石田スイ氏原作、週刊ヤングジャンプにて連載中のコミックス『東京喰種 トーキョーグール』が実写映画化されることになった。
主演の金木研役には、TVドラマ『デスノート』や、映画『MARS(マース)~ただ、君を愛してる~』など出演作が立て続き、人気、実力ともに日本映画界の若手俳優を代表する存在の窪田正孝さん。
また、ヒロインの霧嶋董香役には、NHK連続テレビ小説『まれ』や、『世界一難しい恋』などでの存在感が光る演技力と、バラエティ番組での魅力的なトークなど幅広いジャンルでの活躍が注目されている清水富美加さんが決定している。
メガホンを取るのは、多数のTV-CMやミュージックビデオ、ショートフィルムを監督し、海外で数々の賞を受賞している萩原健太郎氏。その独自の「人間を描く」演出と「美しい映像世界」に定評がある人物だ。
キャスト・監督コメント
窪田正孝【金木研(カネキ)役】
この度、実写版映画 東京喰種で金木研役を演じさせていただくことになりました窪田正孝です。初めて原作を読ませていただいたとき物語に吸い込まれるように、のめり込むように次へ次へとページをめくっていました。
たくさんの原作ファンの方の意見、思いがあると強く受け止めています。石田スイ先生のメッセージも読ませていただきました。有り難すぎるお言葉に気持ちが救われました。ただ実際は自分もビビっているのが本音です。先生をはじめ、ファンの方の大切な大切な東京喰種という作品。誠に微力でありますが金木研くんという大役に寄り添い、深く大事に演じさせてただきたく思います。
いち原作ファンとして。石田先生、原作ファンの方、東京喰種の名に恥じないよう現場でスタッフキャストの皆さんと精一杯作り上げて行きたいと思いますので、どうかよろしくお願い致します。
清水富美加【霧嶋董香(トーカ)役】
私と霧嶋董香ちゃんは、真逆のタイプだと思います。自分は平和にぬくぬく生きてきたなぁとも思います。生まれてから大した地獄を知らなければ、見たこともないです。故に、どういったものを、どのように、どのくらい削ぎ落とさなくてはいけないのか、どのくらい自分を追い込まなくてはいけないかということが、計り知れないことは分かります。
声をかけて下さった方々に後悔をさせたくない、という思いと、役を頂いた以上、物語の持つテーマを感じとっていただけるように、いや、そのテーマが何かも今は分からないのですが、詰めて詰めて、撮影が終わったら死んでもいいくらいの気持ちで真摯に作品に望んでいきたいと思っております。
萩原健太郎監督
石田先生の想い、そして原作ファンだけでなく映画ファンの想いを裏切らぬよう、全身全霊で挑みます。主演の窪田正孝さんとヒロインの清水富美加さんをはじめとする最高のキャスト陣、いつも全力で支えてくれる心強いスタッフ陣と共に、原作と真摯に向き合い、準備を進めています。
僕らの想いはただ一つ。純粋に「面白い映画が作りたい」、ただそれだけです。人を食べる事でしか生きていけない化物・喰種たちを通して、“人間らしさ”とは何かを問う作品にしたいと思っています。見ていてください。
『東京喰種』
■原作:石田スイ 「東京喰種トーキョーグール」 集英社「週刊ヤングジャンプ」連載
■出演:窪田正孝、清水富美加
■監督:萩原健太郎
■配給:松竹
■公開:2017年夏 全国公開
ストーリー
人の姿をしながらも人を喰らう怪人【喰種(グール)】。水とコーヒー以外で摂取できるのは人体のみという正体不明の怪物たちが、人間と同じように暮らしている街、東京。
ごく普通のさえない大学生の金木研(カネキ)は、ある日、事故に遭い重傷を負ってしまう。病院に運び込まれたカネキは、事故の時一緒にいた知人のリゼという少女の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。自分が喰種化したことで苦悩するカネキは、以前から通い詰めていた喫茶店あんていくで働き始め、そこでアルバイトをしている女子高生・霧嶋董香(トーカ)と出会う。あんていくは喰種が集まる店で、トーカもまた喰種なのだった。トーカはぶっきらぼうな態度を取りつつもカネキを助ける存在となっていく。カネキは愛する人や友人とどう向き合うか葛藤する中、喰種を駆逐しようとする人間側の捜査官・CCGとの熾烈な戦いが始まるのだった…。