プラネタリウム「ノーマン・ザ・スノーマン」新作が上映開始。完成披露試写会にノーマン役を務めた吉野裕行が登場

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コニカミノルタプラネタリウム“満天”の、2016年冬の新作として『ノーマン・ザ・スノーマン~流れ星のふる夜に~』の上映が11月19日よりスタートした。
公開に先駆け、本作の完成披露試写会が開催され、声優の吉野裕行さんと本作の八代健志監督がトークイベントを行った。
イベントでは、吉野さんがノーマン役に決まった経緯や、制作過程での裏話、吉野さんとプラネタリウムとの思い出などについてトークが展開した。

本作『ノーマン・ザ・スノーマン~流れ星のふる夜に~』についてお伺いします。

矢代:1秒のカットに12~24コマもの写真の撮影が必要で、制作着手から約半年かけて作品を完成させます。紹介いただいたように、シーン中数多く登場する“雪”には塩が使われています。どちらも「結晶」という共通点があるので、実は似ているんですよ。塩をたくさん触るので、手が漬物みたいになります(笑)さらに、塩は湿気を吸いやすいので水分には注意が必要でした。

吉野:制作に半年もかかるのですね。確かに、簡単なVコン(ラフ動画)に合わせて1回目の収録を行ったのですが、忘れたころに2回目の収録の依頼が来て、「まだ(撮影を)やってたのか!」と正直思いました(笑)

吉野さんとノーマンについて伺います。吉野さんから見て、ノーマンはどんなキャラクターですか?

吉野:(作中に登場する)少年から見るとお兄さんみたいな存在だと思います。すごく大人ではないけれど、背伸びしたい年頃は卒業しているような。
矢代:口が悪い中に愛情があるというか、憎めないヤツといったところでしょうか。ちょっとヤンチャなイメージに吉野さんの声がはまると思いました。なので、特にこうしてくださいという、細かいお願いはしませんでした。収録もすぱっと終わりましたね。

吉野さんは、ご自身のプラネタリウムの思い出や印象はいかがでしょうか?

吉野:今と昔のプラネタリウムはだいぶ違います。小さいころに見たプラネタリウムは今のように360度見えるイメージが無かったような印象です。学校で教えてもらう星座解説のように、平面的なイメージがありましたが、ここ(プラネタリウム“満天”)は非常に立体的に感じられます。自分の知るプラネタリウムは星を見たり、星座解説を聞くことがメインなのに対し、(ノーマン・ザ・スノーマンのように)キャラクターが出てくるという事が無かったから新鮮でしたね。

プラネタリウム“満天”ではここでしか見られない“特別”があるんですよね?

八代:満天オリジナルバージョンとして、ノーマン(吉野さん)と少年による特別な星座解説があります。これはプラネタリウム“満天”だけでしか見られません。ちなみに吉野さんは作品中より星座解説の方がよくしゃべっていますよ(笑)。星座解説のセリフは長く、ニュアンスの付け方が難しいのですが、吉野さんの読む力で、分かりやすく解説してくれています。また、他館ではデジタルのプロジェクターのみの投映ですが、“満天”では最新鋭の光学式プラネタリウム「Infinium Σ」が映し出す、シャープで美しい星とともに投映しているのも見どころです。

最後に、吉野さんから、皆様へメッセージをいただけますか?

吉野:思春期にさしかかる少年と、謎の生物“雪だるま”ノーマンの心のふれあいを、八代監督の作り上げた独特の世界観でお楽しみ下さい。特に大人の方には疲れを癒していただける作品だと思いますし、もちろん子どもにも見てほしい、そんな作品になりました。

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作品詳細

全国28館以上のプラネタリウムで上映された大ヒット作品!
~異例のリピート上映も行った「ノーマン・ザ・スノーマン」シリーズ~
一人の「少年」と、毎年冬になると出会える雪だるま「ノーマン」とのファンタジックなロードムービーです。

ノーマンが暮らす北国の神秘的な自然体験や美しい星の輝き、いきものたちとの出会いを通じて成長していく少年の姿を描く心温まるお話です。1コマずつ丁寧にコマ撮りする“ストップモーションアニメーション”という技法により、まるで人形が生きているかのような優しい動きを表現しています。

今回の『ノーマン・ザ・スノーマン ~流れ星のふる夜に~』は、ある雪の日に、”流星群を見たい“という想いから町を出るノーマンと少年の小さな冒険物語、2013年制作「ノーマン・ザ・スノーマン ~北の国のオーロラ~」に続く第2作目です。

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作品概要『ノーマン・ザ・スノーマン~流れ星のふる夜に~』

声の出演/吉野裕行、梶裕貴
上映期間:2016年11月19日(土)~2017年5月21日(日)
上映時間:約40分 12時・17時の回
※11月19日(土)~2月6日(月)の上映時間です。これ以降の上映時間、休館日、追加上映回など、最新情報はウェブサイトでご確認ください。
【作品詳細/オンライン予約】
https://planetarium.konicaminolta.jp/manten/program/cg/winter_16/

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公式サイト