長井龍雪監督の最新作『ふれる。』メインキャラクター3人が公開

劇場版

2024年秋に全国公開となる映画『ふれる。』のステージイベントが、AnimeJapan 2024で開催された。「『あの花』『ここさけ』『空青』振り返り&新作映画『ふれる。』トークステージ」と題したこのイベントでは、長井龍雪監督、秩父三部作『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の“めんま”役茅野愛衣、『心が叫びたがってるんだ。』の成瀬順役水瀬いのり、『空の青さを知る人よ』の相生あおい役若山詩音らが登壇。

それぞれの作品がもたらした感動の物語を振り返りながら、最新作へとつなぐ感動のバトンを監督へと託した。さらにステージでは、最新作のメインキャラクターの姿が初公開された。

キャラクターは、BARでアルバイトをする青年小野田 秋(おのだ あき)、不動産会社で新卒社員として働く祖父江 諒(そぶえ りょう)、服飾専門学生井ノ原 優太(いのはら ゆうた)。

20歳の青年三人を紹介すると、登壇している3人は驚いた様子。公開されたそれぞれのプロフィール「島の幼馴染」に注目した3人。監督は「上京をする物語ではあるので、幼いころに住んでいた島から出てきたことによって始まる物語です」と話し、さらに、「『ふれる。』の舞台は秩父ではなく、東京の高田馬場周辺です。高田馬場は岡田が長く住んだ場所なんです」と物語の舞台が高田馬場であることを明かした。

同じ島から上京した、幼馴染の三人。口下手で幼いころか先に手が出てしまう秋と、体育会系の兄貴分の諒と、コンプレックスが多めでたまに卑屈気味なところもある優太。秩父三部作で描かれた中学~高校時代の青春物語から、今度は “20歳の青年たちによる青春物語”に期待ができそうだ。

最後に、最新作の公開を心待ちにしているファンへメッセージ。若山から「『空青』の相生あおい役を演じた身としてここに立たせていただけて、すごく幸せです。『ふれる。』は私もすごく楽しみなので、皆さんも一緒に楽しみにしていきましょう!」と会場に呼びかけ、水瀬も「今日ここでお話をさせていただいて、新作『ふれる。』が楽しみになったとともに、やっぱり色あせない他の作品たちがあるからこそ、次回作が楽しみになるなと実感しました。ぜひ『ふれる。』をご覧になる前に、秩父三部作をもう一度観てもらえるとより一層楽しめると思います。『ふれる。』の秋の公開まで一緒に盛り上げていきましょう!」、そして茅野からは「今日は、監督はもちろんですが、いのりちゃんと若と“秩父3姉妹”でステージに並ぶことができて、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。『ふれる。』という新しいファミリーが加わりますので、ぜひ皆さん一緒に応援していただけると嬉しいです!」と新作へのそれぞれへの想いを語った。最後に監督が「現在スタッフ一同精一杯制作しています。秩父三部作に負けないような作品になるよう頑張っていますので、秋までお待ちいただければと思います。本日はありがとうございました」と感謝を延べた。そしてイベントは、「この秋は!ふれるー!」と会場に集まったファンとのコール&レスポンスの後、終了した。

『ふれる。』

監督 長井龍雪
脚本 岡田麿里
キャラクターデザイン 田中将賀
制作:CloverWorks
製作幹事:アニプレックス・STORY inc.
配給:東宝・アニプレックス

(c)2024 FURERU PROJECT