小澤亜李さんはお化けを信じてる…?『がっこうぐらし!』第2話「おもいで」アフレコ終了後キャストインタビューが公開

7月より放送がスタートしたTVアニメ『がっこうぐらし!』について、第2話のアフレコを終えた水瀬いのりさん、小澤亜李さん、M・A・Oさん、高橋李依さんのインタビューが公開された。くるみにスポットがあたった本エピソードについて、小澤さんが印象を語っているほか、キーワードになっている肝試しに関する思い出などが飛び出している。

――第2話の放映が終わったわけですが、今回はくるみがナレーションを務めるなど、彼女にスポットをあてたエピソードでしたね。

小澤:そうですね。くるみの過去が描かれていたり……。第1話のときは、わりと元気に走りまわっていたりしたんですけど、今回の第2話を観ると、じつは気丈に振る舞ってるんだなということがわかる、そういうシーンがいっぱいありましたね。

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――一方、水瀬さんが演じるゆきは……。

水瀬:ゆきとしてはあまり変わりなく(笑)。ただ亜李ちゃんが話したみたいに、くるみが見てきたあの現実を踏まえたうえで第1話を観直すと、みんなすごく大人なんだなって感じますね。……こう、なんだろう、本心を隠すのが上手いというか。「じつはこの笑顔の裏には、なにかあるんじゃないかな?」みたいな感じがあって、またちょっとくるみに対する見方が変わる。よりいっそう彼女のことが好きになるエピソードになっているな、と思いました。

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――収録をしていて、一番驚いたところはどこでしょうか?

小澤:驚いたというわけではないですが、印象的だったのは花瓶。「学園生活部」の部室に花瓶が置いてあるんですけど、そこで咲いている花言葉がト書きに書かれていたんです。「蕾のままでいて」だったかな? すごく意味深な花言葉で。

水瀬:あそこは気になって、みんなで「どういう意味が込められているんだろう?」って話し合いました。

――確かに、そういう細部が気になる作品ですよね。

小澤:今の段階では、まだ学校の中しか描かれていないんですけど、みんなで「こういう事態になっているのは、はたしてこの地域だけなんだろうか?」みたいな話をしたりとか。そのあたりはすごく気になります。

――世界の在り様が少しずつわかってきたわけですが、もしおふたりがこの状況に放り込まれたとしたら、まず最初に何をしますか?

水瀬:えーっ……警察を呼ぶ?

小澤:警察はいないんだよ(笑)。

水瀬:警察もいないの?

小澤:そうそう、頼りになる人は誰もいないんだから(笑)。私はたぶん、諦めちゃうと思いますね。

――ネガティブシンキングですね(笑)。

小澤:私、よく考えるんですよ、悪いことがあったらどうしよう? って。で、結果として「もう諦めちゃおう」と(笑)。

水瀬:確かに、どうせやられるなら、さっさと諦めた方がいいかもしれない(笑)。

小澤:必死になって苦しむよりは、自分でちゃんと「諦める」方を選択したいかな、と思っちゃう。

水瀬:襲われたときでも、だったら自分から抱きついてやられたい(笑)。追い詰められるのがイヤなんですよ。だから、自分から進んでやられる。

小澤:覚悟を決めて、やられるぞっていう。絶対に戦おうとはしない(笑)。

――暗い結論だ(笑)。では少し話題を変えて、第2話では日常の楽しい場面もいくつかありましたが、ひとつだけお気に入りを選ぶとしたら、どこでしょうか?

水瀬:みーくんが、ゆきを起こしに来る場面かな。オタマをガンガン叩いて起こそうとするんですけど、それに対してゆきが「オタマはそうやって使うんじゃないよ」みたいなことを言うんです(笑)。そこがなんか、いかにもゆきらしいというか……。私は、ゆきとみーくんの関係性が好きなんですよね。みーくんみたいな妹とか後輩がいたら、私もゆきみたくなっちゃいそうだな、って。高橋さんのお芝居を聞いていると、しっかりした年下の子って魅力的だなあ! って思います。

小澤:私がキュンとしたのは、ゆきと太郎丸の歌のシーンですね。もう、掛け合いがたまらないくらい可愛くて……。あれはサントラで出たら、絶対に買います(笑)。

水瀬:全員の名前を言うんだよね。

小澤:メンバーを紹介してくれる(笑)。

水瀬:あそこは台本が空欄になっていて、自由にやってみてください、って流れだったんですよ。

――なるほど、アドリブだったんですね。

水瀬:だったら、メンバー紹介でもしようかな、っていう(笑)。

小澤:そのアドリブに対して、太郎丸も「ワンワン!」って――出てくる名前ごとに、元気があったりなかったり。私はくるみ役なので、「おいっ!」と思ったんですけど(笑)、それにしてもたまらなかったです。

――あと第2話というと、肝試しですね。おふたりは肝試しをやったことはありますか?

小澤:1度ありますね、林間学校というか、修学旅行で。とはいえ、あんまり怖い感じじゃなくて。だってお化けが本当に出たら、大変ですし(笑)。

――ということは、小澤さんはお化けを信じてる……?

小澤:いますよ! いますって! たぶん……見たことはないですけど(笑)。そのときの肝試しは、夜に山道を歩く、みたいなヤツだったんですけど、やっぱり闇に包まれてるじゃないですか、都会じゃないから。それがすっごく怖くて。

――じゃあ、お化け屋敷もダメ?

小澤:私は本当にビビリなので、お化け屋敷にも絶対入らないタイプ。わかっていても大きな音がダメなんですよ。

――水瀬さんはいかがですか?

水瀬:あります、あります。亜李ちゃんと同じ漢字で、林間学校みたいなのに行ったときにやりました。でも全然怖くなかった。

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――あはは(笑)。

水瀬 空気は澄んでるし(笑)。お化けを信じない……っていうと、ちょっとかわいそうなので、半信半疑ですかね。やっぱりいい霊もいると思うので。

小澤:守護霊ね!

水瀬:そうそう。あとお化けも人と一緒で、いいお化けもいれば悪いお化けもいるんじゃないかな、って。そういう感覚で考えているので、それほど怖いという意識はなかったです。もし来られても、話せばわかってもらえるんじゃないかな? みたいな(笑)。

――そんなお化けはいるのかしら?(笑) それはさておき、ここまでの2話を踏まえて、これからの展開に期待していることを、最後にお伺いできますか?

小澤:アニメはマンガとはまた違う見せ方をしているところがあって――例えば、最初の段階からみーくんが一緒にいたりとか。なので、原作を知ってても楽しめる展開になっていると思うので、そのあたりが今後、どんなふうに描かれるのか。楽しみにしています。
水瀬:第2話はくるみにスポットが当たって、少しだけ彼女たちの過去が明らかになったんですけど、まだまだすべてじゃないんですよね。あくまで断片的に、鍵になるポイントだけ抜粋して、みなさんに観ていただいたことになると思うんですが、これからそういう断片がだんだん組み合わさっていくんだろうな、と思いました。で、それが最後まで組み上がったときに、ゆきだったり、ほかのキャラクターの新しい表情が見えるのかな? と。なのでぜひ寝落ちせずに(笑)、リアルタイムで楽しんで見てみてください。

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