マーベラスの音楽映像事業、10-12月期は4四半期連続の減益 公演のパッケージ商品とグッズ売上減少

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マーベラス<7844>の音楽映像事業の減収減益が続いている。2019年10~12月の同事業の業績は、売上高が前年同期比で19.8%減の18億1500万円、セグメント利益が同19.7%減の5億1100万円となり、2019年1~3月期から4四半期連続で、対前年比で2ケタの減収減益となった。踊り場を迎えたかにみえる同事業だが、第4四半期(1~3月)に主力シリーズの舞台最新作が用意されており、第4四半期では巻き返しが期待される。

同社によると、第3四半期では、劇場版プリキュアの最新作「映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて」が10月に公開となったほか、「ミュージカル『テニスの王子様』秋の大運動会2019」を10月、「ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』コンサート Rails Live 2019」を10月・11月に開催。

また、今期の完全新作として、テレビアニメ化もされた人気漫画「血界戦線」を舞台化した「舞台『血界戦線』」を11月に、人気ゲーム「ペルソナ5」を舞台化した「PERSONA5 the Stage」を12月に公演したものの、前期と比べてステージ公演のパッケージや関連商品の販売が減少したという。

続く第4四半期は、「舞台『刀剣乱舞』維伝 朧の志士たち」や「ミュージカル『テニスの王子様』3rd シーズン全国大会 青学vs 立海 後編」「『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』~Night of Blossoming Stars~」など主力シリーズの新作公演を行う。さらに「プリキュア」の新TVシリーズ『ヒーリングっど♥プリキュア』の放送を2月より開始し、3月には劇場版最新作が公開となる予定。