『魔劇「今日からマ王!」~魔王再降臨~』稽古初日レポートが到着。記者会見には聖也、兼崎健太郎、樋口裕太らメインキャストが出席

8月25日(火) 『魔劇「今日から&#x32ee王!」~魔王再降臨~』が稽古初日を迎え、顔合わせ・本読みと共に製作記者発表が行われた。原作小説である「まるマ」シリーズを筆頭に、コミック、アニメと幅広く長きに亘り多くのファンに愛されてきた「今日から&#x32ee王!」は、2013年に初の舞台化として『魔劇「今日から&#x32ee王!」~魔王誕生編~』が上演。今作の「魔王再降臨」はその続編として10月に上演される。

記者会見に出席したのは、前作に引き続き出演する聖也さん(渋谷有利役)、兼崎健太郎さん(グウェンダル役)、樋口裕太さん(ヴォルフラム役)、下村尊則さん(アーダルベルト役)と、新キャストの輝馬さん(コンラッド役)、進藤学さん(ヨザック役)、輝山立さん(村田健役)、千紗子さん(ベアトリス役)、赤星昇一郎さん(ヒスクライフ役)、そして脚本・演出の菅野臣太朗氏を含めた10名だ。

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※以下、メーカー発表の情報をもとに記事を掲載しております。

まずは続投キャストへ「第2弾の製作が決定した時の心境」を聞いた。

「『今日から&#x32ee王!』はこれからも続いていく作品。僕自身も続編をやりたいと思っていたので第2弾製作決定を知ったときは素直に嬉しかった!」と語ったのは主人公・渋谷有利役を演じる聖也。「渋谷有利も周りの影響を受けて成長し続けていくので、これからもどんどん作品が続いて欲しい。そして、観てくださるお客様ともそれを共有していきたい」と喜びを噛み締めていた。

グウェンダル役を演じる兼崎健太郎は、「初演から時間も空き、第2弾ということで原作をもう一度勉強し直した」という。「(初演からの)2年半の期間があった分、キャストもそれぞれ様々な経験を積んでスキルアップしたと思うし、作品自体ももっと良いモノになると期待している」と熱い思いを語った。

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初演の時はまだ10代だったヴォルフラム役の樋口裕太は、「そろそろ続編やらないのかなと思っていたタイミングだったので、2年半振りの『&#x32ee王!』が素直に嬉しかった」と語り、「また気合を入れて一から役作りをしていきたい」と決意を新たにしていた。

アーダルベルト役の下村尊則は、「続編の話は通常キャストにとって嬉しいものだが、今回ばかりは躊躇しギリギリまで悩んだ」と意外な本音をポロリ。
数々の舞台を経験し、一つ一つの作品に真剣に向き合っていく下村だからこその悩みだったようだ。妥協を許さない姿勢に本作への本気度がうかがえる。

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続いて新キャストへ「自分の演じるキャラへの第一印象は?」と質問。

まおみゅ初参戦のコンラッド役の輝馬は、「出演の話を頂いてからアニメを観て、なんてカッコいい役なんだろうと嬉しく思った」と笑顔で語った。「前作を超えて、更にカッコいいコンラッドを演じられるように頑張りたい」と改めて意気込みを語った。

自分の役に対して「髪の毛がこんなにもオレンジ色な人間はいるのだろうかと思った」と、周囲の笑いを誘ったのはヨザック役を演じる進藤学。「女装癖のあるキワモノな役を貰えて嬉しいですし期待に応えたい」、また「(新キャストとして)良い意味で周りに馴染まずに、異質感を出しつつ頑張りたい」と役作りに期待が高まるコメントとなった。

会見では少し緊張した面持ちだった村田健役の輝山立は、「(村田健は)どこにでもいる様な等身大の学生という第一印象を抱いた」と真剣に語った。出演が決まり、役作りのためにアニメを観ていくにつれ「自分の中で村田の印象が覆って、彼がとても魅力的な少年なのだと気づいた」とのこと。新メンバーの一人として「新たな風を吹き込んでいきたい」と意気込みを語った。

メインキャストでは紅一点、ベアトリス役の千紗子は、「第一印象はズバリ、おませさん」と語りつつ、父親役の赤星と目を合わせながら「家族に愛されてすくすくと純粋に育った可愛らしい彼女に近づけるよう頑張りたい」と嬉しそうな表情を浮かべながら笑顔で語った。

登場シーンがユニークな役で「これは出オチで終わるのか?!と思った(笑)」と素直な感想を述べたのは、ヒスクライフ役演じる赤星昇一郎。ベアトリスと父娘関係のヒスクライフを演じるに当たり、「親子の愛情をどこまで表現できるのか、コメディーの手法を上手く使っていこうと、(ベアトリス役:千紗子と)既に打合せをした」と楽しそうに語った。

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最後に、脚本・演出の菅野臣太朗が「ずばり今回の見所は?」という質問に対し、「前作からストーリーが先に進み、今回は主人公・渋谷有利が初めて眞魔国の中で人間領地に行き旅をする、原作でいう『今度は&#x32eeのつく最終兵器!』の話である」と説明。また今回は新宿の全労済ホール/スペース・ゼロということで、「初演より空間が広い劇場なので、美術セットや照明を上手く使うことで『今日から&#x32ee王!』の世界観を前作以上に出せると思っている」と期待が膨らむコメントを披露。

前作よりもアンサンブルが増えたのでダンスナンバーが豪華になることや、花道を使った演出で劇場全体を“眞魔国”の世界観にする。また原作の面白さである“コメディー”や“ギャグ”といった要素をしっかり入れ、初演では見せられなかったキャラクター達の新たなる一面を魅せていくといった具体的な演出プランも飛び出し、キャスト陣も興奮していた様子だった。

前作より約2年半の年月が経ち帰ってきた『魔劇「今日から&#x32ee王!」』は、作品だけでなくスタッフ・キャストが成長し、パワーアップした作品となる。様々な舞台、映画、バラエティの数々をこなし、演技・アクションともに更なる成長をし続けている続投キャストは、「役者として多くの場数を踏み様々な経験をしたことでパワーアップした姿を魅せられるはずだ」と声を揃えている。

新キャストたちも数多くの舞台に出演している実力派揃い。演技はもちろんのこと、歌やアクション、ダンスなど十分に見応えあるものになるだろう。新キャストとして加わった輝馬、進藤、輝山、千紗子、赤星は『まおみゅ』に新しい風を吹き込むと熱く語った。

スタッフ・キャスト一同が10月の本公演に向け、一丸となって『まおみゅ』の世界観を創り上げる。これから始まる稽古に向け、大いに期待が高まる記者会見となった。

その他の質問

稽古初日の本読みを終えた率直な印象・感想

聖也「とても盛り沢山の内容で、前回よりも世界観の華やかさも増している。魔族と人間の中立に立つ役として“戦争反対”」というテーマについても、観に来てくれるお客様に伝えたい」

稽古場でみんなと仲を深めるために何か考えていることはありますか?

聖也「ボクと裕太(樋口裕太)は初演の時まだ10代だったが、今回はもう20歳を超えたということで、みんなで飲みに行きたい」

樋口「ボクも同じこと言おうと思ってた(笑)」

公式サイト

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