抱腹絶倒の展開にファンも絶頂!?「洲崎西」3度目の単独イベント『ざきにし春の豚まつり~Majiで絶頂5秒前~』レポート

5月24日、東京・中野サンプラザにて、ラジオ番組「洲崎西」の単独イベント『ざきにし春の豚まつり~Majiで絶頂5秒前~』が開催された。2014年夏・冬に続き、「洲崎西」にとって3回目の単独イベントとなった今回は「昼の部」と「夕方の部」の2回公演で開催。本稿では、まさかのTVアニメ化も発表され、大いに盛り上がった昼の部の模様を紹介する。
ステージ上に洲崎さんと西さんが立つと、洲崎さんは開口一番「みんな豚っぽい格好してなくない!?」とファンに向かって一言。そして西さんも「中野サンプラザ、まだ潰れてなかった!」とコメント。実は2回目の単独イベントも同会場で行われたのだが、その当時から中野サンプラザ解体のニュースが流れていたのだ。そんなネタを散りばめつつ、早速ファンの心を掴んでいる様子だった。

そんな洲崎さんと西さんだが、ここで気になるのは2人が着ているなんとも派手な衣装だ。これは以前のラジオ放送内で出た「キラキラしたバブリーな衣装にしよう」という案を元に2人が原宿で買ってきた衣装とのこと。しかし、イベントが進行すると2人とも「暑い!」と言って、ステージ上の豚オブジェに上着を預けてしまう一幕もあった。

「洲崎西」が生まれたきっかけとは?

2013年7月に始まってから、5月26日の放送で記念すべき第100回目を迎えた「洲崎西」。そんなタイミングということもあって、本イベント最初のコーナーでは「洲崎西」放送開始当初を振り返ることに。ここでトークのメインになったのは、番組名を考えたときのことだ。2人ははじめ「ポンと出てコツコツ頑張るラジオ」、略して「ポンコツラジオ」という名前を考えていたそうだが、そこに西さんのマネージャーが「『洲崎西』がいいんじゃ…」と繰り出してきたとか。西さんいわく、これは高知県にある高速道路の「須崎西インターチェンジ」をヒントに考えたものだったという。
このタイトル案を聞いたとき洲崎さんは、「ラジオが面白くてもつまらなくても大丈夫なタイトル」だと思い、すぐに賛成したとのこと。というのも、番組が面白くなったときはセンスの良さが光り、万が一つまらなくなったとしても「こんなタイトル付ける番組だしな…」と思われ笑いを誘えるのではと考えたとのこと。

対する西さんは、もっとプリティーな名前が良かったそうで、口では「いいですね!」と言っていたものの、内心は不満に思っていたことも明かしていた。この事実は洲崎さんも知らなかったようで、驚くと同時に「101回目から変えようか!」と、今度は観客を驚かせるアイディアまで披露していた。

またここでは、お互いが良いところを教え合うという、仲の良い2人ならではの会話も展開。まず洲崎さんだが、西さんの笑い声がとても好きだそうで、「明日香が笑うとみんなも釣られて笑うのは才能だと思う。こんな彼女いたら毎日幸せだよ」と話すと、会場からは大きな歓声が湧き上った。

そんな西さんは洲崎さんについて「人との距離を縮める能力は半端ない!」と、コミュニケーション力を絶賛。仲良くなろうと思うと、誰とでもすぐに仲良くなってしまうというのだ。その反面、慣れてない現場に行くと隅のほうで小さく座っているそうで、西さんはそんな姿も「かわいい」と言っていた。

ファンが思う「洲崎綾はなぜ男ができない」理由とは

続いては、事前にファンからとったアンケートの結果を紹介するコーナーに移る。アンケートで投げかけられた質問は、ズバリ「洲崎綾はなぜ男ができないのか」。結果はランキング形式で発表され、その度に大きな歓声と笑いが巻き起こっていた。
5位は「理想が高すぎるから」。洲崎さん本人は「そんなことないですよ!」と否定しながらも、実際に理想を語り始めると「ちょっと太ってて、首が太くて、面白くて、優しい。私の弟の面倒もみてくれる人」と次から次へと飛び出してくる。これには西さんだけでなく会場のファンも、改めてアンケート結果に納得している様子。

4位は「なんでも言っちゃうから」。これについて洲崎さんは「付き合ってる人のことは絶対言わないから大丈夫」と反論。そして畳み掛けるように、観客の1人に向けて「私と付き合ってるとして、デートのことを話されるの嫌ですか!?」といった具合に聞いてみたりと、ステージ上で自由に立ちまわる姿も印象的だった。

3位は「モテてるけど気づいていない」。今までとは一転、この回答には洲崎さんも「そっかぁ、それじゃあしょうがないなぁ」とまんざらでもなさそうだった。すると西さんが「ちょっとめんどくさい感じになってきた…」とポツリ。このやりとりもまた、ファンの心を掴んでいる様子だった。

2位は「あっちゃん(西さん)が好きすぎるから」。この結果はファンとしても納得のようで、観客席からも「あー」といった声が漏れていた。それを受けて洲崎さんが「じゃあこれからは、あっちゃんのことが好きなことをひた隠しにします」と宣言すると、途端に切ない表情を見せる西さん。洲崎さんがすぐさま「ごめん嘘だよー」と弁解する一幕も。

そして1位は「スケベが爆発してるから」で、これがスクリーンに映し出された瞬間、会場は笑いと拍手の嵐に包まれた。この結果を受けて洲崎さんは「納得いかない」と言っていたが、西さんは「私はしっくりきてるよ」と笑顔でコメント。とまぁこんな具合に、アンケートコーナーは幕を閉じた。

クイズコーナーに田丸篤志さんも登場!?

