『Re:ゼロから始める異世界生活』Blu-ray/DVDシリーズが6月24日から全9巻で発売決定。小林裕介、高橋李依らキャスト陣からのコメントも到着

現在放送中のTVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』のBlu-ray/DVDシリーズが発売決定。第1巻は6月24日に発売される。また、小林裕介さん、高橋李依さんといったキャスト陣からのコメントも到着している。

Re:ゼロから始める異世界生活 1(全9巻)

2.jpg

発売日:2016年6月24日(金)収録内容:第1話・第2話
収録分数:本編約75分+特典映像
Blu-ray
品番:ZMXZ-10651
価格:7,000円(本体)+税

DVD
品番:ZMBZ-1066
価格:6,000円(本体)+税

発売元:ショウゲート
販売元:株式会社KADOKAWA

初回生産特典
原作・長月達平書き下ろし小説『Re:ゼロから始める前日譚 氷結の絆』(約290P)
キャラクター原案・大塚真一郎描き下ろし収納BOX 1
キャラクター原案・大塚真一郎描き下ろしスペシャルアウターケース
キャラクターデザイン・坂井久太描き下ろしスペシャルデジパック
スペシャルリーフレット
イベントチケット優先販売申込券(第1次抽選)

全巻購入特典
長月達平書き下ろし小説『Re:IFから始める異世界生活』(約290P)応募券 1

毎回特典
ぷちキャラミニアニメ
オーディオコメンタリー
ノンクレジットOPED 1

キャストインタビュー

――原作をご覧になった際の感想と、実際に役を演じてみた印象は?

1.jpg

ナツキ・スバル役 小林裕介さん:オーディションの話を受けて原作を読み始めた時は、「ドタバタしたラブコメディなのかな」と思ったけど、読み進めていくうちにとんでもなくディープで、心にズシッとくる作品だなと。この役を演じるのか~と思ったら気がどんどん滅入ってきました(笑)。でもスバルはダークな未来を変えていこうと一生懸命奔走する主人公なので、キツい状況の中でも明るく振る舞ったり、メリハリよくしっかり演じようと思いました。
エミリア役 高橋李依さん:原作を読んだ時、描写の細かさにまず驚きました。長月達平先生が1シーン1シーンに対してすごくこだわりやイメージを持って描かれていると思ったので、そのこだわりや熱さに負けないようにしっかり演じなきゃいけないと気合が入りました。

パック役・内山夕実さん:私も最初はかわいい女の子がたくさん出てきて、ラブロマンスが描かれているのかなと思いきや、ミステリーやシリアスなシーンもあって、メリハリが効いている作品だなと思いました。また物語はいろいろな出来事に翻弄されつつもスバル君を中心に動いていくので、スバル君の目線や感情で読んでいくと先がすごく気になりますね。「どこがセーブポイントだったのかな?」とか、いろいろな見方ができる作品だと思います。

フェルト役 赤﨑千夏さん:親戚のお兄ちゃんがゲームしているのを後ろから覗いているような感覚で読める小説だなと思いました。スバルも目的がないまま異世界に召喚されて、エミリアと出会うことで彼女を救うことが目的になりましたが、私たちもそうかもしれないなって。生きるための目的が「人のためになりたい」ということだったりするのかなと、ハッとさせられる部分もありました。

レム役 水瀬いのりさん:アニメ化にピッタリな作品だなと思いました。かわいらしい女の子たちが動くというところは、原作ファンの方も初めて作品に触れる方もポイントかなと思っていて、初めての方は一挙手一投足にハラハラドキドキしつつ、原作ファンの方は「次はこうなるんだよな」とニヤニヤしつつ(笑)。先を知っている私たちでさえ、シーンの展開を予想できなかったり、急に入ってくる描写にビックリさせられたり、一瞬も安心できないのが楽しい作品です。個人的には、ミステリーや心理描写の濃密な小説をよく読んだりするので、おもしろそうな作品だなとオーディションを受ける時から思ってました。

ラム役 村川梨衣さん:まず「死に戻り」というキーワードにすごく興味が湧いて、「でもやり直しても何か変わるのかな?」という疑問も出たけれど、スバルが死に戻るたびに全然違う展開になって、驚くと同時に純粋に楽しんでいる自分がいました。推理小説を読むように、私もスバルと一緒の目線で、どうすれば乗り越えられるかを考えるのも楽しくなって。描写が細かいから想像も感情移入もしやすいんですよね。そこが素敵だなと思いました。

ベアトリス役:新井里美さん:私も推理小説みたいだなと感じていて……村川ちゃんと同じことを言うのはしゃくだけど(笑)……今日の収録中も「これは何日目の夜で、何回目の死に戻りなんだ?」とわからなくなりそうで、「これは図にしたほうがいいんじゃないか」と(ロズワール役の)子安(武人)さんと話してました。でもスバルのコミカルな表情や言動があったり、パックちゃんと2人での楽しいシーンがあったり、いろいろ楽しめるのがこの作品の魅力かなと思います。

――ご自身が演じるキャラの印象や、演じる時に心がけていることは?

