『五等分の花嫁∽』先行上映舞台挨拶に竹達彩奈、伊藤美来が登壇。「応援してよかったなと思ってもらえる作品です!」

TVアニメ

2023年夏に放送が予定されている、TVスペシャルアニメーション『五等分の花嫁∽』。7月14日から全国の劇場にて3週間限定の先行上映がスタートし、7月16日にはその舞台挨拶が東京・バルト9にて開催された。舞台挨拶には中野二乃役の竹達彩奈さん、中野三玖役の伊藤美来さんが登壇。2部にわたって行われた舞台挨拶のうち、第1部の模様をレポートする。

司会を務めるTBSアナウンサー・佐々木舞音さんの呼び込みで竹達さんと伊藤さんが登場すると、大きな拍手が巻き起こる。竹達さんはついに公開された本作について、「去年の今頃は新作があるなんて知らなかったので、素敵なギフトをいただいたような気持ちです」と、喜びをあらわに。伊藤さんも「無事に届けられてよかったです」と安堵の表情を浮かべていた。

『五等分の花嫁∽』は、TVシリーズでは描かれなかった原作エピソードを映像化したもの。四葉のブランコのシーンが大好きだという竹達さんは、今回の映像化で四葉の心情が丁寧に描かれたことに大満足の様子だった。一方の伊藤さんは、三玖がリビングルームで風太郎に告白するシーンを第1期の頃から演じたかったという。「TVシリーズでは描かれなかったのですが、諦めきれないところがあって。新作をやると聞いて、すごく気合いが入りました」と、新作の制作が決定したときの心境を振り返った。

そして、話題はお気に入りのシーンへ。竹達さんが挙げたのは、「押してダメなら引いてみろ」を実践してツンツンしていた二乃が本心を覗かせるシーン。「『やりすぎたーっ!!』と言ったときの、あの顔が大好きです。このシーンをかわいく見せるために、ツンのシーンは『心の底から嫌い』という気持ちに振り切りました」と、演技プランを語ってくれた。伊藤さんが挙げたのは、やはり「私と付き合おうよ」のシーン。「影から入るシルエットの描写にキュンとしました。そのあと、風太郎から『結婚しよう』と言われたときの『ええっ!?』となっている三玖もポイントなので、照れている顔もぜひ堪能してください」と、見どころを紹介してくれた。

続いては本作の主題歌について。2人ともEDテーマ「たからもの」が難しかったと口を揃えていたのが印象的だった。「たからもの」は映画『五等分の花嫁』で使用された劇伴が元になっており、歌唱用に作られた楽曲ではないためリズムを取るのが難しいという。竹達さんは「でも、歌うと結婚式のシーンを思い出してグッとくるんです」とのことで、楽曲の持つドラマ性に心を奪われたようだ。主題歌についてはTwitterと連動した質問コーナーでも深掘りされた。伊藤さんは、「OPテーマ(「五等分の未来 」)もEDテーマも、風太郎にだけではなく『五等分の花嫁』を応援してくださった皆さんへの感謝の気持ちも込めました」と、レコーディング秘話を明かしてくれた。

その質問コーナーでは「五つ子の誰とプールに行きたいか」という質問があり、竹達さんは「二人でいっぱい食べられそうな五月」と回答。五人前の焼きそばを抱えていた五月にも触れ、大きな笑いを誘った。伊藤さんが挙げたのは、「ずっと遊んでくれそうな四葉」。「急に部活のようになりそうですけど、それはそれで楽しそうだなと思います」と、満面の笑みを見せてくれた。

最後はキャストそれぞれから、メッセージが贈られた。一部を抜粋して紹介する。

「一度映画で完結したにもかかわらず新作アニメーションができたのは、原作、アニメと全部応援してくださり、愛を発信してくださった皆さんのおかげです。これからもたくさん恩返しをしていきたいなと思っています。今回のアニメーションは、応援してよかったなと思ってもらえる作品になっているので、公開の期間中、ぜひぜひ何度も足を運んでいただけたらうれしいです」(伊藤美来)

「『五等分の花嫁』ロスから一転して、また新作をお届けできることが本当にうれしく、そしてキャスト同士でまた作品について話せたのがとても幸せでした。私は欲張りなので、これから先も『五等分の花嫁』の思い出を作っていきたい、新たな形でお届けしたいと思っています。もちろん、私が勝手に言っているだけですが(笑)、夢は叶えるものだと思っているので、ずっと言い続けていきます! これからも変わらず『五等分の花嫁』を愛していただけたら幸いです」(竹達彩奈)

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©︎春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁∽」製作委員会