『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』TVアニメ10周年直前ステージが開催。キャスト陣が名シーンを振り返る

TVアニメ

3月25日、東京ビッグサイトで開催されたAnimeJapan 2023にて、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』TVアニメ10周年直前スペシャルステージが実施された。

このステージイベントには、この10年間キャストを務めてきた江口拓也さん、早見沙織さん、東山奈央さん、佐倉綾音さん、そしてMCとして堀井茶渡さんが登壇。TVアニメ第1期から第3期までの名シーンを振り返った。

まずは第1期で名シーンをキャスト陣がピックアップすると、全員が後半のシーンを挙げる。コメディの要素が多い中で、後半にさまざまな問題を掘り下げていくため、印象に残るようだ。
早見さんは第12話の「屋上での比企谷くんの姿」をチョイス。葉山との会話のあと、八幡の手首がわずかに動く瞬間に触れると、「言葉だけで表現できないものがある」と語った。

そして第2期の名シーンを振り返ると、第2話を挙げるキャストが多くなる結果に。江口さんは「えびなさんに勝手に告白しちゃうところ」、東山さんと堀井さんはその直後比企谷八幡と由比ヶ浜結衣の会話シーンを挙げた。
また第2期から佐倉さんが演じる一色いろはも登場。佐倉さんは作品全体を通しての「口説いてるんですか…無理です」の変遷に注目すると、関係性の変化によって上手くグラデーションになっていると振り返った。

続く第3期では、江口さんが第12話の「サウナから出てくる八幡を待つ3人」のシーンを紹介。江口さんに限らずキャスト全員が口を揃えて「エモい」と語るこのシーン。セリフはないものの、八幡を始めとしたキャラクターの心情が垣間見える瞬間だ。

イベントの後半では、原作者の渡 航氏も登場。同氏はアニメの聞かれると「脇を固めるバイプレイヤー」と回答。第3期の終盤、平塚先生が八幡に手を差し伸べるが、八幡は1人で立ち上がり、その上で握手を求める。このやり取りに対して渡氏は「書いたやつ天才」と自画自賛する一幕も。

最後の10周年を記念した企画の数々も発表。記念ビジュアルが発表されたほか、第2期、第3期の一挙上映会、作中にも登場した「こってりらーめんなりたけ」とのコラボ、「総武高校奉仕部ラジオ。」「江口拓也のぼっちラジオ。」の復活といった情報が次々に紹介された。
その一方で、10個用意されているという企画の内、発表されたのは4つのみ。残りは「まだナイショです♪」「思いついたらお知らせします」という記載にとどまった。これらは順次発表されるらしいので、続報にも期待したい。