収録時は常にアクセル全開で―『監獄学園』制作発表会で神谷浩史、小西克幸らキャスト陣が意気込みを語る

2011年より「ヤングマガジン」にて連載を開始、第37回講談社漫画賞を受賞、発行部数555万部を突破する平本アキラによる学園脱獄コメディ『監獄学園(プリズンスクール)』。TVアニメ化発表から大きな話題になっている本作の制作発表会が、5月27日に行われた。

イベントの冒頭では、アニメの最新PVが上映。このPV内でキャスト陣が初めて明らかになると、続いて神谷浩史さん、小西克幸さん、鈴村健一さん、浪川大輔さん、興津和幸さんが囚人服姿で登壇。本作にかける思いなどを存分に語っていった。

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まずそれぞれが演じるキャラクターを、ときに真面目に、ときにキャラクターの個性を引き出した形で説明。中でも浪川さんは、話している最中に咳き込んだりと、キャラになりきって説明している姿が印象的だった。
PV内では女性キャスト陣も発表されており、会長の万里役は大原さやかさん、副会長の芽衣子役は伊藤静さん、書記の花役は花澤香菜さんがそれぞれ担当。また、監督には水島努氏、シリーズ構成は横手美智子氏、キャラクターデザイン・作画総監督は谷口淳一郎氏、アニメーション制作はJ.C.STAFFと、スタッフ陣も明らかに。発表会に同席したチーフプロデューサーいわく、本作をアニメ化するのであれば「水島監督以外ありえない」と当初から考えていたとのこと。そのため、「戦車のアニメや、アニメ制作のお話が終わるのをずっと待っていた」と語り、会場の笑いを誘っていた。

神谷さんによると、収録現場では水島監督から、「とにかく大声で」という注文を受けていると明かした。そのため、常にアクセル全開で演技をしているとか。ちなみにそんな神谷さんだが、実は水島監督から直接出演のオファーをもらっていたという。そのタイミングでは原作を読んでいなかったそうだが、読んでみるとすぐに惹きこまれ、「ぜひ出演したい」と回答したとのこと。

アンドレを演じる興津さんによると、アニメならではのオリジナル要素も加味されているという発言もあった。アニメではアンドレがどのような活躍を見せるのかにも期待がかかる。また、ジョーを演じる浪川さんは、アニメ内でもやはり咳き込むシーンが多いそうで、咳の途中でセリフを言うパターンが多いという。一方で浪川さんは、「みんな作品が好きで、同じ方向を向いている」と収録現場の雰囲気を説明していた。とてもいい環境の中で収録は進んでいるようだ。

そしてオープニング曲とエンディング曲は、どちらも壇上に上がった5人によるユニット「監獄男子」が歌う。オープニング曲「愛のプリズン」は、大槻ケンヂさんが作曲、NARASAKIが作曲を担当。エンディング曲「罪深き俺たちの賛歌」は、作詞をくまのきよみさん、作曲を高木隆次さんがそれぞれ担当。

すでにレコーディングを終えたという小西さんいわく、楽しかったものの、声が出なくなったという感想が聞かれた。また、採用されている歌詞は第二校で、初期の歌詞は色々酷い内容だったため、修正が入ってしまったとのこと。

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『監獄学園』は、2015年7月より、TOKYO MX、KBS京都、サンテレビ、テレビ愛知、BS11、ほかにて放送開始予定だ。

監獄学園

スタッフ

原作 :平本アキラ(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督 :水島努
シリーズ構成 :横手美智子
キャラクターデザイン・総作画監督 :谷口淳一郎
美術監督 :森尾麻紀
色彩設計 :日野亜朱佳
撮影監督 :大河内喜夫
編集 :後藤正浩(REAL-T)
音響監督 :水島努
音楽 :中川幸太郎
プロデュース :ジェンコ
アニメーション制作 :J.C.STAFF

キャスト

キヨシ:神谷浩史
ガクト:小西克幸
シンゴ:鈴村健一
ジョー:浪川大輔
アンドレ:興津和幸
万里(会長):大原さやか
芽衣子(副会長):伊藤静
花(書記):花澤香菜
ほか

公式サイト

(C)平本アキラ・講談社/八光学園裏生徒会