次いで行われたのはクイズコーナー。2人が多彩なクイズに答えていき、正解の数だけ次のロケ地を決めるダーツに挑戦できるというものだ。第1問は「豚まつり」のイベントタイトルにちなんで、2種類の生ハムからより価格の高いものを当てる格付けクイズ。2人は揃って「Aは安っぽいしょっぱさだ!」という理由で「B」を選択するも、なんと答えは「A」で不正解。ちなみに正解の「A」はハモン・セラーノという生ハムで、価格は驚きの100g3,600円。その事実を知った2人は、途端にモグモグと食べ始めていた。

続いて血圧計がステージに現れ、洲崎さんと西さん、どちらの血圧が低いかクイズに。事前に予想する際には、殺人事件の寸劇をやりながら脈を測ったり、ファンの意見を聞いてみたりとあの手この手で考えるが決めきれず、結局じゃんけんで「西さん」と回答。ところが、実際に測定すると洲崎さんのほうが低い結果となり、またも不正解になってしまった。

3問目も不正解となり、ここまですべて間違いだったが、4問目でようやく正解が生まれる。その問題はスタッフダービークイズというもので、番組のスタッフである植木さん、露木さん、南本さん、ふかわさんの4人がカラーボールを観客席に投げ、誰が一番遠くまで飛ばすかを当てるという内容だった。洲崎さんと西さんは、草野球経験者である「ふかわさん」と予想すると、見事にその期待に応えたふかわさんが、唯一二階席まで投げ入れてみせた。

最後のクイズは、洲崎さんと西さんに馴染みのある人物から出題される。その人物とは「洲崎西」のDJCDにも出演した田丸篤志さんで、「2人に一番言いたいことは?」との問題。この難題に2人は頭を悩ますが、最終的に西さんは「ありがとうございます!ありがとうございます!」というMっ気溢れる内容と予想。そして洲崎さんは、「DJCDの収録時に2人の魅力を再発見したよ」といったものと予想。

気になる答えは、「あっちゃん、かわいくなったね。ぺっちゃん笑顔がすてきだね。ただ中身がなぁ~」という、褒めつつも厳しい一言も忘れない、3人の仲の良さを感じさせるものだった。若干の齟齬はあったものの、ここは洲崎さんが正解という判定になり、無事2本めのダーツを獲得。その後、ロケ地決めダーツが行われ、今度は群馬県へ行くことが決定。惜しくも2人の希望であったグアムの夢は叶わなかったが、次回のロケも楽しみにしたいところだ。

イベントのラストでは2人が絶頂にチャレンジ

イベントも終盤に差し掛かると、本イベントを象徴するかのようなコーナー「ざきにしがMajiで絶頂5秒前」に突入。洲崎さんと西さんが、どうしたら“絶頂”を迎えられるかを試していくコーナーだ。最初は西さんが洲崎さんの耳に向けて息を吹きかけてみることに。西さんが自然な会話の流れで耳に近づき息を吹きかけると、洲崎さんは「キャー!!」という叫び声とともに狼狽。見事に成功となっていた。
次は洲崎さんがハグすることで、西さんが“絶頂”を迎えられるか挑戦することに。今回はセットを使い、お祭りにデートをしに来たカップルという設定で寸劇を展開。しかし、洲崎さんは西さんに比べて若干背が低かったことも災いし、惜しくも“絶頂”とはならず……。しかしそこで寸劇は終わらず、なんと今度は洲崎さんのほうが西さんの耳に息を吹き返した。これも西さんには効果が抜群だったようで、無事に2人とも、“絶頂”を迎えたことでコーナーは終了となった。

最後に2人が簡単な挨拶を終え舞台から捌けると、突如としてスクリーンに映像が流れ出す。この時初めて「洲崎西」のTVアニメ化が発表されたのだ。観客席からはこの日一番の大歓声が起こると、2人が再び登場。洲崎さんは会場に駆けつけたファンへ感謝の気持ちを述べるとともに、「あっちゃんが相方で本当に良かったと思っています」と西さんに向けてのコメントも残していた。そして西さんは「これからも『洲崎西』を、みんなと一緒に盛り上げていきたいと思います!」と力強く宣言。いつまでも続く歓声の中、ステージは幕を閉じた。

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