ノベルコンテスト「なろうコン」選出作品『宝石吐きのおんなのこ』が5月3日に発売。主催担当者からのコメントも到着

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日本最大級のノベルコンテスト「なろうコン」第2回目の選出作品である『宝石吐きのおんなのこ~ちいさな宝石店のすこし不思議な日常~』(原題『宝石吐きの女の子』)が、5月3日に発売となる。
イラストは、イラストレーターの景氏が担当。景氏はイラストコンテスト「Crafe」の第5回において「ぽにきゃんBOOKS賞」に選出された イラストレーター。可愛らしく、そして綺麗に世界観を表現したイラストで作品を彩っている。本作では、上記2つのコンテストのタイアップ作品という形だ。

今回、「なろうコン」の主催者である黒澤氏からのコメントも到着している。作品の魅力が大いに語られているので、ぜひ読み進めてほしい。

「なろうコン」主催者に聞く

Q:「この作品が選出された時、コンテスト主催としてはどのように思いましたか?

第一声は「いいんですか?!」だったと思います。誤解を招かないように説明しますと、こちらの作品は「小説家になろう」のサイ トの中では、読者の投票によるポイントが上位の作品では、決してなかったからです。

『宝石吐きの女の子』は、我々としてポニーキャニオンさんに、なろうコンに応募されていた作品を20作品程度推薦する中で選んでいただきました。 他に「小説家になろう」で流行の作品が数多くある中で、『宝石吐きの女の子』という作品の魅力を最重要視して決定していただいたことは強く印象に 残りました。

作品単体での強い魅力自体には我々も気付いておりましたので、あらゆる前提条件を取り払って尚、魅力ある作品だと判断されたのだなと思いま した。

Q:「宝石吐きのおんなのこ」の魅力とは?

いわゆる「なろう系」が、一つの大きな流れを作っている昨今のラノベ業界。その中でこの作品は異質であるとも言えます。この作品の登場人物たちは、なろう系の王道である「主人公がチート能力を持ったり、異世界で活躍したり」…することは全くなく、穏やかなほっこり とした空間が流れている世界で生きています。

その中でクリューというヒロインには何故か読者を惹きつける魅力があります。流行りのジャンルではないにもかかわらず、このような感覚に陥るのはなぜか。その理由を突き詰めた結果分かった事があります。それは…「かわいい はチートである」ということです。クリューは、ビジュアルではなくその仕草・言動で、読者の心を鷲掴みにします。そしてかわいいが故に、登場人物達の「守ってあげたい」という保護欲をかきたてます。

それは、自分が弱くとも「守ってあげたくなる」人を得ることが出来る、ある意味では最強のチートなのではないでしょうか…? この原始的で、かつ全く新しいチート能力こそが、新たなラノベ業界の流れを作ってくれると期待しています。

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宝石吐きのおんなのこ~小さな宝石店のすこし不思議な日常~

著:なみあと
イラスト:景
発売日:2015年5月3日(日)/ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ
価格:¥650(本体)+税 

なろうコンとは?

国内最大級の小説投稿サイト「小説家になろう」で開催されている小説賞。出版社の枠を超えて合計6社の出版社が参加し、まだ見ぬ才能を世に送り出している。応募総数は国内のあらゆる小説賞の中でも最大規模を誇る 6284作品。受賞作品だけでなく、ピックアップや感想・イラスト提供サービスなど、どの参加者でも楽しめるコンテストとなっている。

※第3回の最終通過者5月下旬発表予定
なろうコン公式サイト:http://www.wtrpg9.com/novel/

公式サイト

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