朗読劇「池袋シャーロック、最初で最後の事件」が配信開始! 浪川大輔扮する推理力ゼロの名探偵が前野智昭・天﨑滉平と殺人事件に挑む

舞台

本日、全6公演の配信が決定している「池袋シャーロック、最初で最後の事件」より、File.01・ File.02の配信がスタート。今回は、浪川大輔、前野智昭、天﨑滉平の3名が熱演したFile.01「教え子と鈍色の研究」のオフィシャルレポートが到着した。

本公演は本日1月26日File.01・File.02の配信開始に加え、1月30日にFile.03・File.04の配信公演、2月7日にはファンの期待高まるFile.05・File.06の生配信が行われ、6公演全てチケットぴあにて配信チケットが発売中。
出演者によるアフタートークも含めたアーカイブ(見逃し配信)のオンライン視聴は2月14日(日)23:59まで可能。File.01・02を見逃した方もアーカイブより今からでも視聴可能。詳細は本公演公式サイト(https://reading-museum.com/lineup/ikebukuro-sherlock.php)より確認してほしい。

オフィシャルレポート

舞台のセンターには本が詰まれた研究机、左側には革のソファーが配置され、ルビーレッドの壁には金縁の額に入った写真や絵画が並んでいます。池袋にある立帝大学で犯罪社会学を専門とする主人公“北崎”の自室が再現されたこのセットに、降り注ぐ薄暗い照明。ヴァイオリンとピアノの生演奏によるゆったりと心地よくも緊張感のある音楽が無観客の会場を包み込んだのも束の間、浪川大輔の『そうか、わかったぞ!』と大きな閃きを得た一言が響き渡たり、物語の幕が明けました。

“北崎”を演じる浪川は、白いシャツに黒色のジレを組み合わせ、細身の黒パンツ姿といういかにも大学教授らしい姿で登場。そして同時に登場したのは、北崎の古い友人で同僚でもある“絵里坂”。演じる前野智昭は、白い薄手のニットにシックなパンツ姿という北崎よりラフな格好で現れ、ふたりが並ぶ様子は「池袋シャーロック」のメインビジュアルさながらと言えます。

大学構内で起きた殺人事件。“立帝大学のシャーロック・ホームズ”と呼ばれる北崎は、ほとんど手掛かりがないにもかかわらず、この事件を1時間で解決すると言い放ちますが、実は、推理力が全くなく、親友の絵里坂に泣きつく羽目に。

公衆の面前では毅然とした姿を見せる一方、どっしりと構える冷静沈着な親友の絵里坂には、弱気な素の部分をさらけだす北崎。強い信頼関係に裏打ちされた、二人の軽妙でコミカルなやり取りが、笑いを誘います。

推理のタイムリミットが迫り来る中、北崎の部屋にもう一人の人物が訪れます。彼は、かねてより北崎に憧れており助手にして欲しいと熱弁する学生の“伊波”。明るく真っ直ぐな青年を、天﨑滉平が爽やかに演じます。最初はただの学生と侮っていた北崎と絵里坂でしたが、伊波が披露した鋭い推理、そしてお人好しで、推理力無しの北崎だからこそ気が付いた真相によって、物語は衝撃の結末を迎えます。

三者三様の魅力的なキャラクターはもちろん、台本は手にしているものの、舞台を所狭しと動き回り、身振り手振りや目線、表情、時には小物まで駆使してキャラクターを演じる声優陣の様は、朗読劇を超えて、もはやお芝居を観ているかのよう。ストーリー展開に合わせて奏でられるバイオリンとピアノの演奏が、朗読劇全体に更なる深みを与え、一時も目を離すことができないエンターテインメント作品となっています。実際に配信を視聴したお客様から早くも『北崎教授が可愛い!会話が楽しい!朗読に加えて表情などまではっきり見えるのは配信ならではの楽しさでした!』『声優さんの素晴らしい朗読と臨場感のある生演奏に聞き入ってしまいました。』『作品はミステリーだけれど、所々で声出して笑ってしまう』『あと5話もみれて何回も見れるなんてなんて贅沢なんだ』との声も届き、一番の盛り上がりを見せるであろう2月7日の生配信にむけて、残りの話数の配信にも大きな期待を寄せている様子です。

アフタートークでは浪川・前野・天﨑が本編とは打って変わって和気あいあいとした雰囲気で初回の公演を振り返りました。今回は無観客での実施ながらもほぼ一発録りであったという本公演。『リハーサルで行ったことを、いざ本番やるとなるとリスクを感じて守りに入る気持ちが生まれてくる』と話す前野に、一本目だからこそ余計にその気持ちは分かると浪川・天﨑が同意します。さらに3人は朗読劇ならではの難しさも痛感しつつ、浪川は『事前に行った稽古でも、本番直前のリハーサルでも、そして本番でも全く違う動きをしたのでカメラマンさんにまたあいつ違う動きをしやがってと思われたんじゃないかな(笑)』と語ります。身振り手振りを付けて芝居をするのが初めてだったという天﨑は「台本を読みつつ、体で表現することの狭間で戦いました。伊波はフレッシュなキャラクターなので、推理しつつも若さゆえにワクワクしてしまっているところを出すように意識しました。」と本番を振り返ります。最後は浪川が『File.01~06の全6幕、登場人物のキャラクター設定は同じですが毎回ストーリーが変わります。議論を呼ぶ波乱の結末が待ち受けていると思うので、観た人それぞれが色々な感覚をもって何度も楽しんで欲しいです。』と締めて、本イベントは無事終了いたしました。

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