『劇場編集版かくしごと』神谷浩史「奇跡的に出来上がった作品」。原作者・久米田康治に向けてエールも

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現在上映中の『劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―』の公開記念舞台挨拶が17日、都内にて開催。原作者の久米田康治シ、村野佑太監督、神谷浩史(後藤可久士役)、八代 拓(志治 仰役)、安野希世乃(墨田羅砂役)、佐倉綾音(筧 亜美)が登壇。

今回の劇場編集版では、すべての舞台挨拶に登壇している久米田氏と村野監督。久米田氏は「今日の舞台挨拶は、僕と監督の時間は5秒くらいで…」と、さっそく久米田節を発揮。村野監督も「5回目の舞台挨拶」と口にし「今日は役者さんたちの話を楽しみしてきました」と、声優らに一任する気満々といった様子で語った。

G-PROメンバーということもあり、安野は「G-PROのみんなで餃子を作るシーンが好きです」とお気に入りのエピソードを披露すると、佐倉は「あれ久米田先生の実話なんですよね?」と久米田氏に投げかける。久米田氏は「…そうですね。実話です」と告白。「僕はちゃんと(餃子を)焼きました。焼いてから原作に…」と続けると、「描くまでが遠ざかってるじゃないですか!」と、神谷と佐倉からツッコミを入れられる。

それぞれの“かくしごと”秘話が語られるなか、キャスト陣から同作への思いを口にした。「上映期間中に絶対イチお客さんとして、劇場に観に来たいと思っています。劇場で観られてるみなさんが羨ましいです」(安野)。「今回の劇場版に関しては個人的ではあるのですが、大勢のお客さんを前にしたのは2年ぶりくらいなので、感無量です。私たちはこういう素敵な空間で仕事をしていたんだなと思いました」(佐倉)。「TVアニメから携わらせていただいて、このメンバーの雰囲気をみなさんと再び共有できていることが嬉しいです。この作品を知るきっかけが原作だったり、TVアニメ、この劇場編集版とそれぞれの入口があっていいと思っています。ぜひ周りの方に進めていただいて、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです」(八代)。

最後に、神谷は「エンタメが届けにくい世の中になっていますが、今日は大勢の皆さんにご来場いただけて嬉しく思っております」とお礼を延べ、「『かくしごと』は、最初から原作の最後まで映像化することを目標に作ってきました。本当に奇跡的な状況で出来た作品なので、このような作品に最後まで関われたことが嬉しいです。この作品観ると、いい気分になるんですよね。良いもの観たなという気持ちになるんです。この親子に会いたくなったら、また劇場に足を運んでいただいたり、自宅でブルーレイをご覧になってくれたら嬉しいです。そして何より、久米田先生の次回作にご期待ください!」と語り、舞台挨拶の幕を閉じた。

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©久米田康治・講談社/劇場編集版かくしごと製作委員会