『ルパン三世 PART6』シリーズ構成は推理小説家・大倉崇裕が担当。樋口明雄、湊かなえ、押井守などゲスト脚本陣も発表

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アニメ化 50 周年を記念する『ルパン三世 PART6』の、ゲスト脚本家陣が発表された。シリーズ構成を務めるのは、映像化作品多数の推理⼩説家でありアニメ・特撮の脚本も⼿がける⼤倉崇裕が担当し、オムニバスエピソードの脚本には特別ゲストとして、辻真先、芦辺拓、樋⼝明雄、湊かなえ、押井守など、⼩説界・アニメ界を賑わす豪華な顔ぶれが名を連ね、今シリーズのルパンを紐解くキーワード、謎多き〈ミステリー〉を描く。

また、スタッフ陣の解禁にあわせて、キービジュアル公開&アニメオリジナル・サウンドトラックの発売が決定。キービジュアルは、キャラクターデザインを⼿がける丸藤広貴が描いた、今シリーズのテーマ〈ミステリー〉への扉を開く荒野に佇むメインキャラクターが描かれたミステリアスなビジュアルに!アニメオリジナル・サウンドトラックは、⻑年ルパンとともに歩んできた作曲家・⼤野雄⼆が⼿がける、いつまでも⾊褪せることのないメインテーマ「ルパン三世のテーマ」の最新アレンジ ver.を収録する。

本作は、2021 年 10 ⽉より⽇本テレビ系にて全国放送開始。⽇本テレビでは 10 ⽉ 9 ⽇(⼟)24 時 55 分より放送予定。

『ルパン三世 PART6』 脚本家陣コメント

■⼤倉崇裕(おおくら たかひろ)
【シリーズ構成】/⼩説『福家警部補の挨拶』 脚本『名探偵コナン 紺⻘の拳』など

ルパン三世でミステリーを。その依頼をいただいてから、シャーロック・ホームズの名前を思い浮かべるまで、あまり時間はかかりませんでした。五⼗年にわたって、世界各国の警察組織を翻弄してきたルパンファミリーと真正⾯から戦える⼈物は、やはり彼しかいないでしょう。また今回、各⽅⾯で⼤活躍されている⽅々が、脚本で参加してくださっています。どんな話が⾶びだすか、どうぞ、お楽しみに!

■辻真先(つじ まさき)
⼩説『たかが殺⼈じゃないか 昭和 24 年の推理⼩説』 脚本『名探偵コナン』など

半世紀前に『ルパン三世』を⼩説化したとき、モンキーさんがイラストを描いてくれました。
今度は『ルパン三世』のシナリオを書きました。
いちばん⾒てほしいモンキーさんは、もういません。
50 年の時の流れは激しいけど、でもきっとむこうで⾒ててくれるだろうな。
だってぼくが書いた『ルパン』だよ、絶対に⾯⽩いよ!
だからモンキーさんも、もちろんファンのみなさんも、絶対に⾒てください!

■押井守(おしい まもる)
映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』『イノセンス』など

まさか、またルパンに関わるとは夢にも思っていませんでした。
シリーズ構成の⼤倉さんが、「好きに書いてください」と⾔ってくれたので好きに書かせて貰いました。
責任はとれませんが、きっと⼤倉さんを始めとした皆さんが戦ってくれるのでしょう。
この脚本を採⽤してくれた製作者の皆さまの英断に感謝します。

■芦辺拓(あしべ たく)
⼩説『スチームオペラ 蒸気都市探偵譚』『奇譚を売る店』など

13 歳でアニメ『ルパン三世』に出会ったとき、それは当時盛んだったライトで洒脱で痛快な冒険活劇のエッセンスに思えました。そして半世紀、ルパン三世はこのジャンルの唯⼀無⼆のものとして私を夢中にさせ続けています。ありとあらゆる⾯⽩さをのみこんできたこのシリーズを、もし書くとしたら――そうだ、もう⼀つ⾃分が愛する「探偵⼩説」の世界だ!
ああ、深讐綿々たる怪⼈と名探偵は、かくてここに相まみえたのであります……。

■樋⼝明雄(ひぐち あきお)
⼩説『天空の⽝』『還らざる聖域』など

『ルパン三世』とは昔から深い縁がありました。
何しろ、デビュー作が〈ルパン三世/戦場は、フリーウェイ〉(1967 年双葉⽂庫)。以来、ゲームブックや⼩説など、いくつものルパンの物語を書き続けてきました。
そんな私のもとに舞い込んできたのが、TV シリーズ PART6 のシナリオの執筆依頼。もちろん全⼒を注いで書かせていただきました。最⾼にクールでハードボイルドなストーリーをみなさまにお届けします!

■湊かなえ(みなと かなえ)
⼩説『告⽩』『未来』など

⼩学⽣の頃、毎⽇学校から帰って⼀番に⾒るアニメが『ルパン三世』の再放送でした。⾚いジャケットのルパン世代です。ハンサムでも、ヒーローでもないのに、かっこいい。素敵な泥棒仲間、いつも裏切られるのに憎めない美⼥、まるでコンビの⽚割れのような警部。ワクワクしながら⾒ていました。まさかそこに脚本家として、錚々たるメンバーの⼀⼈に加わることができるとは! 当時の⾃分に、⾃慢したい気持ちでいっぱいです。

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