YouTubeで楽しめる”聖地巡礼”…アニメの舞台を巡る動画を紹介

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アニメに実在する地域が登場し、そこで物語が展開するのは現在では当たり前になってきた。『ガールズ&パンツァー』は茨城県大洗町を盛り上げ、『君の名は。』のヒットとともに、舞台の一つである岐阜県飛騨市が脚光を浴びた。
2023年以降のアニメだけでも、『夢見る男子は現実主義者』はアニメオリジナルの聖地として浜松市が採用され、『変人のサラダボウル』は岐阜市のスポットが度々登場している。アニメによって”聖地”が次々に生まれている状況だ。

そんなアニメの聖地巡礼を通じて、日本各地の魅力を発信するYouTuberたちが増えている。動画を通して視聴者はアニメ作品、地域の魅力や文化にも触れるのだ。ここでは、そんなアニメ聖地巡礼YouTuberの中からいくつかをご紹介します。

『天気の子』今はもうない代々木会館の様子も

『響け!ユーフォニアム』『心が叫びたがってるんだ。』など、さまざまな作品の聖地巡礼を動画にしているtskobaya。数ある動画の中でも特に再生回数が多いのがこの『天気の子』だ。動画内で登場するのは東京都内のスポットで、高円寺氷川神社や歌舞伎町、六本木ヒルズの東京シティビュー スカイデッキなどさまざま。2020年に解体された代々木会館の様子も見ることができる。

『君の名は。』の東京都内にフォーカス

Kaku Tellerは、東京の都会から地方の自然豊かな風景まで、さまざまな動画を撮影し、それらのポートフォリオとして運用しているチャンネルだ。
その中で、『君の名は。』の聖地の数々を記録したこちらの動画は新宿や四谷など、東京都内の舞台にフォーカスを当てた内容になっている。

『スーパーカブ』アニメ同様カブに乗ってロケーションを巡る

カブを中心にツーリングやキャンプなどの動画を配信する 小江戸カブライダーが投稿している『スーパーカブ』の聖地巡礼動画。アニメと同じように、カブに乗って舞台となった山梨県北杜市を巡っている。作中におけるパン屋「BEURRE」のモデルになったバックハウスインノ八ヶ岳店やキービジュアルにも採用された釜無川ポケットパークなど、知る人ぞ知るスポットが紹介されている。

『ゆるキャン』モデルになった高校も登場

 

ペンギンの巡礼が投稿している「【アニメ聖地巡礼】ゆるキャン△&へやキャン△ #1【南部町】【身延町】」と題した動画は、タイトル通りアニメ『ゆるキャン△』の第1期、そしてショートアニメ『へやキャン△』の舞台を訪れている。
山梨県の南部町や身延町を中心に、作中の学校のモデルになった本栖高校や、ビジュアルに採用された風景を楽しめる。

『サマータイムレンダ』舞台となった友ヶ島を訪問

電車の旅、山登り、サイクリングなどの動画を投稿するチャンネル「THC trip」には、アニメの聖地巡礼に関する動画も多く存在する。その中でも特に高い再生数を誇るのが『サマータイムレンダ』の舞台・和歌山県の友ヶ島を訪れた動画だ。実際の写真のアニメの場面を比較したり、現地での所要時間も記載したりと丁寧な作りが特徴だ。

1時間にわたり日本全国の聖地を紹介

日本の「異世界」をテーマに絶景映像を4K・8Kの高画質で紹介するチャンネル「異世界ひとり旅 ~Deep spot Japan~」は、1時間を超える動画「【アニメの聖地17選】絶対行きたい聖地絶景スポット」を投稿している。この動画は特定の作品にスポットを当てるのではなく、新旧様々なタイトルを別け隔てなく取り扱っている。『スラムダンク』『鬼滅の刃』など高い知名度を持つ作品、さらには『からかい上手の高木さん』の香川県小豆島、『のんのんびよりバケーション』の沖縄県八重山列島など、ほかでは中々見られないロケーションも確認できる。

アニメの聖地巡礼は、作品と地域を一度に体感できるのが大きな魅力だ。今後も群馬県を舞台にした『菜なれ花なれ』(2024年7月放送予定)、長野県千曲市を舞台にした『Turkey!』といったアニメの放送が控えている。今回紹介した動画のように、自ら舞台となる地域に足を運べば、また違った楽しみ方ができるのではないだろうか。