Netflix『大奥』宮野真守&松井恵理子が”やりすぎた”アフレコの裏側を明かす特別映像

Web配信

Netflixシリーズ「大奥」より、煌びやかな和服の宮野真守(万里小路有功役)&松井恵理子(徳川家光役)がアフレコ現場の裏側を明かす特別映像が公開された。

特別映像では、本作の舞台である豪華絢爛な大奥を彷彿とさせる、煌びやかな着物に身を包んだ、主人公の万里小路有功(までのこうじ・ありこと)役の宮野真守と、徳川家三代将軍・家光役の松井恵理子が登場。収録当時を振り返り「感情的なシーンは画に合わせずに、家光に思いをぶつける意識でした」「有功が怒るシーンの後に、宮野さんに『ちょっと怒りすぎちゃったかな?』と心配されました」と、愛憎渦巻く世界観を表現するために感情むき出しで行われたアフレコ現場の裏側を明かしている。

物語の舞台は、赤面疱瘡という疫病の流行で、男子の人口が女子の約1/4にまで急速に減少した結果、社会運営の根幹や権力が女性に完全に移った江戸。
男女逆転の<大奥>の世界が築かれていた江戸城を訪れた公家出身の万里小路有功は、春日局の恐ろしい脅迫により無理やり大奥に入れられ、将軍の家光と恋に落ちることにー。
解禁された映像では、欲望と嫉妬が蔓延る世界で運命に翻弄される有功と家光をそれぞれ演じた宮野と松井が、江戸時代の華やかさを感じさせる色鮮やかな着物を身に纏い、アフレコ時の様子を回顧していく。
印象的なエピソードについて聞かれた宮野は「監督は自分の間合いに合わせてくれました。『宮野さんの言いたい言葉とか、言いたい間合いで大丈夫です。あとは何とかしますので!』みたいな感じで(笑)」と、監督との信頼関係の上でアフレコが成立していたことを告白。さらに「だからこそ、感情的になるシーンは画に合わせることなく、家光に思いをまっすぐぶつけるという意識でできました」と語り、抗えない運命に苦悩する有功の感情的なセリフを自分なりに表現できたことを明かした。
一方、松井は「家光が有功に怒ったあとに、それ以上の力で有功が叱責するシーンがあるんです。そのシーンの収録後に、宮野さんに『ちょっと怒りすぎちゃったかな?』と心配されたのは凄い印象的でした」と、自分のセリフの迫力に思わず驚いてしてしまうほど、宮野が感情むき出しの鬼気迫る芝居を現場で見せていたことを打ち明けた。

また、作中で使われる京言葉について宮野は「ただの京言葉ではなく、時代劇の京言葉なので丁寧な言い回しなんです。最初難しいかなと思っていたんですが、逆に世界観が強いがゆえに、自然と入ってきました」と語り、全編通しての方言が入ったセリフも、役に入り込むことで難なくこなしていた様子。
松井も「政治的な言い回しは難しかったので、見ている方にも理路整然と伝わるようにしなければいけない」と時代劇特有の難しさを告白。
さらに「いま家光は将軍然としているのか、まだ口出ししているだけなのか。言葉の重みが家光の置かれている状況によって変わってくるんです」と、刻一刻と変化する家光の立場と心情に合わせたセリフの表現に苦労したことを打ち明けた。

作中で僧でありながらも、還俗し<大奥>に入ることを決断した後も、愛する家光のために大きな決断を何度も迫られ苦悩する有功。
そんな彼にちなんで、「最近決断したこと」を問われた宮野は「自分でメニューを決断して、奢ったり奢られたりする番組に出ているんですけど、その決断を間違いがちですね(笑)」と語り、“あのバラエティー番組”でも苦渋の決断を迫られていると言う。
松井に「やっぱり最後は緊張するんですか?」と聞かれた宮野は「めちゃくちゃ緊張します!やっぱりご馳走になりたいじゃないですか!」と、毎週重要な決断を迫られていることを明かし“ゴチになりたい”という本音を漏らした。