『ARIA The AVVENIRE~Remaster~』初日舞台挨拶に葉月絵理乃、大原さやか、西村ちなみ、佐藤順一監督が登壇。10年間の思い出と、これからを語る

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昨年9月26日に公開された『ARIA The AVVENIRE』をBD-BOX用にリマスターした本編『ARIA The AVVENIRE~Remaster~』が、6月18日より1週間限定にてイベント上映。その初日には新宿ピカデリー他で舞台挨拶が行われ、灯里役の葉月絵理乃さん、アリシア役の大原さやかさん、アリア社長役の西村ちなみさん、佐藤順一監督が登壇した。
昨年より続いたイベントも総回数23となり、いよいよグランドフィナーレとなる本作。登壇者4人のコメントも、10年続いた作品への思いが伝わってくる内容になっている。

葉月絵理乃:水無灯里役

この舞台挨拶の前に劇場版を見返していたんですけど、でもやっぱり泣いてしまって(笑)。何度観ても心が震えるような、感動するような、暖かい気持ちになる作品です。そして観終わるとやっぱりThe ANIMATIONからもう一度見たくなってしまって、落ち着いたらもういちど見返そうかと思っています(笑)。ARIAはずっとずっと繋がり、ちょっとずつ、ちょっとずつファンの方が増えていって、ここまでの作品になりました。5年後、10年後、20年後、まだ何も決まってないですけれども、きっとまた皆さまにお会いできると思っていますので、またそのときにお会いしましょう。本日はありがとうございました。

大原さやか:アリシア役

自分にとって宝物のような大切な作品を、こうして時を経て、またこの素晴らしい劇場で皆さんと共有できるのは奇跡以外の何物でもないです。ARIAに出会えたことが自分自身のこれからの糧になるというか、この先何があってもARIAがあるから頑張れると思う自分がいる気がします。それは演じている私たちや制作スタッフだけではなくて、皆さまの心の中にも願いの種が残っていく作品だと思います。アイのセリフで「街の人たちの思いが私たちを支えていんだ」とありましたが、まさしく皆さんの思いが私たちを支えてくれてます。「あまんちゅ!」もこれから始まります!「あまんちゅ!」もARIAに負けないくらい素晴らしい作品になっていますので引き続きよろしくお願い致します。本日はありがとうございました。

西村ちなみ:アリア社長

Capitolo 2の最後のシーンの灯里のセリフがARIAを表していて、すごく好きで、今日も観ていてすごく響きました。今ここに立っていられるのも、ARIAを愛している皆様のお蔭で、その幸せの渦の真ん中にいることがすごく嬉しいです。ARIAはこれまで、一度終わりましたが、また幸せな形でつながって、こうして劇場版として繋がってと、どうしても終わる気がしないです。 灯里たちは変わらずネオヴェネツィアで生きているし、私たちは私たちの生活を楽しんで、またふとした時に皆さまと出会えることを楽しみにしています。本日はお越しいただき、ありがとうございました。

佐藤監督

AVVENIREの中には良いセリフがいっぱいあります。この作品が0からいきなり生まれた作品ではなくて、10年前のARIAシリーズにあった絵コンテやシナリオを繰り返し振り返って、徐々に徐々に出来上がりました。最後の灯里のセリフもシナリオにはなかったのですが、作業する中で「好きという想いが奇蹟を起こす」だということを思いつきました。今回は特典に入るだけで終わるはずだった作品がこうして再び劇場で見られるというのは作品自体が持っている力もありますが、皆さまに支えられたおかげだと思います。ARIAに携われたことは幸せです。またARIAが奇跡を起こすときには一緒に楽しめたらと思います。本日はありがとうございました。

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