『食戟のソーマ 餐ノ皿』AnimeExpo2017でステージイベント開催。原作・附田祐斗が甘すぎるアメリカンジャンクフードを実食

7月1日より、米国・ロサンゼルス・コンベンションセンターで始まった北米最大のアニメコンベンション「Anime Expo 2017」のVIZ mediaのステージに『食戟のソーマ』より原作者 附田祐斗と担当編集の集英社ジャンプ編集部上野朋裕が登壇した。
『食戟のソーマ』は、名門料理学校「遠月学園」を舞台に主人公の幸平創真が料理人の頂点を目指して仲間たちと切磋琢磨しながら腕を磨いていく料理バトル漫画。2012年より週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載が始まり、これまでに単行本24巻、累計発行部数は1200万部以上(2017年5月)の人気作品。これまで、2度TVアニメ化されており、6月26日には、2017年秋よりTVアニメ第3期「餐(さん)ノ皿」が放送されることも発表されている。

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「佐伯先生をお連れできませんでした」と会場の笑いを誘いながら、ステージ上に姿を見せた附田。続いてVIZ mediaの編集者ジェニファー・ルブランクからの「創真のお母さんは作中に出てきていませんが、登場する予定はありますか?」という質問には、「『創真の才能は、俺にもなかった才能なんだ』という城一郎の台詞があります。これの意味するところは、今後の展開をお楽しみに」と含みのある回答をすると会場のファンはざわめきの声が上がった。

また、「アメリカにいる間に試してみたい食べ物はなんですか?」という質問に「ハンバーガー」と回答し、「今回の滞在中に食べた様々なハンバーガーのアイデアを実際に漫画に登場させたいです」と答えると喜びの声とともに、オススメのハンバーガーの名前を叫ぶファンの姿も見られた。

また『食戟のソーマ』のファンからの「料理を食べたときのリアクションのアイデアは附田先生が出しているものでしょうか?それとも佐伯先生に任せていますか?」といった質問に対して、附田は「基本僕から提案することが多いです。ただ、なにも思い浮かばないときは、佐伯先生と編集者にお願いすることもあります。ただ、なかにはマジカルキャベツのように、僕の考えたアイデアをもとに佐伯先生がさらに手を加えて合作になることもあります。僕は『佐伯先生、それ、先生の手間が増えますけど、大丈夫ですか?』と聞きましたが『大丈夫です!』答えたんですよ」と実際のエピソードを交えて答えると集まったファンからは驚きの声が上がった。

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質問コーナーに続いては、ジャンクフード大国と呼ばれるアメリカのジャンクフードに2人がトライするという“American Junk FoodWars!”が行われ、二人はアメリカ人にとってはおなじみのジャンクフードを実食。

キャンディ・コーンを口にした附田は「甘い、口の中が乾いてきました」と述べ、ポップ・タルトを食べた上野は「美味しいとは思うけど、絶対に日本には輸出しないでほしいです。」という散々な品評。そんな様子を楽しそうに見ていたアメリカのファンたちからは、笑い声が上がった。

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アメリカのジャンクフードを味わった後は、ジェニファーの好きなお色気リアクションシーンの紹介。ジェニファーがそれぞれのシーンを選んだ理由を話すと、附田からも実際の制作にいたる経緯など裏話が語られた。そのなかで「佐伯先生の画力を信じしているからお願いできることです」と『食戟のソーマ』の連載には二人の信頼関係が関係していることを窺わせた。

制作秘話も飛び出したお色気シーンに続いては、熱いファンの思いが詰まったビデオコンテストの審査発表。事前募集をかけて集まった『食戟のソーマ』をイメージしたファンムービーのなかから、選ばれた作品の上映が行われ、これには原作者の附田もニッコリ。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい『食戟のソーマ』ステージはエンディングの時間を迎え、テレビ第3期の北米展開に関する告知に続いて、附田は「楽しい時間をありがとう!」と挨拶。ファンたちからは温かい拍手が送られた。

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公式サイト