩田の目には再び涙が。涙声で「26歳の始まりがこのharmoeのイベントで、皆さんに会えて本当に嬉しいです。私たちがこうして活動できているのも皆さんのお陰ですので、新しい夢や目標に向かって2人で頑張っていこうと思います」と岩田がお礼を述べると、小泉も「26歳の誕生日をすぐそばで祝えて私も嬉しいです」と笑顔で伝えた。最後に2人で「本日は本当にありがとうございました!」と頭を下げてイベントの幕を下ろした。

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