『がっこうぐらし!』第3話「あのとき」アフレコ終了後の水瀬いのり&茅野愛衣インタビューが公開に

先日のTOKYO MXを皮切りに放送がスタートしたTVアニメ『がっこうぐらし!』第3話「あのとき」より、アフレコを終えた水瀬いのりさんと茅野愛衣さんへのオフィシャルインタビューが到着した。

――第3話は、ナレーションを務めるなど、まさにめぐねえの回でしたね。

茅野:今までほわほわとしていただけのめぐねえだったんですけど、今回はいろいろと語る場面が多くて(笑)。

水瀬:まさに「めぐねえ無双」(笑)。

茅野:あはは、ゲームにありそう(笑)。台本をいただいたときから「あ、これはお当番回かな」と思ってはいたんですけど……。でも“事件”が起きた当時のことが、これまで以上に描かれていて、わたし自身も結構、衝撃を受けました。

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――なかでも印象的だったところというと?

茅野:やっぱり、お母さんとのメールのやり取りのあたりとか。原作では描かれていなかった部分まで描かれていたので、そのあたりは印象的でしたね。あとはカミムラ先生とのやりとりもそう。たぶん第1話を観てくださってた方は、「ああ、あの人がここに」って思っていただけたんじゃないかな、と思います。

――今回、アフレコに臨まれてみて、彼女に対する印象も変わりましたか?

茅野:事前に原作を読んでいたので、それほどイメージは変わっていないといえば、変わっていないんですけど……。ただ、こういうシリアスな語りは初めてで。ゆきちゃんたちに対して、めぐねえが何を考えているのか、心情を語る場面も多かったですからね。「ああ、彼女はこういうふうに考えて行動していたんだな」というのがわかったというのはあります。そういえば、くるみちゃんの恋愛相談にも驚きました(笑)。

水瀬:あそこも原作にはない場面ですよね。

茅野:あのときのくるみちゃんの心情だったり、それを聞いたときのめぐねえの反応だったり……。改めて先生でいることの覚悟、みたいなのを感じたり。教頭先生からは「友達感覚で」って怒られたり、あるいはお母さんに心配されてるめぐねえですけど、それでもどうすれば自分が教師を続けていけるのか? 彼女は彼女なりに悩んでいたんだなって、ちょっと切なくなりましたね。

水瀬 私としては、めぐねえが車を運転しているのが、ちょっと驚きで(笑)。「あっ、免許持ってるんだ」って。

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――あはは(笑)。

水瀬:みんなといると、やっぱりほわほわしてるし、そういうイメージがなかったんですけど、車を運転して学校まで来ていたりとかするのを見ると「あ、大人の人なんだな」って思って、ちょっとこう……なんか、ドキッとなりました。

茅野:運転できなさそうだもんね。

水瀬:そうなんですよ(笑)。でも、運転中にちょっと横を見る余裕があったりして。

茅野:そうそう。

水瀬:意外とやるなあっていう。あとはやっぱり、りーさんにしてもくるみちゃんにしても、めぐねえに対して言えることがあったり、等身大のままの彼女たちでいられる。そういう意味でも、この4人にとってめぐねえという存在は、きっと大きい、欠かせないものなんだろうなと思いました。

――前半では、おふたりだけの掛け合いもありましたが……。

茅野:やっぱり補習なのね、と思いました(笑)。

水瀬:はい、すみません。

茅野:いのりちゃんが謝ることじゃないんですけど(笑)。しかもそのやり取りが、すごく可愛くて。駄々をこねて「お腹すいたー」とか「お菓子食べたい!」とか。で、それに対してめぐねえが「あとでね」ってなだめる、みたいな。なんか本当に、親子というか姉妹みたいな関係だなって。

水瀬:私のなかでは「めぐねえ=愛衣さん」っていう図式が、完全にできあがっていて(笑)。いつもの愛衣さんの雰囲気が、自然とめぐねえとリンクしちゃっていて――役を通してではあるんですけど、愛衣さんに駄々をこねる幸せ、みたいなものを勝手に感じてました。

