『ルパン三世 PART IV』栗田貫一、沢城みゆき、藤井ゆきよ出演のオーディオコメンタリーレポート。ルパンをめぐるWヒロインの役作りとは

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『ルパン三世』30年ぶりとなる待望の新テレビシリーズ『ルパン三世 PART IV』のBlu-ray/DVDが全8巻で順次発売される。12月23日(水)に発売となる第1巻には、ルパン三世役の栗田貫一さん、峰不二子役の沢城みゆきさん、レベッカ・ロッセリーニ役の藤井ゆきよさんのオーディオコメンタリー付き。このコメンタリーでは、作品やアフレコの秘話などを熱く語っており、ルパンを取り合う不二子とレベッカの魅力も満載の音声特典となっている。
今回、オーディオコメンタリーを収録する模様をまとめたレポートが到着したので早速紹介しよう。(2015年9月、都内スタジオにて収録)

※以下、メーカー発表の情報をもとに記事を掲載しております。

第1話のアフレコが行われた2014年末を懐かしく振り返る3人。進行を担い「ドキドキしてきました」と緊張しきりの藤井に、栗田が冗談をとばして場を和ませて収録がスタートした。

オーディオコメンタリーのオープニングのパートでは「聴いたことがあるものでも、全部新録らしいんですよね」と解説する沢城。栗田も「そう、アレンジが違う」と大野雄二が手掛ける音楽の素晴らしさに唸る。また、今作は不二子とレベッカのWヒロインの存在が大きな見どころの一つ。沢城は「不二子が同性に対して妬くとか、ライバル心を燃やすというのはストックになかった」と、これまでとは違う表情を演じたことで感じた不二子の新たな一面について語る。一方、新キャラクターのレベッカを演じる藤井は、監督から“おきゃんで野生児のような感じ”とアドバイスを受け「自由奔放だけど、どこか本音が見えなかったりいろいろ企んでる子なので、そこを考えながら向き合いました」と役作りのエピソードを。

2011年からシリーズに参加している沢城は「不二子のことをというよりは、ルパンのセリフを聞けるようになってきてる。ちょっとずつだけど、やっとスタートラインに立てたシリーズになったのかなという印象がある」と明かす。すると栗田も「俺も最近やっと。山田康雄さんからルパンを作るんじゃなくて、いきなりルパンからスタートできるようになった。今は、ルパンであればいいという自分の中の自覚が出てきて、それがみゆきちゃんにも伝わってんじゃないかな」と、ルパンというキャラクターと向き合う上での真摯な思いを吐露。また今作を「本当の意味でニューファミリーが歩き始めていく作品じゃないかなと思ってます」と期待と自信をのぞかせ、その後も展開する栗田と沢城の熱い演技論に、藤井も思わず聞き入っていた。

最後に、印象的なシーンが盛りだくさんの第1話に対して「ものすごく具材が詰まった五目寿司を食べたよう。とても長いものを見た気がした」と興奮気味に語った栗田。見応え&聴きごたえ十分の「ルパン三世 PART IV Vol.1」は12/23(水)リリース。

ルパン三世 PART IV Vol.1 [Blu-ray]

発売日:2015年12月23日(水)
価格:¥6,000+税
本編:約72分(#1~3)
仕様:VPXY-71415/カラー/ステレオ/リニアPCM 2.0ch/MPEG-4 AVC/片面1層/16:9(1080p HIGH-DEFINITION)

ルパン三世 PART IV Vol.1 [DVD]

発売日:2015年12月23日(水)
価格:¥5,000+税
本編:約72分(#1~3)
仕様:VPBY-14465/カラー/ステレオ/ドルビーデジタル2.0ch/片面1層/16:9

横堀久雄描き下ろし三方背BOX/友永和秀描き下ろしデジパック

■音声特典
・オーディオコメンタリー(第1話 栗田貫一×沢城みゆき×藤井ゆきよ)
■特典映像
・ノンクレジットOP/ED
■封入特典
・ルパン三世シリーズスタッフ色紙集
・ブックレット

公式サイト

原作:モンキー・パンチ (C)TMS