伊藤静、榎木淳弥、今村彩夏出演の『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』先行上映会が開催。将来は北海道でイベントも?

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9月26日、角川シネマ新宿にて、TVアニメ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』の先行上映会が実施された。本イベントでは10月7日より放送がスタートする本作の第1話と、第2話のダイジェスト版が上映。さらにメインキャストの伊藤静さん(九条櫻子役)、榎木淳弥さん(館脇正太郎役)、今村彩夏さん(鴻上百合子役)、そして監督の加藤誠氏を迎えてのトークショーも行なわれた。
トークショーで最初の話題に挙がったのは、『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』というタイトルについてだ。伊藤さんは、タイトルだけではどんな作品か、そして櫻子がどんな人物かまったく想像つかなかったものの、台本をもらってからは一気にのめり込んでいったという。また、自身が演じる櫻子は骨格標本を作る標本士であることから、骨に興味を持ち始めたとか。榎木さんが言うには、収録現場に骨に関する本を持ち込み、レコーディングの傍ら勉強をする姿も見受けられるという。

そんな榎木さんも骨に関して興味を持ったそうだが、それと同時に最後まで展開が読めないストーリーにも魅力を感じているという。タイトルだけを見ると物騒だが、ただ怖いだけではない作品に仕上がっているようだ。そして榎木さんが演じる館脇正太郎について加藤監督は「美味しそうにご飯を食べる姿も見どころ」とコメント。本作は北海道が舞台になっており、さまざまな名物料理や名産品が出てくるとのことなので、物語はもちろん料理の描写にも注目だ。

今村さんは原作とアニメの違いを楽しんでもらいたいとアピールしたほか、自身が演じる鴻上百合子については負けず嫌いな性格であり、櫻子と正太郎に対する接し方の違いも見どころのひとつであると話した。今村さんは百合子に限らず、キャラクターの表情の変化は本作の魅力のひとつだそうで、特に櫻子の拗ねた表情はオススメとのこと。

本イベントでも上映された第1話の見どころにも話が及ぶと、伊藤さんは櫻子が謎を解く際の演出は注目ポインヨのひとつであると話した。これには榎木さんも同じことを思っていたようで、想像力を刺激するシーンに仕上がっているとのこと。

この演出面について加藤監督は、特にOP前のアバンに力を入れていると解説。アニメだからできるカメラワークを駆使したと語っていた。また、北海道の空気感、清涼感を表現するため、実際にロケハンへ行きイメージを膨らませていったという。

この話を聞いた3人は、「自分たちも行きたかった」と口を揃えて言う一幕も。さらには北海道でイベントをやりたいという話にまでなり、これには加藤監督もタジタジの様子。北海道でのイベントが実現するかは分からないが、今後の展開にも期待したいところだ。

また今回の上映会では、TRUEさんが登場し本作のオープニング主題歌「Dear answer」を歌った。映画館で歌うのは初めてだったというTRUEさんは緊張している様子だったが、美しいメロディを披露し観客を盛り上げていた。

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『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』

スタッフ

■ 原作:太田紫織(E★エブリスタ掲載・KADOKAWA 角川文庫刊)
■ 監督:加藤誠
■ 副監督:別所誠人
■ シリーズ構成:伊神貴世
■ キャラクター原案:鉄雄
■ キャラクターデザイン・総作画監督:サトウミチオ
■ プロップデザイン:小川浩
■ 美術監督:伊藤聖 キム ヒョン ス
■ 色彩設計:篠原真理子
■ 撮影監督:津田涼介
■ 編集:右山章太
■ CG ディレクター:小林学
■ 音響監督:菅原輝明
■ 音響効果:上野励
■ 音響制作:ダックスプロダクション
■ 音楽:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
■ 音楽プロデューサー:吉江輝成
■ 音楽制作:ランティス
■ アニメーション制作:TROYCA
■ 製作:「櫻子さん」製作委員会

キャスト

九条櫻子:伊藤 静/館脇正太郎:榎木淳弥/鴻上百合子:今村彩夏/ばあやさん:磯辺万沙子
/内海洋貴:高橋広樹/磯崎 齋:石田 彰/今居陽人:柿原徹也ほか

ストーリー

北海道・旭川。この街には、「櫻子さん」が住んでいる。櫻子さんは、美人で名家のお嬢様。なのに三度の飯より「骨が好き」。そんな彼女と一緒にいると、なぜか僕まで骨と縁ができるようで。骨にまつわる事件と櫻子さんに振り回されっぱなしの僕だけど、それが嫌じゃないのは櫻子さん、きっと、あなたのせいだと思う。

公式サイト

(C) 2015 太田紫織・エブリスタ/KADOKAWA/『櫻子さん』製作委員会