infinit0＆帷の合同ユニット・pioniXによるCD「Xtory-転-」レコーディング終了後のキャストインタビューが到着

infinit0と帷による合同ユニット「pioniX（パイオニクス）」のCD「Xtory」シリーズ（全4部作）より、3巻目「Xtory -転-」に収録される楽曲「キミへ」のレコーディングを終えた田所陽向さん（数寄川零役）、千葉瑞己さん（御風呂庵役）、中島ヨシキさん（天城士欧役）、住谷哲栄さん（羽柴玄尉役）のオフィシャルインタビューが到着した。

pioniX「Xtory -転-」収録楽曲『キミへ』キャストオフィシャルインタビュー

インタビュー回答者：数寄川零役　田所陽向さん、御風呂庵役　千葉瑞己さん、天城士欧役　中島ヨシキさん、羽柴玄尉役　住谷哲栄さん

――曲の第一印象を教えてください。
田所：来たかバラード、と。零はバラードが似合うなと思いますが、自分自身はちょっと抑えて歌うというところをどう攻略するかで悩みます。今回は歌い出しが零で、かつ4人の曲が「こうなるだろう」というイメージがまだ無い中だったので、どういうニュアンスにしようか迷いましたが、うまくいったと思います！

千葉：1,2巻はロックで帷の印象が強かったので、3曲目はきっとインフィニっぽい曲が来るんだろうな…と思っていたら、バラード！　「零と呂庵だったらこうなるだろうな」というのが、この楽曲は想像しやすかったです。そこに士欧と玄尉が入ってどんなハーモニーが生まれるんだろう、インフィニではできない厚みが出たり、自分の想像を超えるものができるだろうとわくわくしました。

中島：帷の二人だけだったらやらない曲ですよね。こういう曲も来る企画なんだなと思いました。そもそも、他のコンテンツやタイトルでも、キャラクターがバラードを歌うことはそこまで多くはないので、より雰囲気が伝わるように歌えたらなと思いました。やっぱりミディアムテンポって難しいですよね。アップテンポとはまた別の難しさがあるというか。テクニカル的な部分でも安定させるのが難しいですが、零さんが頑張ってたので、ちょっとまあ高音も頑張ろうかな、と(笑)。4人で歌った時は、玄尉と零という下パートがしっかりあるので、呂庵と士欧が高い感じになるんですよね。なので少し目立ちやすい。だからこそ、自由にやろうかなって思っているのと、ソロパートでいいところもらっているので、気合が入りました。

住谷：この曲は玄尉が作ったものではないということで、本当に帷だけではチャレンジしないであろうコラボならではのテイストだなと感じました。だからこそ、「玄尉はこれをどう歌うんだろう…」と悩みましたね。ただ、ラブソングでバラードという、玄尉とは縁遠い曲の中でも、ちゃんとギターサウンドが入っているので、「これは玄尉が弾いているのかも？」と考えたり、思ったよりもドラマでインフィニといい距離感で関わっていたりするので、全てをinfinit0に寄せるわけではなく、帷らしさも大事にしつつ、いいバランスで歌えたらと思いました。

――曲を実際に歌ってみての感想と、聴いてほしいところやお気に入りのところがあれば教えてください。

田所：正直なところ、僕にとってはキーが少し高かったんですけど、原キーのままで挑戦してみようというチャレンジをしてみました。良い形に仕上がったと思います。ドラマを全巻聞いてから改めてこの曲を聞くと、玄尉がこの曲を歌っていることにしみじみくるんじゃないかなと思っています。聴きどころは…呂庵と歌っている1番の「受話器越しの～…」のところは、インフィニらしくシンクロできたので、そこですかね(笑)。
僕が収録した段階では、まだヨシキさんが収録されていないので、完成が楽しみです。インフィニのいたずら心でできたこの曲がどうなるのかに注目していただければと思います。

