舞台「文豪とアルケミスト 綴リ人ノ輪唱(カノン)」が本日開幕! ゲネプロレポート&演出家・キャストコメントが到着

舞台

舞台「文豪とアルケミスト 綴リ人ノ輪唱(カノン)」(2020年9月12日(土)~9月22日
(火・祝)東京・品川プリンスホテル ステラボール、2020年9月25日(金)~27日(日)京都・京都劇場)のゲネプロレポート・出演キャストの熱い意気込みコメントが到着した。

本作は、文劇初登場となる北原白秋(佐藤永典)の「からたちの花」が侵蝕され、北原が自身の作品に“取り込まれる”という異常事態から物語が展開します。太宰治(平野良)ら文豪たちが、作品を守るため再び“侵蝕者”との闘いに立ち向かう姿が描かれる。

<以下、オフィシャルレポート>

真剣な面持ちの太宰治(平野良)の独白から幕が開く。背後から太宰に忍び寄る”侵蝕者”から彼を救ったのは、永遠の憧れ、芥川龍之介(久保田秀敏)だった。
いつもの調子を取り戻した太宰の前には「アルケミスト」と名乗る館長(吉田メタル)を始め、江戸川乱歩(和合真一)、北原白秋(佐藤永典)、室生犀星(椎名鯛造)、萩原朔太郎(三津谷亮)、中原中也(深澤大河)が続々と現れる。

新たな出会いと再会に喜ぶのも束の間、北原白秋の「からたちの花」が侵蝕され、同時に白秋自身も取り込まれてしまう。侵蝕を食い止めるべく、文豪たちの闘いが始まる―――。
かつてない謎や思惑、友情、そして「負の感情」が交差する今作。涙なしでは観られない場面、張り詰めたような場面もあれば、打って変わって圧巻の大迫力のアクションシーンで魅了する。
文劇の深い世界観を存分に味わえること間違いないだろう。
戦いの後に訪れる暫しの平穏な時間、時折垣間見える文豪たちの関係性にも注目だ。

第1弾ぶりの登場となる太宰の心の成長、文劇初登場の北原の二丁拳銃のガンアクション、お互いを認め合う心情の変化は本作のみどころのひとつ。北原一門の萩原と室生は二人の強い友情も見逃せない。
中也と江戸川の物語を支える存在感、芥川の自身の考えを貫く強い意志、そして何より今作のキーマンの館長にも要注目だ。

観劇後には満足感だけでなく、ふと涙が出てしまう…そんな超大作となっている。
文豪たちの心の闇から紡ぎ出される物語、そして彼らに襲い掛かる”侵蝕者”とは―――。ぜひ劇場や生配信でこの結末を見届けてほしい。

【コメント】

太宰治役・平野良
第1弾ぶりに帰ってまいりました。
みんなで闘いながら生み出した作品がこうして物語を紡ぎ続けていく。
この上ない喜びであり、応援してくださる皆様への感謝を深く実感します。
今作はこれまでと違った趣があります。文学への想い、人への想いが色濃く深い味わい。
太宰のジェットコースターぶりも健在なので、全公演楽しみたいと思います。
最後まで駆け抜けられますよう一緒に祈り応援して頂けたら幸いです。

北原白秋役・佐藤永典
北原白秋役の佐藤永典です。
今回、全員で様々な困難に立ち向かいながら稽古に挑み、ここまで辿り着くことができました。
無事に皆様の前に立って作品をお届け出来る事をとても嬉しく思います。
文豪達の生き様、アクション、脚本に描かれている想いなど沢山の魅力をお届けできるのでは
ないかと思っています。「文劇3」皆様、是非ご期待下さい!

萩原朔太郎役・三津谷亮
萩原朔太郎役の三津谷亮です。
僕らが呼吸できる劇場という空間に立つ事自体が奇跡なんだと実感しています。
違った環境に慣れるまでに時間がかかったけど、幕を開けられることが本当に嬉しいです!
無事に千秋楽まで駆け抜けることができる様、最後まで気を引き締めて、エンターテインメントをお届けします。文劇3の世界をお楽しみに☆

室生犀星役・椎名鯛造
舞台「文豪とアルケミスト」今回の作品が初参加になります。
とても楽しみにしていて、そんな中での新型コロナウイルス…様々な舞台やイベントが中止になる中、本番を迎えられるか不安の中での稽古。多くの制約での稽古はキャスト、スタッフ共に負担がかかることもありました。バネのように蓄えられた行き場のないパワーを、劇場でお芝居に乗せて解き放とうと思います。お楽しみに!!

中原中也役・深澤大河
初演以来の中原中也を演じるので、嬉しくもあり少し緊張もしています。
今回の文劇は、前作とはまた違う趣向が張り巡らされているので、是非注目して頂きたいです。
このご時世に、作品を作り上げ、お客様に観てもらえる事が本当に嬉しく、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。文学の尊さや文章を紡ぐ言葉の重みなど、それぞれの文学作品に込められた想いをお伝え出来たら良いなと思っています。

江戸川乱歩役・和合真一
江戸川乱歩として再びこの作品に参加できること、妖しげで魅力的なエンターテイナーを改めて演じられること、大変嬉しく思います。
前回はストーリーテラーとしての役割が大きかった乱歩さん、自転車に乗る姿が印象的だった乱歩さんですが、今作ではどのように活躍するのか。ちゃんと鞭で戦ってくれるのか。
乞うご期待。さぁさぁ、いよいよ文劇3の開幕で御座います。

芥川龍之介役・久保田秀敏
上演は難しいのかなと思った時もありましたが、無事に幕を開ける所まで辿り着きました。この問題は世界中の問題。誰が悪いわけではなく上手く付き合っていく事が重要な昨今。
その中で演劇を観てくださる皆様に演劇人として、暗くなりがちな世界に灯火を灯し続け、希望の光となれることを切に願いながら、毎日板の上に立ち続けています。
“生きろ”このメッセージを強く胸に刻んで帰って頂ければと。

館長役・吉田メタル
僕自身このコロナ禍で数々の公演中止を経験してきました。徐々に迫り来るコロナに負けじと頑張って迎えた本日、今作は初めましてのこともあったりと色々な想いでいっぱいです。前作をご覧いただいたことがある方も、初めましての方にもしっかりと伝わるように毎公演「一期一会」「一球入魂」「一発かましたれ!」の精神で頑張ります。
千秋楽まで男子16人無事完走できるように引率のおじさん頑張ります。(笑)

演出・吉谷光太郎
キャストの熱き魂がキャラクターの魂と共鳴し、素晴らしい舞台となりました。シリーズ史上最高傑作と呼べるかと思います。文豪たちの想いは我々作り手たちの想いとシンクロする部分があります。目に見えない様々な敵と戦い、先の見えない未来に抗い、理屈だけでは消化しきれない感情に折り合いをつけ、生きています。
巻き起こる感情の波に涙なしでは見られないであろう顛末を目に焼き付けて頂けますと幸いです。

公式サイト 公式Twitter
©2016 EXNOA LLC / 舞台「文豪とアルケミスト」製作委員会