『進撃の巨人』アニメ完結に向けてコメント到着。原作・諫山創「僕の希望で少しだけラストのネームを描き直させていただきました」

TVアニメ

2013年のアニメ放送開始から10年。ついにエレン達の戦いが幕を閉じる、TVアニメ「進撃の巨人」The Final Season 完結編(後編)放送に向けて、スタッフとアーティストからコメントが到着した。

原作の諫山 創は、「TVアニメ化から10年間、長いことお付き合いいただき、本当にありがとうございます」とファンへの想いを語り、「完結編(後編)にあたるクライマックスシーンは、原作でも大変な作画でしたので、『MAPPAさんも大変だろうな。MAPPAさんはやめてくれって思ってるだろうな。MAPPAさん、ごめんなさい。本当にごめんなさい』と思いつつも、アニメでどのように表現されるか楽しみです」とアニメーション制作を担当するMAPPAへの感謝を伝えた。さらに、「今回僕の希望で少しだけラストのネームを描き直させていただきました」と原作と異なるシーンがアニメに含まれることを示唆した。ぜひその結末を目に焼き付けていただきたい。

さらに、林 祐一郎(監督)は、「この4年間、『戦え、、、戦え、、、』と毎日この作品に向き合ってきました。思いつく限りの全てを詰め込み、まさに集大成と言える熱量のある映像になっていると思います」と意気込みを語り、Linked Horizon(完結編後編主題歌・完結編各話版OPテーマ担当)は、「作品の内側、外側、共に戦った全ての仲間達へ敬意と愛を持って、ひとつの心臓と、ふたつの楽曲を捧げます」、ヒグチアイ(完結編各話版EDテーマ担当)は、「息を潜めて、寄り添う曲を作りました。わたしからの手向けの歌です。どうか心臓の音を感じながら聴いてください」とそれぞれ楽曲への想いを寄せた。

●諫山 創(原作)
TVアニメ化から10年間、長いことお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
完結編(後編)にあたるクライマックスシーンは、原作でも大変な作画でしたので、
「MAPPAさんも大変だろうな。MAPPAさんはやめてくれって思ってるだろうな。
MAPPAさん、ごめんなさい。本当にごめんなさい」と思いつつも、
アニメでどのように表現されるか楽しみです。
また今回僕の希望で少しだけラストのネームを描き直させていただきました。
ぜひ最後までご覧ください。

●林 祐一郎(監督)
ついにアニメ『進撃の巨人』も完結の時を迎えます。
この4年間、「戦え、、、戦え、、、」と毎日この作品に向き合ってきました。
思いつく限りの全てを詰め込み、まさに集大成と言える熱量のある映像になっていると思います。
諫山先生による新たなスクリプト、役者陣の魂のこもった芝居、完璧な楽曲たち。その全てをぜひ体感してください!

●Linked Horizon(完結編後編主題歌・完結編各話版OPテーマ担当)
進撃を共に応援してきた皆さん、ただいま!
Linked HorizonのRevoです。
この途方も無い作品の最後を締めくくるには、
どんな旋律が、言葉が相応しいのか?
悩みの果てに、その答えを導き出しました。
ですが、これが絶対的な正解だという確信はありません。
同じ次元の話のように語る愚行をお赦し頂けるなら、
この寄る辺の無さを、迷いを、彼等も感じていたのではないかと愚考します。
それでも我々は進まなければならない。
作品の内側、外側、共に戦った全ての仲間達へ敬意と愛を持って、
ひとつの心臓と、ふたつの楽曲を捧げます。

●ヒグチアイ(完結編各話版EDテーマ担当)
〝心臓を捧げよ〟という言葉がこんなにも世界中に浸透したから考えてこなかった。
一体誰に?何に?わたしは?
どれだけ手の届かない世界の話でも、最後はわたしの(あなたの)手の中にあるのが答えです。
息を潜めて、寄り添う曲を作りました。
わたしからの手向けの歌です。
「いってらっしゃい」、どうか心臓の音を感じながら聴いてください。

©諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会