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――あはは(笑)。

水瀬:なんというか、すごく幸せな場面で。口では「もう帰る!」って言ってるんですけど、ゆきは不機嫌で怒ってるわけじゃなくて、そういうやり取りすらも日常の延長なんだろうな、っていう。本当にお互いが心を許してるんだろうな、と思えて、胸がキュンとなりましたね。

茅野:いやあ、ありがたい。役得ですね……。クラスの場面では、みんなでガヤを録ったんですけど、つい当たりがキツくならないように、マイルドになっちゃうんですよ(笑)。「かわいそうだよねー」「勉強苦手なのかなー」とか。どうしても「あの帽子、ププッ」みたいなのが言えなかった(笑)。

――水瀬さんから見て、茅野さんとめぐねえのどういうところが近いんでしょう?

水瀬:なんですかね。どこっていうか、まとっているオーラもそうだし……。なんかこう、そばにいると話したくなるというか、お話しすると癒されるんですよ。あと、みんなをまとめるときの言い方も柔らかくて、「みんなー、(アフレコが)始まるよー」みたいな。そうすると、こっちもやっぱり「はーい」って返事をしちゃうんです。

茅野:そうやって聞くと、学校みたい(笑)。今日も、アフレコの差し入れをいただいたので「みんなー、大福をいただいたよー」とか。そういうところは確かに、担任の先生っぽくなっている気がする!(笑)

水瀬:いやあ、癒されます。

茅野:のんびりしてるからね、たぶん。自分で言うのもおこがましいんですけど。

――あと後半では「学園生活部」の部室でキャンプをするシーンがありましたけど、おふたりはキャンプに行ったことは?

水瀬:あります!

茅野:小さい頃にはあるかなあ。

水瀬:あ、でもキャンプって、テントを張らないとダメなんですか?

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――いや、そんなことはないと思いますけど(笑)。

水瀬:ホテルに泊まっても、川とかに行けばキャンプですよね(笑)。川でニジマスを捕まえたり、あとは飯盒炊爨(はんごうすいさん)をやったり……。

茅野:あはは(笑)。わたし、そういうのやったことないかも……。

水瀬:美味しいですよ、おこげも。

茅野:アウトドアが苦手ってわけじゃないんですけど、機会があまりなくて。あとわたしはすごく蚊に刺されやすいので、あまりそういうところに行かないというのもある(笑)。

水瀬:もしかしてO型ですか?

茅野:そう、O型。

水瀬:やっぱり!

茅野:O型って、やっぱり刺されやすいんですって。誰かと一緒にいても、わたしだけ刺されるのはそういうことかっていう。あ、でもテントを張った経験でいうと……、サファリパークって行ったことある?

水瀬:ないです。

茅野:たぶん小学生くらいのとき、富士サファリパークに行ったときに、テントを張ったりしましたね。

水瀬:サファリパークでキャンプって、動物に襲われたりしないんですか?

茅野:動物はね、放し飼いじゃないから(笑)。というか、キャンプできる場所があるんですよ。じゃないと、ライオンとかさすがにヤバいでしょ!(笑)

水瀬:今、すごいなーってちょっと思っちゃった……(笑)。

――では最後に、次回以降、どんなところを楽しみにしているか、お伺いしますね。まずは茅野さんから。

茅野:今回、こうしてめぐねえのことが描かれたということは、きっとこの後、彼女にも何かドラマがあるのかな、と。めぐねえがただの“先生”だけじゃなさそうだぞ、というのは、なんとなく感じていただけたかなと思います。とはいえ、あまり深く考えすぎずに、素直な気持ちで見ていただいた方が、楽しめるんじゃないかなって思います。

水瀬:第3話でも、ゆきはこれまでに見せたことない表情を見せてくれたんですけど、きっとそういうことが、ほかのキャラクターにもいっぱいあるような気がするんですね。なので、茅野さんと同じように「来週はどんなことが起こるんだろう?」くらいの気持ちで、学園生活部の4人が見せる表情を、まっすぐに受け止めてほしいなと思います。

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