「ゴジラ」新プロジェクトとしてTVアニメ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』が制作決定。手描きアニメとCGのハイブリッドで制作

TVアニメ

「ゴジラ」の新たなプロジェクトとして完全新作のTVアニメシリーズの制作が発表となった。そのタイトルは『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』。2021年4月よりTOKYO MXほかでTV放送スタートとなり、Netflixでは日本先行で全世界独占配信される。『ゴジラ』のアニメーションとしては2017年・2018年に『GODZILLA 怪獣惑星』『~決戦機動増殖都市』『~星を喰う者』の3部作が劇場公開されたが、今回の新シリーズ『ゴジラ S.P』は毎週放送の「TVアニメ」。映画とはまったく違う作品、新たなオリジナルストーリーとなっている。

アニメーション制作は、『僕のヒーローアカデミア』など数々の傑作を世に送り出す名スタジオ「ボンズ」と、『宝石の国』『BEASTARS<ビースターズ>』など他とは一線を画すハイクオリティなCGアニメを手掛けてきた「オレンジ」。まさに夢のタッグが実現し、手描きアニメとCGのハイブリッドで制作される。

携わる制作スタッフも超豪華な顔ぶれに。監督は『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』の高橋敦史。シリーズ構成・脚本は、日本を代表するSF小説家で芥川賞作家の円城塔が務め、TVアニメのシリーズ構成&全話脚本に自身初挑戦。音楽は『弱虫ペダル』シリーズや数々の『映画ドラえもん』を盛り上げてきた沢田完。

そしてキャラクターデザイン原案は、「ジャンプSQ.」(集英社)で連載中の大人気コミック『青の祓魔師(エクソシスト)』の作者・加藤和恵。『青の祓魔師』でも多くの個性的かつ魅力的なキャラクターを生み出している実力派作家が、自身初となるアニメのキャラ原案に挑戦した。そして怪獣デザインを手掛けるのは、『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『風立ちぬ』など数々のスタジオジブリ作品に参加してきたアニメーター山森英司。アニメの肝となるキャラクター、グラフィック面においても一線級のスタッフが集結した。

TVアニメ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』

2021年4月放送開始
TOKYO MXほか
Netflixにて全世界独占配信(日本先行)

監督:高橋敦史
シリーズ構成・脚本:円城塔
キャラクターデザイン原案:加藤和恵
怪獣デザイン:山森英司
音楽:沢田完
アニメーション制作:ボンズ×オレンジ

監督:高橋敦史 コメント
「子供の頃雑誌で見たゴジラから逃げ惑う人々のエキストラ募集の記事、自分が映画に出れるかも?!大勢の中でどうやって目立てばいいか演技プランを考えました。結局その夢は叶いませんでしたが今回ついにあの時の演技プランが報われるのかも知れません。」

シリーズ構成・脚本:円城塔コメント
「世の中には解けない謎が多くある。もっともそのほとんどは、考え続けていくうちにだんだん小さくなっていく。しかしここにごくごくまれに、考えれば考えるほど増え続けていく謎があり、たとえばそれはゴジラと呼ばれる。ここ数年、なんとかそれを抑え込もうとしてきたが、手記はここで途切れている。」

加藤和恵コメント
「子供の頃からお馴染みの「ゴジラ」に、まさか関わらせていただく日がくるとは…仕事は大変緊張しました。高橋監督、脚本の円城先生、アニメのプロの皆さんが作り上げるゴジラの世界を、楽しむなにかしらの一助になっていたらと思います。キャラクター達がどう動くのか、私も一視聴者として楽しみにしています!」

 

加藤和恵 キャラクターデザイン原案絵

怪獣デザイン:山森英司コメント
「この作品に関わる機会を下さった関係皆様に感謝致します。そして、何人もの作業を経て画面になった怪獣達を、多くの人に楽しんで頂ければ幸いです。又、ゴジラ好きで、この依頼を最も喜び、楽しみにしながら、完成を見られずに他界した、兄に捧げます。」

ゴジラデザインの一部

音楽:沢田完コメント
「大学時代、作曲の恩師・池野成先生が映画「ゴジラ」の音楽のオーケストレーションをされていて、更にその恩師であり「ゴジラ」音楽の産みの親・伊福部昭先生にも自分は管弦楽法を学びました。そんな自分がこの作品に関わる事になり並々ならぬ思いが駆け巡っています。同時に長いシリーズの新たな一ページを開く「ゴジラ S.P」に参加できる喜びを噛みしめています。」

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