小林:スバルは無知・無能・無力・無謀の4拍子欠けた、どうしようもないヤツだなと(笑)。でも人並み以上の負けん気や根性、あきらめない気持ちがとても魅力的で、そんな部分が全面に出せたらいいなと思っています。収録で、絵を見ながら演じていると騒ぎ方やはしゃぎ方が予想の何倍増しにもなっていて大変です。でも頑張って脳天気さや明るさを出さないと、死んだ時に負の方向に傾きすぎてしまうので、引っ張られないように心がけながら演じています。

高橋:エミリアはスバルとの出会いのシーンで、ツンケンしてたり、突き放す言動が多くて、「ちょっと強く言い過ぎていないかな?」、「みんなはこの子を好きになってくれるのかな?」と母親目線のように不安に思ったりもしました(笑)。そんな中で心がけているのは、やはり言葉ひとつひとつを大切にする子だというところ。エミリアの魅力や良さは、言葉づかいからも注目してみてほしいです。

内山:パックはかわいらしい猫という印象でしたが、実年齢は400歳を超えているということなので不思議な存在だなと。エミリアにとっては保護者的な存在で、常に見守っていて、「いつでもエミリアの味方なんだよ」という、登場した時の安心感を感じていただけるように意識しながら演じています。

赤﨑:フェルトは作中では猫っぽい表現が多いと思うのですが、実は小型犬っぽいところがあるのかなと。うれしさを隠し切れないで、「しっぽがパタパタしちゃってますけど」みたいな(笑)。ツンツンしたところや根っこの愛らしい部分を出せればいいなと思って演じています。

水瀬:レムはお姉ちゃんのラムと一緒にいることが多くて、セリフも似たようなことを言っているけど、言い回しがそれぞれ少し違うところに個性が出ていると思います。同じキツめなことを言っても、直接的に言うのがラムなら、包んでいるけど包めてない言い方でグサっと心に刺さるような(笑)。2人の掛け合いがすごく楽しくて、1人2役じゃなく2人のキャストで演じる意味も作品の中で出していけたらいいなと。声の高低を少し変えて、でも合わさった時には気持ちのいいハーモニーになるように村川さんと一緒に頑張っています。

村川:(うなずきながら)ねえ! ラムとレムはすごくかわいいけど、毒舌というギャップがいいですね。ラムはあまり感情を表に出すタイプではないので淡々としゃべるように意識していますが、ギャグパートではおもろしさ、またスバルに対して時折見える優しさも出せたらいいなと思っています。

新井:ベティーちゃんは老成した雰囲気だけど、見た目はドリルロリで。そういう役はお任せいただきたいなと。

一同:(爆笑)

新井:彼女の抱えているものは並ではないので、普通のかわいい女の子を演じるだけじゃなく、内面を感じられるような表現を、ちらっと見せていけたらといつも思っています。

――スバルは「死に戻り」の能力で過去に戻ってやり直しますが、もし皆さんが過去に戻れるなら、どんな過去に戻って何をしたいですか?

村川:戻りたくないです。今がとても幸せなので。

新井:私も。これからもっと幸せになるし。自分で未来を作っていけるから過去はいらないかな。

内山:カッコイイ! 

水瀬:私も戻りたくない派です。今の自分に満足しているので。過去に失敗したことがあるからこそ、今の自分がある気がするし、戻って完璧にしちゃったら人格も変わってしまいそうで怖いし。

内山:私、幼稚園や小学生の頃、習い事をさせてもらっていたけれど、親に言われるがままで習字やプールをやっていて。今この時を思えば、ダンスをやっておけばよかったなと。楽器もピアノとかやらせてもらえばよかったと思いました。大人になってから意外と必要なんだなと知ったし、周りにやっている人が多かったので。

赤﨑:先日、テレビで懐かしのゲームをやっている映像を見て、私も昔、ゲームが好きで1日中でもやっていたいという時期があったことを思い出したんです。学校が終わったらすぐに友達と家に帰って、一緒にゲームして、お母さんが「千夏、ご飯よ!」と言ってくれる、そんな時をもう一度過ごしてみたいです。あの頃がすごく幸せで戻れないと思ったら、もう一度だけ帰ってみたいとつい最近、思いました。

村川:いい話だ。

小林:僕は大学時代に戻って、しっかりと単位をとって卒業したいです。卒業の時、単位がピッタリで、しかも4年の時も結構残っていて、卒業式の前々週まで卒業できるかわからなくて。卒業はできたけど、今でも夢に見るんですよ。1単位足りなくて、留年する夢を。月に1、2回も。

高橋:まじめなんですね。

小林:だから余裕を持って単位をとって卒業して、そんな悪夢を見ないようにしたいです。

赤﨑:でも戻ったらまたギリギリなんじゃない?

