『秘密結社 鷹の爪』吉田くんが日本初の自律的なアニメキャラクターに。AIを駆使した新しいアニメ制作の形をさらに追求

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DLEは、アニメキャラクターのDX化を掲げ、生成AI技術および音声合成AIを駆使し、アニメ「秘密結社 鷹の爪」のキャラクター、吉田くんを日本初の自律的な応答のできるアニメキャラクターとしてAI化に成功したことを発表する。このプロジェクトは、AI技術の最前線を行くFusicとの共同研究により実現した。

本プロジェクトでは、先進的な音声合成AI技術を駆使し、吉田くんのユニークな声と口調をほぼ完璧に再現している。
また「吉田くんの言語モデル」の開発も行い、音声合成モデルと組み合わせることにより自律的な発話が可能となった。権利が複雑に絡み合うアニメIPは、AI化するには各権利者の同意が必要であったため難しいとされていましたが、秘密結社鷹の爪はDLEが声優も含め権利を100%保有するため実現できた。

*本技術を活用した、AI吉田くんのサービスリリースは今後発表予定

AI技術の導入により、アニメーションの創造性と可能性はこれまでにない規模で拡張されている。自律的な思考のできるAI吉田くんは、その第一歩に過ぎない。DLEは、この成果をもとに、AIを駆使した新しいアニメーション制作の形をさらに追求し、既存のIPの有効活用と従来のアニメ制作プロセスの大きな変革を目指すとしている。本プロジェクトによって、吉田くんは単なるアニメキャラクターを超え、視聴者と交流し、共感を生む存在へと進化を遂げることを期待している。