ツインエンジン、新アニメーションスタジオ「スタジオクロマト」「くるせる」を設立。計17のスタジオが所属する制作グループへと拡大

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アニメーションの企画制作を行うツインエンジンは、スタジオ・クリエイターがより一層個性を発揮し作品づくりができる環境を整えるため、スタジオクロマトと、くるせるの2社を設立した。

スタジオクロマトは、TVアニメ「呪術廻戦」第1期のオープニング映像を手がけ一躍有名となり、『ポケットモンスター ソード・シールド』のオリジナルアニメ「薄明の翼」で監督を務めた業界注目のクリエイター・山下清悟を中心としたスタジオ。アニメ制作のジェネラリストたちが集結し、今までに誰も見たことのない映像表現を目指する。

また、くるせるは、長年に渡り数多くの映像制作会社でキャリアを積み、アニメーションプロデューサーとして制作現場を統括してきた江波和樹を代表とし発足したスタジオ。デジタルツールの発展に応じたワークフローの開発や人材育成を強みとし、「つくる・みせる」をスローガンに、新たな視聴体験を追求する。

今回の新スタジオ設立により、ツインエンジングループは様々な個性を持つ計17のスタジオが所属する制作グループへと拡大した。

■株式会社スタジオクロマト 代表取締役・山下清悟 コメント

借り物ではない、魅力的なオリジナルアニメを作りたい。そして視聴者に感動してほしい。アニメって面白い表現なんだ、と子供のころのように興奮してほしい。
現代の娯楽のあふれる時代において、それはとても難しいことだとわかっています。不可能ともいえる的を掲げ射抜くために、株式会社スタジオクロマトを立ち上げました。
スタジオクロマトはアニメーション監督である山下清悟を中心に、作画だけにとらわれないジェネラリストたちが集まった会社です。
「手描きアニメーションのための3D」をチームとして練り上げ、今まで見たことのない映像表現を目指します。
また、アニメーションが本来持っている多彩で魅力的な(もしくは忘れ去られた)色を最大限引き出すためのオリジナルIPを開発していきたいと思います。

<山下清悟 プロフィール>
アニメーター、監督、撮影など幅広い技術を強みに活躍するクリエイター。「NARUTO -ナルト- 疾風伝」や「呪術廻戦」のオープニング映像の活躍にて一躍有名となった。演出、作画、3D、撮影など様々なセクションを横断することによる総合的なシーン作りを特徴とし、視聴者の感情に訴えかけるキャラクターとストーリーの見せ方を目指す。2020年公開『ポケットモンスター ソード・シールド』のオリジナルアニメ「薄明の翼」で監督を務める。

■株式会社くるせる 代表取締役・江波和樹 コメント

「つくる・みせる」をスローガンにさらなる「新しい視聴体験」を追求し皆さんの心に印象づく、そんな時代の転換点となる映像を制作していくことを目標として、私どもはこの度、株式会社くるせるを設立させていただく運びとなりました。

日々進化を続けているデジタルデバイスやツール、ネットワークの発展に合わせたアニメーションワークフローの開発や、スタジオ内製率を高める事による人材育成を強みとして、“つくる”ことをより自然に、“みせる”映像表現を意識したアニメーションづくりを行うことが、私どもの存在意義と考えています。

誰もがスマートフォンやパソコンを持ち、何処でもコンテンツに触れることができる現代において、「絵が動いて音と共に物語を伝える」根源的なメディアとしてのアニメーションを解体・再構築し映像全盛のこの時代でも最先端を狙い続け、視聴者の心にわくわくや感動を届けるべく。
常にアップデートを心がけ、新しい物語を新鮮な感動と共にお届けすることを約束します。

<江波和樹 プロフィール>
多くの映像制作会社、製作会社を経験し、包括的な制作体制の構築に長ける。2016年株式会社レヴォルトを設立。以降プロデューサーとして数々の作品、制作現場を手掛ける。「映像化の意義」を常に意識し、既存観念にとらわれないプロデュースが特徴。

代表作:TVアニメ「バビロン」、TVアニメ「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」、TVアニメ「転生賢者の異世界ライフ 〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜」

■株式会社ツインエンジン 代表取締役・山本幸治 コメント

年明けの新スタジオ「NAGOMI」の立ち上げに続き、さらに2つのスタジオの旗揚げをすることになりました。
ツインエンジンは節目となる創業10年を迎え、未来に向けた新しいうねりを作って行きたいと思います。
スタジオと共に丁寧な作品作りと発信を続け、信頼を得られるよう精進して参ります。