千葉：今回は切ない失恋、想いが叶わなかった、みたいなテーマの曲調と歌詞。呂庵くんだったらこの曲をどう表現するだろう…と、いつものように考えたのですが、元々所属していたユニットが活動休止になってしまった時や、ひとりぼっちで寂しいと感じていた描写が「０(ゼロ)」(infinit0　1stミニアルバム)の中にあったのを思い返したんです。グラビの皆が仕事帰りに一緒に帰る姿を見て、「あ、一人なんだ、自分は…」って思っていたんじゃないかなとか、感情を盛り上げるために考えながら歌ったので、も～～～しんどかったです(笑)。全体的に、呂庵くんが決壊するギリギリぐらいの感じ、MAXよりちょっと下ぐらいのイメージで歌ってたんですけど、特にこだわったところは「幸せだったと感じさせてみせるから」というフレーズ。歌詞に出てくる「君」にどう届いたかと感じてもらえたら嬉しいです。

中島：歌い分けが結構複雑なので、色々な声が聞こえて飽きない曲だと思います。士欧としては、零にハモを入れたのが印象的だったかな。今まではユニットごとにパート分けすることが多かったように感じますが、その点で2番の頭は面白いなと思っています。「4人になった」感があって嬉しかったです。2番は試聴では聴けないと思うので、是非、CDを買っていただいて…(笑)。試聴で聞いたら皆さんびっくりするんじゃないかな？
士欧としては使ったことのない表現を使ったので、このメンバーの中で士欧が持つ青っぽさみたいなものが出ていたらいいなと思います。あとは、ファルセットがいっぱい出てくるんで、そこがね、染み渡る感じです。このユニット、結構ファルセット多用されてますよね(笑)。低い声の零のファルセットは素敵ですよね。住谷くんの声も玄尉の時は甘めなので、すごくセクシー。瑞己くんの声も、呂庵自体はピチピチフレッシュなキャピキャピしてる感じなんですけど、こういう曲では大人っぽさがありますよね。もっとこういう曲をやってもいいなと思います！

住谷：かなり探りながら収録に臨んだのですが、スタッフの皆さんに「新たな玄尉の可能性が見えました」という言葉をいただけたので、よかったです。今後も色々な面が見せられるといいなと思います。ドラマでも、口数はまだ多くはないのですが、最初の頃よりも自分の想いや考えをきちんと口に出すようになってきたんじゃないかなと感じました。以前よりも少しだけ感情が豊かになって、今回の曲のように歌にも変化が出てきて……そんな表情が出せるといいなと思います。今後も期待ですね。

――ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
田所：2巻から3巻の間、ドラマの時間軸で言うと、少し時間が飛ぶんです。だから、2巻からちょっと経って、4人の仲も一段と深まっているのかな？という関係性の変化を、曲でも感じていただけるんじゃないかなと思います。
個人的には、インフィニはオープンですが、帷はまだ心の奥底に隠しているものがあるんじゃないかなと思っています。そんな2ユニットの絶妙な関係性を楽しんでください。

千葉：1,2巻と続けて、インフィニにも帷にも無かった色ができてきたなと思うので、そこを楽しんでいただけると嬉しいです。とは言え、まだまだ始まったばかりのpioniXですから、きっとまだ「初めまして！」くらいの感覚。これからもっと盛り上げていければと思いますので、引き続きよろしくお願いします！

中島：3巻目ということは皆さん1巻、2巻も聞いていただいているであろう、と思います。「4人になったらやりそうなこと、できそうなこと」をやってきた前半戦と比べて、「新しいことをやってみよう」という、4人の関係性が上向きになっている楽曲になっているんじゃないかなと思います。信頼関係がないとできない曲だと思うので、きっと1,2巻よりも4人の関係も変わっているはず。これ、ライブでやるの大変そうですね…。多分、ハモもやるんだろうな…。そういう意味でも、聴きごたえ、歌いごたえのある曲です。そして、一緒に収録されているドラマを聴いた後に曲を聴くと、また違った印象になるかもしれないので、そこも含めてお楽しみください。

住谷：以前のインタビューでもお話させていただき言いましたが、pioniXはインフィニの陽と帷の陰が交わる企画。ドラマも楽曲も、色々な方向性を開拓している途中です。ドラマ内でも、関わり方はまだまだ手探りで、士欧も猫を被っている感じがまだします。インフィニの二人はフラットに接してくれているので、そんな二人に引っ張られて変化していく帷が見られるんじゃないかなと思います。そういった変化を、楽曲でも是非お楽しみください！