小林:でも今の記憶を持ったまま戻るから、大丈夫だと信じたい(笑)。自分だって「もうちょっとゲームしたいよ」になっちゃうでしょ?

赤﨑:そうかも(笑)。

高橋:私も戻らなくていいかなと思うけど、もし戻るなら定番の万馬券を当てるとか。

小林:またお金の話?

高橋:番号を覚えて1週間前に戻るとか。今日、電車が遅延してるのを知らないで出てきちゃったから2時間前に戻って、早めに起きて準備するとか。日常生活をちょっとだけ豊かにしたいです(笑)。

――最後に作品の魅力や見どころ、皆さんへメッセージをお願いします。

新井:このインタビューを見ていただければわかると思いますが、とてもおもしろい価値観を持ったメンバーが集まってやっています(笑)。キャラがすごい人ぞろいで、貴族や騎士みたいな凛としたキャラもいれば、スバルみたいにジャージ姿の普通のお兄ちゃんもいて、そんな登場人物たちがいる世界はおもしろくも混沌としていて。スバルになった気分で、異世界での不思議な体験を楽しんでください。

村川:一度見始めたら、気になる展開で、先が知りたくなるお話だと思います。ファンタジーとミステリーが融合した独特の世界観がとても魅力的な作品です!原作から読んでいらっしゃる方はキャラクターたちが映像の中でどう動き回るのか楽しみにしていただきたいです。アニメからリゼロを知るという方は、まずはあなた自身の目で『Re:ゼロから始める異世界生活』を感じてみてください。

水瀬:かわいい女の子たちが出てくる日常的なシーンからハラハラして手に汗握るシーンまでいろいろな要素が詰まっていて、一瞬も目が離せないお話になっています。いっぱい不安になって、いっぱい疑って、そして問題を解決した達成感を感じたり、見終わった後は少し頭がよくなった気分にもなれますよ(笑)。頭をフル回転して、楽しんでもらえればうれしいです。

赤﨑:誰でも一度は考える異世界に行ってみたいという願いが反映されている作品ですが、召喚された後、何かしらの能力を身に着けているという前提を見事に打ち砕かれます(笑)。そんな中で、スバルがどうやって戦って、どう成長していくのかお楽しみください。

内山:「死に戻り」というキーワードは大きくて。アフレコしていても思うのは、日々をやり直すことで、ちょっとしたことでこんなにも結果が変わるものなんだなと。誰でも「今日、あの人にあんなこと言わなきゃよかったな」とか反省していたことが、いざ戻れるとしたら変えることができるのかなと。どこか自分の日常生活と重ね合わせて見ることができる作品だと思います。ルートを選ぶことで結果が変わるところはゲーム的でもあり、様々な楽しみ方ができて、魅力あふれるキャラたちを皆さんが丁寧に演じられているのを見て、私自身も勉強になります。お芝居の細かい部分にも耳を向けて楽しんでいただけたらと思います。

高橋:私がこの作品で注目しているポイントは、キャラクターのふとした表情です。「このシーンでそんな表情を挟むんだ」と引っかかったりして、「何で? 何で?」と気になってしまうんです。キャラ1人ひとりに真実があって、それが交差することで、この作品のループする楽しさに繋がっていくんじゃないかなと改めて思います。ループものは実際には体験できないので、ワクワクもあるけど、悲しさや苦しさもあって。その困難を乗り越えるとどんな景色が見られるのか、皆さんも追い求めるようにじっくりと楽しんでほしいです。

小林:魅力的なキャラがいっぱい出てきますし、推理モノのような楽しみ方もありますが、僕はやっぱりスバル君に注目してほしいなと思います。結局、すべてを知っているのはスバル君だけで、彼にしかわからない喜びや悲しみ、苦しみがこれでもかというくらい詰め込まれていて。さらに僕が好きなのは死なないと時間が戻らないところで、自分の都合よく時間を巻き戻すことができないから、生ある限り、必死に生きなきゃいけないというのを彼は体現していて、今を生きる人への活力にもなるんじゃないかなと思うんです。

こんなダメだと言われるヤツでも必死にあがいてあがきまくれば、活路が見出せて勇気が湧いてくるじゃないかと。巷ではどうやら「スバル君死に方ランキング」みたいなものがあるらしいし(笑)、こんなに何度も死んでしまう主人公もなかなかいないと思います。彼の壮絶な死に様を毎回、ブラックアウトしながら演じていますので、キャラもストーリーも合わせて楽しんで見てください。

公式サイト

(C) 長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会